【フラワーカップ2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/乗り込み量が豊富なアノ馬が長距離輸送の必要がない中山で変わり身見せる!

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2018年3月17日(土)

中山競馬11レース(15時45分発走)

第32回 フラワーカップ(GⅢ)

中山芝1800m・3歳牝馬別定

 

《フラワーカップのレース展望》

 

今週土曜の中山競馬メインレースはダンスインザムードやシーザリオ、キストゥヘヴンといったGⅠホースが勝ち馬として名を連ねている出走レース・フラワーカップ!2014年の勝ち馬・バウンスシャッセはオークスで3着という結果を残したほか、2015年の勝ち馬・アルビアーノもNHKマイルカップ2着の実績を挙げているように、桜花賞以外のレースにもつながっていく重要な一戦になります。今年の顔ぶれを見てみると、昨夏の札幌2歳ステークスで圧巻の走りを見せたロックディスタウンのほか、昨年末の阪神ジュベナイルフィリーズで4着に食い込んだトーセンブレス、素質あふれるディープインパクト産駒のノーブルカリナンなど、先々が楽しみな逸材が勢ぞろい!圧倒的1番人気で昨年のフラワーカップを制したファンディーナ並みの逸材はエントリーしていませんけど、フラワーカップでの好走がきっかけとなり、一気にブレイクしそうな馬が多数出走しますので、今年のフラワーカップで上位争いした馬たちの今後の動向にもどうぞご注目ください。

 

《予想オッズ》

 

①人気 ロックディスタウン 2.7倍

②人気 トーセンブレス   6.0倍

③人気 ノーブルカリナン  7.4倍

④人気 ノームコア     9.8倍

⑤人気 メサルティム    11.6倍

⑥人気 カンタービレ    15.0倍

⑦人気 ガールズバンド   18.9倍

⑧人気 ウスベニノキミ   35.6倍

⑨人気 モルフェオルフェ  51.7倍

⑩人気 カラリエーヴァ   65.0倍

 

《出走予定馬分析》

 

トーセンブレス

芝1200mのオープン特別を2勝したブルーミンバーを母に持つディープインパクト産駒キャリア3戦で1勝のみ、という微妙な戦績ではありますが、ハイレベルな決着となった前走・阪神ジュベナイルフィリーズで4着に入っているだけでなく、新馬戦で後にフェアリーステークスを勝つ事になるプリモシーンを負かした実績を持っているのですから、阪神ジュベナイルフィリーズよりも低調なメンバー構成となっている今回は重賞タイトル奪取のチャンスがやってきた、と考える事ができますよね。ただし、いつも後方からの競馬を強いられるタイプですので、差し・追い込み脚質向きのレース展開になる事が勝ち切るための絶対条件になるのではないでしょうか。

 

ノーブルカリナン

シュヴァルグランやマカヒキ、ワグネリアンなど各世代でトップクラスの実力を持つ馬を輩出している栗東トレセンきっての名門・友道康夫厩舎が送り出すディープインパクト産駒。新馬戦こそ3着に敗れたものの、2戦目の未勝利戦できっちりと勝ち上がり、キャリア3戦目のエルフィンステークス(OP)で勝ち馬と0.1秒差の2着に健闘し、オープンクラスで通用する事を証明しています。今回は相手が一気に強くなるのはもちろん、トリッキーな中山芝コースに対応できるのかどうか、というところがポイントになりそうですが、現3歳牝馬屈指の潜在能力の高さを誇る馬ですから、初の中山芝コースも難なくこなしてしまうかもしれません。

 

ノームコア

GⅠホースを数多く輩出している大手生産牧場・ノーザンファーム出身のハービンジャー産駒で、2戦2勝のキャリアを引っ提げてフラワーカップにチャレンジします。前走・アスター賞(500万下)はやや低調なメンバー構成だったとはいえ、牡馬混合のレースで着差以上に強い勝ちっぷりを見せていましたし、器用な立ち回りができるタイプですので、トリッキーな中山芝1800mコースも合うと思いますが、昨年9月以来、約半年ぶりの実戦になる点が引っ掛かりますよね。中間の調整過程はもちろん、最終追い切りの動きをしっかりチェックして、久しぶりの実戦でも力を出せる状態なのかどうか、というところを判断していきましょう。

 

メサルティム

約4ヶ月半の休み明け初戦だった前走(500万下)でフラワーカップが行われる中山芝1800mコースを経験しただけでなく、骨っぽい相手にしっかりと勝ち切り、成長した姿を見せつけたディープブリランテ産駒。キャリア2戦目の未勝利戦で東スポ杯2歳ステークス4着のカフジバンガード相手に先着している馬ですし、久々の前走を叩いた上積みも見込める状況ならば、牝馬限定の重賞レースで互角以上の走りを見せても全く驚けませんよね。瞬発力勝負だと分が悪いタイプですから、瞬発力勝負に強い上位人気馬に差されてしまうかもしれませんが、3着までであれば十分圏内だと思います。

 

ロックディスタウン

昨夏の札幌2歳ステークスを制した重賞ホースで、昨年末までは二ノ宮敬宇厩舎に所属していましたが、二ノ宮敬宇厩舎解散に伴い、美浦トレセンの名門・藤沢和雄厩舎へと移籍したオルフェーヴル産駒。今回は厩舎移籍後初戦の実戦になります。前走・阪神ジュベナイルフィリーズではラッキーライラックを押しのけて1番人気に支持されたものの、道中で折り合いを欠いてしまい、まさかの9着に敗れてしまいました。今回も道中の折り合いがポイントになると思いますが、長距離輸送の必要がない中山競馬場で戦えるという点は折り合い難を抱えるロックディスタウンにとってはプラスに働く事になるでしょう。

 

《レース展望から見るフラワーカップの1着予想》

 

ロックディスタウン

一長一短のメンバー構成になっていますけど、長距離輸送の影響で馬券圏外に凡退してしまった前走からの変わり身が見込めるこの馬の台頭に期待しています。本質的には直線が長いコースの方が合っていると思いますが、中山芝コースと形態が似ている札幌芝コースで好結果を残しているのですから、中山芝コースが全く合わない、という事にはならないはず。今回は約3ヶ月の休み明け初戦になりますので、しっかりと仕上がっているのかどうか、というところを最終追い切りでチェックする必要がありますけど、トレセンでの乗り込み量は豊富ですから、休み明け初戦でも戦える仕上がりにあると考えています。