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2018年10月27日（土）
京都競馬11レース（15時35分発走）
第61回 毎日放送賞スワンステークス（G2）
京都芝1400m（外回り）
3歳以上別定
《スワンステークスのレース展望》
4回京都競馬8日目のメインレースは、秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップのステップレースとしておなじみのスワンステークス！栗東・矢作芳人厩舎お得意の連闘策でGⅠ・安田記念を優勝し、春秋マイルGⅠ制覇を目論むモズアスコットのほか、スワンステークスと同じ京都芝1400mの京都牝馬ステークスで僅差2着を確保している牝馬・デアレガーロ、昨年の桜花賞馬・レーヌミノルといったあたりがエントリーしていますけど、例年よりも低調なメンバー構成になっていますから、スワンステークスを勝ち切った馬以外がマイルチャンピオンシップで好走するのは難しいかもしれません。
《予想オッズ》
①人気 モズアスコット 2.2倍
②人気 デアレガーロ 6.9倍
③人気 サフランハート 8.7倍
④人気 ロードクエスト 12.3倍
⑤人気 レーヌミノル 15.5倍
《出走予定馬分析》
デアレガーロ
（牝4歳 父マンハッタンカフェ・母スーヴェニアギフト）
激しい気性の持ち主で、道中の折り合いに課題がある事から、近3走は小細工無用の芝1200m戦へと舵を切ってきました。3走前のTVh杯（6/30・函館芝1200m）は1600万下条件への降級戦だった事もあり、楽な形で勝ち切ったのですが、モレイラ騎手を鞍上に迎えた2走前のOP・UHB賞（8/5・札幌芝1200m）で1番人気4着という悔しい結果に終わり、前走のGⅢ・キーンランドカップ（8/26・札幌芝1200m）でも勝ったナックビーナスから0.9秒差の8着に凡退し、評価が急落しています。近2走の結果を見る限り、4歳夏から伸び悩んでいる印象をお持ちの方も多いかと思いますが、道中のペースが速くなりやすい芝1200mだと追走するだけで手一杯という状況でしたから、重賞レースで初めて連対を果たした5走前のGⅢ・京都牝馬ステークス（2/17・京都芝1400m）と同じ京都芝1400mへとコース替わりする今回は凡退続きからの変わり身があっても不思議ないのでは？と考えています。牡馬相手のGⅡレースではありますが、例年よりも低調なメンバー構成になっていますので、牝馬限定の重賞でしか好走した事がないこの馬でも、コース替わりがプラスに働く今回は好勝負に持ち込めるはずです。
ヒルノデイバロー
（牡7歳 父マンハッタンカフェ・母デック）
1年前のスワンステークスで勝ったサングレーザーからアタマ差2着を確保しているほか、前走のGⅠ・スプリンターズステークス（9/30・中山芝1200m）でも勝ったファインニードルから0.6秒差の9着に健闘し、健在っぷりをアピールした7歳のベテランホース。勝ったセイウンコウセイからハナ差2着に食い込んだ3走前のGⅢ・函館スプリントステークス（6/17・函館芝1200m）でナックビーナス相手に先着を果たすなど、7歳を迎えた今でも短距離重賞路線で上位争いを展開している馬ではありますが、近5走のうち3走で10着以下の二桁着順に敗れているように、ムラ駆けの傾向が強いタイプですから、馬券の軸に抜てきするのではなく、ヒモ荒れ狙いで馬券の買い目に加える、という扱いが妥当だと考えています。取捨選択のポイントは枠順の優劣。これまでに重賞で3回馬券圏内を確保していますけど、過去の重賞で3着以内に入ったレースはいずれも5枠より内の枠を引き当てていましたので、コースロスを減らす事ができる内寄りの枠を引き当てる事が好走するための絶対条件になります。
モズアスコット
（牡4歳 父フランケル・母インディア）
