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2018年7月29日(日)
新潟競馬11レース(15時45分発走)
第16回 アイビスサマーダッシュ(G3)
新潟芝1000m 3歳以上別定
《アイビスサマーダッシュのレース展望》
夏の新潟競馬開幕週のメインレースはJRAで唯一となる直線競馬の重賞レース・アイビスサマーダッシュ!昨年はアイビスサマーダッシュと全く同じ新潟芝1000mのオープン特別・韋駄天ステークスを快勝したフィドゥーシア(石橋脩騎手)が単勝オッズ2.8倍の1番人気に支持され、そのフィドゥーシアが早め先頭からの押し切りを目論みましたが、新潟芝1000mで好結果を残しているベテラン・西田雄一郎騎手騎乗のラインミーティア(8番人気:38.7倍)がゴール板手前で勝ちパターンに持ち込もうとしたフィドゥーシアを差し切り、初の重賞タイトルを奪取しました。アイビスサマーダッシュをはじめとするサマースプリントシリーズは「牡馬<牝馬」の傾向が色濃くなっていますけど、過去5年ベースのアイビスサマーダッシュは牡馬3勝・牝馬2勝という成績になっていますので、「夏は牝馬を狙え!」という競馬の格言通りの決着にならない可能性も考えておきましょう。今年の顔ぶれを見てみると、ダイメイプリンセスやアペルトゥーラといった新潟芝1000mのオープン特別を勝ち切った実績を持つ直線競馬巧者のほか、前年3着からのジャンプアップを狙うレジーナフォルテ、軽量が魅力的な3歳馬・ラブカンプーなど、新潟芝1000mの条件がピッタリ合いそうな快速馬が勢ぞろい!サマースプリントシリーズの行方を大きく左右する電撃戦・アイビスサマーダッシュにどうぞご注目ください!
《予想オッズ》
①人気 ダイメイプリンセス 3.8倍
②人気 ラブカンプー 4.6倍
③人気 レジーナフォルテ 5.3倍
④人気 ベストマッチョ 7.0倍
⑤人気 カラクレナイ 7.5倍
《出走予定馬分析》
🐎アペルトゥーラ
(牡7歳 父マツリダゴッホ・母フサイチリニモ)
ネオリアリズムやリアルインパクトといったGⅠホースが近親にいるのですが、JRAの未勝利戦を勝ち上がる事ができず、園田競馬への移籍を余儀なくされ、その園田競馬で4戦3勝の実績を残してからJRAへの再転入を果たす、という経歴を持つ遅咲きの苦労馬です。昨夏までは1000万条件でくすぶっていましたけど、直線競馬初参戦となった6走前・驀進特別で約1年半ぶりの勝利を挙げるなど、新潟芝1000mのレースで4戦3勝の結果を残し、一気に素質を開花させました。前走・韋駄天ステークス(OP・新潟芝1000m)は勝ったダイメイプリンセスから0.6秒離された6着に敗れていますけど、久しぶりの直線競馬でレースの流れに乗り損ねただけでなく、勝ち馬・ダイメイプリンセスより3kg重いハンデ(56kg)を課されていた事も前走の敗因に挙げられますので、別定重量戦に替わる今回は一気の変わり身があっても驚けないのではないでしょうか。
🐎ダイメイプリンセス
(牝5歳 父キングヘイロー・母ダイメイダーク)
53kgの軽いハンデに恵まれたとはいえ、2走前の韋駄天ステークス(OP・新潟芝1000m)で2着馬に2馬身(0.3秒)差をつける圧巻の走りを見せている充実一途の5歳牝馬。ダイメイフジとの姉弟対決が実現した前走・CBC賞(GⅢ・中京芝1200m)は勝ち馬から0.5秒差の9着に敗れていますけど、新潟芝1000mの条件では2戦2勝という好結果を残していますし、CBC賞がアイビスサマーダッシュへ向けての叩き台だった可能性も十分ありますから、前走以上の成績を残す事になっても不思議ない存在だと考えています。ただ、決着時計が速かった前走で凡退しているように、決着時計が速くなりやすい【●●●●●●●】に疑問が残っている状況ですので、上位人気を裏切る可能性も考慮しておきたいところです。
新潟芝1000mの条件と相性抜群な
ダイメイプリンセスが抱えている不安要素
