シンザン記念2020予想【追い切り後分析】追い切り(CW)で機敏な動きを披露していたアノ馬に◎！先行する競馬で巻き返し期待！
2020年1月12日（日）
京都競馬11レース（15時45分発走）
第54回日刊スポーツ賞 シンザン記念（G3）
京都芝1600m 3歳別定
★シンザン記念2020★
★追い切り情報★
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 サンクテュエール（牝3歳 ルメール 54kg）
9日（木）：美浦W5ハロン71.4-55.5-40.4-12.9
古馬オープン・ファストアプローチとの併せ馬を敢行し、併走同入。年長の併走相手を前に置きながら…という形でしたが、道中の折り合いはバッチリついていましたし、引っ張りっきりの手応えでオープン馬のファストアプローチに並びかける時の迫力は牡馬顔負けのものがありましたので、関西圏への長距離輸送を無事にクリアできれば、牡馬相手のシンザン記念でも十分勝負になると思います。
2枠2番 ヴァルナ（牡3歳 福永祐一 56kg）
9日（木）：栗東CW6ハロン79.2-63.5-49.7-37.2-12.2
CWコース単走追い。小気味いいフットワークでスピード感あふれる動きを見せていたので、状態面の不安はありませんけど、前のめりな気持ちになりやすいタイプですから、マイルの距離はギリギリ持つかどうか…という微妙な印象です。
3枠3番 コルテジア（牡3歳 松山弘平 56kg）
9日（木）：栗東CW6ハロン81.5-65.8-51.7-38.4-12.3
4歳1勝クラス・グランドビクトリーとの併せ馬を敢行し、併走同入。前走（デイリー杯2歳ステークス8着）時の最終追い切りは坂路で行いましたが、今回はCWコース併せ馬という形に変更。古馬の併走相手に最後まで食らいつく走りができていましたし、6ハロン81.5秒の全体時計も優秀ですから、状態面の不安はありません。
4枠4番 タガノビューティー（牡3歳 和田竜二 56kg）
9日（木）：栗東坂路4ハロン53.7-39.1-25.6-12.8
4歳1勝クラス・タケルライジングとの併せ馬を敢行し、クビ差先着。馬場が重かった中、ラスト1ハロンで12.8秒の時計を出したのは立派でしたし、終いを一杯に追う形でしたけど、併走相手の方が先に仕掛けた中でキッチリと先着を果たしたところにも好感が持てますので、朝日杯フューチュリティステークス好走の反動は皆無、という風に解釈したいです。
5枠5番 オーマイダーリン（牝3歳 武豊 54kg）
9日（木）：栗東CW6ハロン85.2-68.8-53.8-39.5-12.1
3歳未勝利・ホウショウエポックとの併せ馬を敢行し、併走同入。格下の併走相手よりも内寄りの馬場を走っていましたので、併走相手に悠々先着を果たすぐらいのインパクトが欲しかったところですが、終始馬なりの手応えを保ったまま、機敏な動きを披露していたので、可もなく不可もなし程度のデキにはあると思います。
6枠6番 プリンスリターン（牡3歳 原田和真 56kg）
9日（木）：栗東CW6ハロン84.6-69.2-54.2-39.8-11.8
CWコース単走追い。頭の位置を低く保ちながら、スピード感あふれるフットワークでCWコースを颯爽と駆け抜けていきました。終い重点の内容だったので、ラスト1ハロンの時計が速くなるのは当たり前かもしれませんが、フィニッシュ地点を通過するまで走りに集中していた点は好感が持てますし、高いレベルのデキを維持した状態でレース当日を迎える事ができそうです。
7枠7番 ディモールト（牡3歳 池添謙一 56kg）
9日（木）：栗東坂路4ハロン54.5-39.5-25.5-12.7
坂路単走追い。終い重点の軽い内容になりましたが、頭を上手く使いながら、推進力たっぷりなフットワークで坂路を一気に駆け上がっていましたので、4ハロン54.5秒の全体時計以上に中身の濃い追い切りを消化した、という風に解釈したいです。これまでダート戦しか使っていませんけど、スピード勝負濃厚の芝レースにも対応できそうな軽やかな脚さばきを見せていましたから、芝コース替わりも問題ないでしょう。
