【フラワーカップ2018】過去データから見る1着予想/キャリアを積み重ねるにつれて強くなっているアノ馬がすべての好走データに該当!

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2018年3月17日(土)

中山競馬11レース(15時45分発走)

第32回 フラワーカップ(GⅢ)

中山芝1800m・3歳牝馬別定

 

《フラワーカップの見どころ!》

 

カワキタエンカが大外枠から華麗な逃げ切り勝ちを決めた先週の中山牝馬ステークスと全く同じ、コーナー4つのシンプルなコース・中山芝1800mで行われるフラワーカップ。スタートを切った後にタフな急坂を駆け抜ける必要があるため、レース序盤のラップが遅くなりやすい、という特徴があるコースで、基本的には逃げ・先行脚質の馬が有利になるコースでもあります。過去5年の枠順別成績を見ていくと、1枠~4枠が3勝、5枠~8枠が2勝、となっているように、枠順の有利不利がそこまで大きくないレースですけど、一般的にはコースロスが少なくなる内枠の方が有利になりますので、上位人気馬がコースロスの大きくなる外枠に入った場合は評価を割り引く必要があります。逃げ・先行脚質の馬と内枠に入った馬が有利になる、というコースの特徴をしっかり頭の中に入れておきましょう!

 

《フラワーカップのチェックポイント》

 

① これまでの出走回数が4戦以下、という程よいキャリアの馬が優勢!キャリア5戦以上は過去5年で未勝利…。

 

まずは、過去5年のキャリア(出走回数)別成績からフラワーカップの馬券攻略の参考になりそうなデータを探っていきます。出走回数が少ない3歳牝馬限定の重賞レースになりますので、「1戦でも多く実戦を経験している馬の方が良いのでは?」と考えている方も多いかと思いますが、フラワーカップの過去5年の勝ち馬はいずれも前走までのキャリアが4戦以下だった事が分かりました。今年の登録馬の中でキャリア4戦以下の馬はオスカールビー・カラリエーヴァ・カンタービレ・ガールズバンド・トーセンブレス・ノーブルカリナン・ノームコア・メサルティム・ロックディスタウンとなっていますので、これらの馬の台頭に十分注意してください。逆に、過去5年で未勝利のキャリア5戦以上に該当しているインヴィジブルワン・ウスベニノキミ・キープシークレット・バケットリスト・ファストライフ・モルフェオルフェの評価は割り引く事をおすすめします。

 

② 前走1着馬が過去5年で好結果残す!逆に、前走で0.6秒以上負けている馬は大苦戦中…。

 

続いては、過去5年の前走着順別成績を見ていきます。フラワーカップと相性が良いのは前走1着馬(インヴィジブルワン・ウスベニノキミ・オスカールビー・カラリエーヴァ・カンタービレ・キープシークレット・ノームコア・メサルティム)過去5年の勝ち馬はすべて前走1着馬となっている事が分かりました。桜花賞トライアルのチューリップ賞やフィリーズレビューよりも若干レースレベルが低くなるフラワーカップですけど、前走でしっかりと勝ち切っている馬が好結果を残している、という傾向が色濃くなっていますから、馬券の買い目選択に悩んだ時はシンプルに前走着順から買い目に入れる馬を選んでいく方が賢明かもしれません。一方、前走で1着馬から0.6秒以上の差で負けていた馬は【0-0-1-24】という低調な結果に終わっている事も分かっていますので、今年の登録馬の中で前走着順別成績の不利データに該当しているガールズバンド・トーセンブレス・バケットリスト・ロックディスタウンの扱いがポイントになってきそうです。

 

③ 前走500万下組が過去5年で3勝!前走未勝利組まずまずも、前走重賞組は低調な結果に…。

 

最後に、過去5年の前走レース別成績を見ていきましょう。過去5年のフラワーカップで最も相性が良いのは前走500万下(ガールズバンド・ノームコア・バケットリスト・ファストライフ・メサルティム・モルフェオルフェ)で3勝・2着2回という好結果を残しています。前走未勝利(インヴィジブルワン・ウスベニノキミ・オスカールビー・カラリエーヴァ・カンタービレ・キープシークレット)も1勝・2着2回というまずまずの結果を残している一方、前走重賞組(トーセンブレス・ロックディスタウン)は【0-1-0-18】で苦戦を強いられている事が分かりました。不利データに該当しているロックディスタウンとトーセンブレスはともにハイレベルな決着になった阪神ジュベナイルフィリーズ組ですけど、データ的にはあまりおすすめできません。

 

《過去データから見るフラワーカップの1着予想》

 

メサルティム

キャリア別成績(3戦)・前走着順別成績(1着)・前走レース別成績(500万下)の好走データに該当しているこの馬の走りに注目してください!フラワーカップに登録されているウスベニノキミに新馬戦で先着を許している、という点は引っ掛かりますけど、9番人気の低評価に甘んじた前走を正攻法の競馬で勝ち切っているように、キャリアを積み重ねるにつれ、どんどん強くなっている馬ですから、重賞レースで好走した実績を持つ強敵と対戦する今回も相手なりの走りを見せてくれるのでは?と期待しています。立ち回りが器用なタイプなので、トリッキーな中山芝1800mコースはピッタリですし、真ん中より内めの枠を引く事ができれば、上位争いする事になっても全く驚けないと思います。