【ファルコンステークス2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/余裕残しの前走を快勝したアノ馬が初距離でパフォーマンス跳ね上がる!

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2018年3月17日(土)

中京競馬11レース(15時25分発走)

第32回 中日スポーツ賞 ファルコンステークス(GⅢ)

中京芝1400m・3歳別定

 

《ファルコンステークスのレース展望》

 

今週土曜の中京競馬メインレースは3歳のマイル王を決定するGⅠレース・NHKマイルカップのステップレース的な意味合いを持つ重要な一戦・ファルコンステークス!かつては芝1200mの距離で行われていたのですが、中京競馬場が新しく生まれ変わった2012年からは芝1400mの重賞レースとして行われるようになっています。昨年はヒシアマゾンやツインターボ、アストンマーチャンといった個性的な競走馬の主戦ジョッキーを務めていた中舘英二調教師の管理馬・コウソクストレートが中団やや後ろのポジションから鋭い末脚を繰り出し、先に抜け出していたボンセルヴィーソを差し切る、という見応え十分なレースを展開しました。今年の顔ぶれを見てみると、小倉2歳ステークスを制したアサクサゲンキと新潟2歳ステークスを制したフロンティアという重賞ホースが参戦するほか、昨年末の朝日杯フューチュリティステークスで5着に健闘したダノンスマッシュやダノンプレミアムが圧勝したサウジアラビアロイヤルカップで4着に踏ん張ったテンクウなど、中京芝1400mへの適性が高そうな素質馬が勢ぞろいしている状況ですから、今年も手に汗握る激しい攻防を繰り広げてくれるのではないでしょうか。

 

《予想オッズ》

 

①人気 ダノンスマッシュ  3.8倍

②人気 テンクウ      4.1倍

③人気 フロンティア    5.6倍

④人気 アンブロジオ    6.7倍

⑤人気 アサクサゲンキ   9.0倍

⑥人気 ムスコローソ    10.6倍

⑦人気 タイセイプライド  15.7倍

⑧人気 カイザーメランジェ 20.1倍

⑨人気 ミスターメロディ  27.0倍

⑩人気 ダークリパルサー  34.8倍

 

《出走予定馬分析》

 

アサクサゲンキ

昨年のGⅡ・ローズステークスを制したラビットランを半姉に持つ良血馬。ダート戦だった新馬戦は4着に敗れていますけど、キャリアを積み重ねるにつれて徐々にレース内容が良化していき、キャリア4戦目の小倉2歳ステークスで重賞初制覇を果たしました。実績面だけを見ればGⅢのファルコンステークスでも上位争いしそうな感じを受けますが、父ストーミーアトランティックはダートの短距離で活躍していたように、芝1200mの条件がベストですので、3着が最高の芝1400m(京王杯2歳ステークス時)の距離に対応できるのかどうか、というところが大きなポイントになるのでは?と予想しています。

 

アンブロジオ

2017年にデビューした新種牡馬・ローズキングダム産駒であるアンブロジオが産駒初の重賞初制覇を目指し、ファルコンステークスに参戦します。上がり3ハロン33秒台の末脚を繰り出すわけではありませんが、【2-2-0-0】という戦績が示す通り、常に安定した走りを披露していますので、重賞レース初挑戦となる今回も上位争いに加わってくるのではないでしょうか。前走・クロッカスステークス(OP)はリョーノテソーロに敗れたものの、新潟2歳ステークスで1番人気に支持されたムスコローソに先着を果たしていますし、菊沢隆徳厩舎×横山典弘騎手は信頼度の高い組み合わせですから、最低でも馬券の買い目には入れておかなければいけない存在だと考えています。

 

ダノンスマッシュ

芝1400mで【2-1-0-0】という好成績を残しているロードカナロア産駒。2走前のもみじステークス(OP)は相手関係が楽だったとはいえ、2着馬に3馬身差をつけていますし、ダノンプレミアムをはじめとする世代トップクラスの馬が集結した前走・朝日杯フューチュリティステークスでも5着に健闘している実力馬ですから、いつ重賞を勝っても不思議ない存在だと考えています。ただし、前走はスタートで後手を踏んでしまい、レースの流れに上手く乗れなかった事が敗因でした。五分以上のスタートを切る事が重賞初制覇を果たすための絶対条件となりますので、課題のスタートを克服できるかどうか、というところがポイントになってきます。

 

テンクウ

父ヨハネスブルグ、母父アグネスタキオンというインパクトの薄い血統背景の持ち主ではありますが、デビュー前から追い切りで素晴らしい動きを披露していた事もあり、POGでも穴人気していた関東馬・テンクウ。前走・ジュニアカップ(OP)は単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気に応える見事な走りを見せ、収得賞金を加算する事に成功。新潟2歳ステークス3着・サウジアラビアロイヤルカップ4着など、重賞レースで好走した実績も持っている馬ですから、骨っぽいメンバーがそろったファルコンステークスでも上位争いしてくれるのでは?と予想しています。

 

フロンティア

皐月賞トライアル・弥生賞を完勝し、無敗での皐月賞制覇が期待されているダノンプレミアムを管理する中内田充正調教師が送り出すダイワメジャー産駒。昨夏の新潟2歳ステークスで重賞初制覇を果たしたものの、2走前のデイリー杯2歳ステークスで4着に敗れ、前走・朝日杯フューチュリティステークスでも8着に負けていますので、調子落ちを懸念する声も少なくありませんが、新馬勝ちを決めた左回りの中京芝コースに替わる点はプラスに働くのでは?と予想しています。先行力を活かすタイプですから、初距離となる芝1400mにも対応できるはずですし、近走不振の影響で人気が落ちる今回は人気の盲点になりそうです。

 

《レース展望から見るファルコンステークスの1着予想》

 

テンクウ

実力伯仲の一戦で、目移りするようなメンバー構成になっていますけど、過去の重賞レースで上位争いした経験があるこの馬の台頭に期待しています。前走はプラス12kgという余裕残しの馬体重だったにも関わらず、格下の相手をねじ伏せるレースを見せていますし、血統的にも距離短縮は強調材料になると思いますので、初距離で近走以上のパフォーマンスを発揮する可能性も十分あるのでは?と予想しています。関西圏のレースに出走するのが初めてになる、という点が若干引っ掛かりますけど、キャリア2戦目に新潟競馬場への長距離輸送をクリアしているのですから、長距離輸送も無事にこなしてくれるのではないでしょうか。