7枠8番 カバジェーロ（牡3歳 北村友一 56kg）
8日（水）：栗東坂路4ハロン56.2-40.6-26.5-13.5
3歳未勝利・ニシノシロフネとの併せ馬を敢行し、クビ差先着。濃い霧が出ている中での最終追い切りで、馬場が悪かった事もあり、ラスト1ハロンで13.5秒の時計を要してしまいましたが、余力たっぷりの手応えで併走相手に先着を果たしていますし、3日（金）の追い切り（栗東坂路4ハロン53.2-38.9-25.7-13.0）というまずまずの時計を出していますから、最終追い切りの時計だけで評価を下げてしまうのは危険です。
8枠9番 ルーツドール（牝3歳 川田将雅 54kg）
9日（木）：栗東CW6ハロン82.5-65.1-50.6-36.6-11.7
3歳未勝利・イオウゼンとの併せ馬を敢行し、2馬身ほど先着。直線に向いたところで多少気負う面を見せていましたが、ラスト1ハロン11.7秒の時計が示す通り、鞍上に追い出されてからのノビは目を見張るものがありましたし、勝負どころでの反応もかなり良かったので、新馬戦を叩いて状態がグングン上昇しているのは間違いないでしょう。ただ【大跳びのフットワークでタフな馬場不向き】という印象もありますから、レース当日の馬場次第では取りこぼす可能性もあるかと思います。
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（2位くらい）
8枠10番 ヒシタイザン（牡3歳 幸英明 56kg）
9日（木）：栗東CW6ハロン83.4-66.3-51.1-37.2-11.9
3頭併せの真ん中を走る形で、終いにビッシリ追われ、ラスト1ハロン11.9秒の好時計をマークしました。スパッとキレる脚を使うタイプではありませんけど、追われてからの反応もまずまずでしたし、右肩上がりの状態に差し掛かっているのは間違いないでしょう。
★シンザン記念2020★
★追い切りランキング★
1位 サンクテュエール
（古馬OP馬相手に併走同入！折り合いもバッチリ！）
2位 ルーツドール
3位 プリンスリターン
4位 カバジェーロ
5位 ディモールト
★シンザン記念2020★
★予想オッズ★
①人気 ルーツドール 2.2倍
②人気 サンクテュエール 4.5倍
③人気 タガノビューティー 6.7倍
④人気 オーマイダーリン 11.3倍
⑤人気 カバジェーロ 13.9倍
★シンザン記念2020★
★展開予想★
デイリー杯2歳ステークスで逃げの手に出たコルテジアや新馬勝ち直後のカバジェーロ、短距離志向の強いヴェルナといったあたりが逃げ馬候補となっていますけど、キャリアの浅い3歳限定戦特有の遅い流れになる可能性が高く、前半600m通過35秒～36秒のスローペースを形成するのでは？と予想しています。先週の京都芝コースの結果を見る限り、馬場の内寄りを走った方がやや優勢という状況でしたから、10頭立ての小頭数でも枠順の有利不利がレース結果に直結するかもしれません。
★シンザン記念2020★
★追い切り後分析／注目馬★
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（2位くらい）
【◎プリンスリターン】
単走の最終追い切りで終い好時計をマークしているこの馬を本命に抜てきします。前回激走の影響が懸念されますけど、最後までキビキビとしたフットワークを維持する事ができていた最終追い切りの動きを見る限り、前走の疲れを心配する必要はないかと思いますし、1400mのレースで2番手追走押し切り勝ちを決めた事もあるスピードタイプですから、スタートを五分に出て、前々のポジションを楽に確保する事ができれば、直線で不利を受けた前走並みかそれ以上の走りを見せてくれるのではないでしょうか。