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🐎ベストマッチョ
(セ5歳 父・マッチョウノ・母アンコール)
重賞勝利こそありませんが、2018年1月にダートのオープン特別・ジャニュアリーステークス(中山ダート1200m)を制するなど、ダートのオープン級で上々の結果を残しているベストマッチョがキャリア16戦目で初めて芝レースに参戦する事になりました。ダートのオープン特別で通用している馬とはいえ、ダート戦と芝レースとでは勝手が違いますから、初の芝レースに上手く対応できるのかどうか、というところが取捨選択の最大のポイントになりますけど、芝スタートのダート戦でまずまずのダッシュ力を見せていますので、芝レース特有の速い流れにも順応できるはずですし、スピードに特化したタイプですから、道中の折り合いを気にする必要がない新潟芝1000mへの条件替わりで新味を見せる可能性も十分あると思います。
🐎ラブカンプー
(牝3歳 父ショウナンカンプ・母ラブハート)
芝1400m以上の距離では良績を残せていないものの、新設重賞の葵ステークス(京都芝1200m)で2着同着になるなど、芝1200mで【2-3-0-0】という好結果を残している馬なので、芝1200mへのテンが速くなる芝1000mの流れに上手く対応できれば、古馬相手の重賞であっても互角以上の走りを見せてくれるのでは?と期待しています。葵ステークスで1着だったゴールドクイーンが古馬相手のオープン特別(バーデンバーデンカップ)で僅差2着を確保しているように、水準以上のレベルだった葵ステークスで好勝負を展開した点が強調材料になりますが、年明けからレースを使い込んでいて、前走以上の仕上がりを期待するのが難しい状況ですから、他馬との仕上がりの差で着順を落とすケースも考えておきたいです。
🐎レジーナフォルテ
(牝4歳 父アルデバランⅡ・母ナイキトライアンフ)
格上挑戦の立場で出走した昨年のアイビスサマーダッシュで勝ったラインミーティアから0.2秒差の3着を確保するなど、新潟芝1000mへのコース適性の高さを示す走りを披露している4歳の快速牝馬。前走・テレビユー福島賞(1600万下・福島芝1200m)は降級初戦という楽な状況でのレースになりましたが、他馬との格の違いを見せる形で勝ち切っていますから、上り調子に差し掛かっている状況でアイビスサマーダッシュにエントリーしてきた、と考えるべきでしょう。昨年よりも斤量が増えている(51kg⇒54kg)だけでなく、相手関係も若干上がっていますので、昨年以上の結果を望むのは酷かもしれませんけど、直線競馬への適性が高いのは間違いありませんし、決着時計が速くなりやすい馬場を得意にしていますから、開幕週特有の高速馬場で戦える点は大きなプラス材料になると思います。
《出走予定馬分析から見るオススメ馬》
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出走各馬の実力差がはっきりしていませんので、波乱決着になってもおかしくないメンバー構成になっていますけど、その中で狙ってみたいのが直線競馬初出走となるこの馬です。いつも後方からレースを運んでいるタイプですから、直線競馬特有の速い流れに合わせた走りができるのかどうか、というところが最大のポイントになりますが、この馬は道中の折り合いに不安がありますので、道中の折り合いを考える必要のないスピード一辺倒の直線競馬に即対応する可能性は十分あると思っていますし、骨っぽいメンバーがそろっていた2走前の鞍馬ステークス(OP・京都芝1200m)でも勝ち馬から0.1秒差の3着に入っているように、直近のレースで上位争いを展開した点も魅力的ですから、コース替わりがプラスに働きそうなこの馬を1週前段階のオススメ馬として取り上げる事にしました。
2018年 最終予想◎単勝回収率187%
(最終予想は追い切り後に更新)
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