重賞初制覇となった前走の安田記念（9番人気：単勝オッズ15.7倍）で待望のGⅠタイトルを奪取した欧州の怪物・フランケル産駒。1998年のGⅠ・阪神3歳牝馬ステークス（現在の阪神ジュベナイルフィリーズ）を制したスティンガー以来、20年ぶり3頭目となる連闘でのGⅠ制覇という偉業を安田記念で成し遂げただけでなく、安田記念の決着時計（1分31秒3）もタイレコードの好タイムでしたから、文句のつけようがない勝ちっぷりでGⅠ優勝を決めた事になりますね。【1-2-0-0】で連対率100％の京都芝コースに替わる点は問題ありませんし、キャリア11戦で4着以下に敗れた事がない、という現役マイラー屈指の安定感を誇っているところも大きな魅力になっていますけど、1週前追い切り（栗東坂路4ハロン52.1-37.5-24.6-12.3）に水準以上の時計をマークしているとはいえ、今回のスワンステークスは秋の大目標・マイルチャンピオンシップ＆香港マイルへ向けての叩き台となっているのは明らかですし、連闘で安田記念を勝ち切っているように【●●●●●●●】である可能性が高いので、仕上がり途上の状態で前々のポジションで粘っている先行馬を捕まえきれない…というもどかしい結末になっても驚けないと思います。
連闘で安田記念を制した
フランケル産駒モズアスコットの不安要素は
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（4位くらい）
レーヌミノル
（牝4歳 父ダイワメジャー・母ダイワエンジェル）
3歳時にGⅠ・桜花賞を制しているクラシックホースで、京王杯2歳ステークスやフィリーズレビューといったGⅡの芝1400m戦で2着を確保した実績を持つスピード特化型ではありますが、2017年5月のGⅠ・オークスから9戦連続で馬券圏外に凡退するなど、桜花賞を勝った時の勢いを完全に失っている状況です。ただ、昨秋のGⅠ・マイルチャンピオンシップで勝ったペルシアンナイトから0.2秒差の4着を確保したほか、3走前のGⅠ・高松宮記念でも勝ったファインニードルから0.3秒差の7着に入るなど、ハイレベルなGⅠレースでまずまずの結果を残していますので、近3走よりもレースレベルが格段に落ちた印象のある今年のスワンステークスで復調気配を示す走りを見せる事になっても不思議ないのでは？と考えています。
ロードクエスト
（牡5歳 父マツリダゴッホ・母マツリダワルツ）
3歳時のGⅢ・京成杯オータムハンデで古馬を撃破し、2つ目の重賞タイトルを獲得してから、2年以上勝ち星から遠ざかっていますので、「POG向きの早熟馬だったのでは？」と考えている方も多いのではないでしょうか。ただ、3走前のOP・パラダイスステークス（6/24・東京芝1400m）で久方ぶりに連対を果たしたところで復活への足掛かりをつかむと、GⅢ・関屋記念5着＆GⅢ・京成杯オータムハンデ4着というまずまずの結果を残しているように、重賞路線で活躍していた2・3歳時の勢いを取り戻しつつある状況ですから、2着を確保したパラダイスステークス時と同じような積極的なレース運びを再現する事ができれば、スワンステークスで馬券圏内に割って入る可能性も十分あるのでは？と考えています。
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重賞レース初挑戦の格下ではありますが、京都芝1400mで【0-3-0-1】（連対率75.0％）という上々の結果を残しているこの馬を週初め段階のオススメ馬としてピックアップします。前走の1600万下条件戦は台風の影響で開催が火曜日にずれ込む、という異例のレースとなりましたが、直線で十分な進路を確保できず、追い出すタイミングが遅れた中できっちりと勝ち上がったのはさすがでしたし、18日（木）の1週前追い切り（栗東坂路4ハロン54.1-38.4-25.1-12.9）で時計を出しているように、レース間隔が詰まっている状況であるにも関わらず、中間の追い切りで栗東坂路4ハロン54秒台というこの馬なりの時計をマークし、順調な調整過程を歩んでいるのであれば、一気の相手強化となるスワンステークスでも好勝負に持ち込めるのでは？と予想しています。
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スワンステークス2018【1番人気分析】モズアスコット【消去データ】3頭
