【スプリングステークス2018】過去データから見る1着予想/前走で中山芝コースへの適性の高さを証明し、厩舎も勢いに乗っているアノ馬に注目!

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2018年3月18日(日)

中山競馬11レース(15時45分発走)

第67回 フジテレビ賞 スプリングステークス(GⅡ・皐月賞トライアル)

中山芝1800m・3歳限定

 

《スプリングステークスの見どころ!》

 

2歳王者・ダノンプレミアムがワグネリアン以下を完封する、というインパクト十分なレースが展開された2週前の弥生賞ほどの豪華メンバーがそろっているわけではありませんが、ダノンプレミアムとしのぎを削ってきたステルヴィオやモーリスの全弟・ルーカスなど、先々の出世が見込める好素質馬が集結しているレースになりますので、皐月賞はもちろん、日本ダービーや菊花賞につながる可能性を秘めているレースである事を頭の中に入れた上でスプリングステークスの馬券予想をしていきましょう。スプリングステークスが行われる中山芝1800mは「内枠>外枠」という傾向が色濃くなっているコースで、過去5年の枠順別成績を見てみても、1枠~3枠が4勝を挙げていましたので、16日(金)午前10時ごろに発表される枠順は要チェックです。

 

《スプリングステークスのチェックポイント》

 

① キャリア4戦の馬がハイアベレージをマーク!一方、キャリア7戦以上の馬は過去5年で連対馬ゼロ…。

 

まずは、過去5年のキャリア(出走回数)別成績からスプリングステークスの馬券攻略に使えそうなデータを探っていきます。スプリングステークスと最も相性が良いのはキャリア4戦の馬(ゴーフォザサミット・ステルヴィオ・マイネルファンロン・レノヴァール)で2勝・2着2回(連対率22.2%)という上々の結果を残しています。また、過去5年の勝ち馬はいずれもキャリア6戦以下だった事も分かっていますので、あまりレースの数を使っていない馬から馬券の軸馬を選んでいく事をおすすめします。逆に、キャリア7戦以上の馬(カフジバンガード・コスモイグナーツ・ハッピーグリン)は【0-0-1-10】で連対馬ゼロという厳しい結果に終わっていますから、キャリア7戦以上の馬の評価は割り引いた方が良さそうです。

 

② 過去5年で2着以内に入った馬はすべて前走1着馬!上位人気のアノ馬たちは好走データに該当せず…。

 

続いては、過去5年の前走着順別成績を見ていきます。スプリングステークスは皐月賞への優先出走権を懸けた重要な一戦ですから、どの陣営も皐月賞出走を目指して意欲的な追い切りを敢行してくるのですが、過去5年の連対馬10頭すべてが前走で1着入線を果たしていた、という事が判明しました。今年のスプリングステークスにエントリーしている馬の中で、前走1着の好走データに該当しているのはエポカドーロ・ハッピーグリン・バールドバイ・フォルツァエフ・レノヴァールの5頭となっていますので、上記5頭の台頭には十分注意してください。一方、スプリングステークスで上位人気に支持される事がほぼ確実なステルヴィオ・ルーカス・サトノソルタス(回避の可能性あり)・ゴーフォザサミットといったあたりは前走1着の好走データに該当していませんから、前走着順別成績の不利データを払拭する走りを見せられるのかどうか、というところに注目が集まります。

 

③ 中山芝1800mが得意なジョッキーは戸崎・北村宏・デムーロ!ルメールもハイアベレージをマーク!

 

最後に、スプリングステークスに参戦する予定になっているジョッキーたちの中山芝1800mコースの成績を見ていきましょう(集計期間は2013/1/8~2018/3/4)。集計期間内に10勝以上を挙げているのは戸崎圭太騎手(エポカドーロ)・北村宏司騎手(バールドバイ)・デムーロ騎手(ルーカスの3名で、ルメール騎手(ステルヴィオ)も連対率34.6%というハイアベレージをマークしているほか、田辺裕信騎手(ゴーフォザサミット)も連対率20.0%というまずまずの数字を叩き出していますので、中山芝1800mのレースで好結果を残している戸崎圭太騎手・北村宏司騎手・デムーロ騎手・ルメール騎手・田辺裕信騎手の活躍に期待したいところですね。

 

《過去データから見るスプリングステークスの1着予想》

 

レノヴァール

上位人気確実なステルヴィオやルーカスにとって不利なデータが存在している中、キャリア別成績(4戦)と前走着順別成績(1着)の好走データに該当しているこの馬の走りにご注目ください!兄姉に活躍馬がいませんので、血統的に推せる要素はほとんどないのですが、スプリングステークスが行われる中山芝1800mを前走で経験しただけでなく、好位追走からの差し切り勝ち、という正攻法の競馬で中山芝コースへの適性の高さを証明している現状であれば、ステルヴィオをはじめとする強敵相手でも互角以上の走りを見せてくれるのでは?と期待しています。この馬を管理している栗東・高野友和厩舎は8番人気という低評価に甘んじながら桜花賞トライアル・フィリーズレビューを制したリバティハイツを送り出すなど、勢いに乗っている状況ですので、厩舎の勢いに乗ってみるのもアリだと思います。