【フローラステークス2018】追い切りから見る1着予想

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ハイレベルの前走で善戦した

アノ馬が絶好枠から発進!

課題のスタート克服できれば

好勝負必至!

 

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2018年4月22日(日)

東京競馬11レース(15時45分発走)

第53回 サンケイスポーツ賞

フローラステークス(GⅡ)

東京芝2000m 3歳限定

 

《追い切り後展望》

 

1週前の特別登録の段階では収得賞金400万円の1勝馬が抽選対象になっていたのですが、19日(木)の出走馬確定の時点でフルゲート割れになった事もあり、収得賞金400万円の1勝馬たちも無条件で出走できるようになりました。2戦2勝のレーツェルが出走回避を表明し、アストラサンタンもフレグモーネの影響で出走取消になったのは残念ですが、出走各馬の実力が接近した中でのレースになりますので、馬券的にも面白いレースになるのでは?と考えています。その中で最終追い切りの推奨1番手に取り上げるのはサトノワルキューレ(栗東坂路4ハロン53.2秒)です。全体時計はそこまで速くありませんけど、終始楽な手応えでタフな坂路を力強い脚色で駆け上がっていましたから、上位人気に応える走りを見せてくれそうです。最終追い切りの推奨2番手にはサラキア(栗東CWコース6ハロン85.4秒)を取り上げます。平均的な全体時計にとどまりましたが、馬体重430kg前後の小柄な馬なのですが、今回は馬体がふっくらしていて、馬体重の数字以上に大きく見せていた点を高く評価したいので、最終追い切り推奨の2番手に抜てきしました。最終追い切りの推奨3番手にはレッドベルローズ(美浦Wコース5ハロン68.2秒)をピックアップします。脚を溜めれば溜めるほどキレ味抜群の末脚を繰り出す、というディープインパクト産駒の特徴を全面に出す形の最終追い切りになっていたところに好感が持てました。

 

《追い切り後見解》

 

1枠1番 サラキア(池添謙一騎手)

牝馬クラシック第一弾・桜花賞を快勝したアーモンドアイや毎日杯を制したブラストワンピースなど、現3歳世代屈指の素質馬を次々に送り出しているシルクレーシングがデビュー前の段階から大きな期待をかけていた欧州の名牝サロミナ(2012年GⅠ・ドイツオークス勝ち)の仔・サラキアがオークス出走へ向け、勝負の一戦を迎えます。中身の濃い最終追い切りを消化していますので、近走以上のデキに仕上がっているのは間違いないと思いますが、関東圏への長距離輸送で小柄な馬体重を減らす可能性がありますし、極端なゲート難もまだ解消していませんから、不安要素を持ち合わせた上位人気馬である事を把握した上で馬券作戦を組み立てるようにしてください。

 

2枠4番 サトノワルキューレ(M・デムーロ騎手)

2走前の梅花賞3着、前走のゆきやなぎ賞1着、と牡馬相手の500万下(芝2400m)戦で好結果を残しています。重馬場の新馬戦を勝ち切った実績こそありますが、本質的には綺麗な馬場で決着時計が速くなる条件を得意にしていますので、高速決着になる可能性が高い東京芝コースの開幕週で戦える点は大きなプラス材料になるのでは?と考えています。ただし、近2走で芝2400mの条件を走っていますので、芝2400mのレースよりもペースが速くなる芝2000mの流れに対応できない可能性がある点は頭の片隅に入れておく必要があると思います。

 

5枠10番 オハナ(石橋脩騎手)

ディープインパクト産駒が得意にしている瞬発力勝負で良さを発揮してきた馬ですから、こちらも高速決着になりやすい開幕週の馬場で戦える点は追い風になると思います。前走のGⅢ・クイーンカップは4着という微妙な着順に終わっていますけど、ややスピード感に欠けるような走りになっていましたので、芝1600mよりペースが遅くなり、道中のポジション取りが比較的楽になる芝2000mへの距離延長はプラスに働くのでは?と予想しています。また、この馬は馬体重410kg台の小柄なタイプですから、馬体重を増やし、これまでよりもパワーアップした姿でレース当日を迎えられるのか、というところもポイントになりそうです。

 

6枠12番 レッドベルローズ(三浦皇成騎手)

4番人気に支持された2走前のGⅢ・クイーンカップでまさかの10着に敗れた事を受け、評価が急落していたのですが、初の芝2000m参戦となった前走のミモザ賞で見事な変わり身を見せた事で、再びこの馬の能力が再評価されています。元々、スタートが上手じゃないタイプですから、ゲートの出遅れが致命傷となる芝1600mで苦戦してしまうのは致し方ない事だと思いますし、前走でスタートを五分に出ているように、ゲート難の課題を克服した状況であれば、クイーンカップ大敗から一変があっても驚けません。

 

8枠16番 ノームコア(戸崎圭太騎手)

先週の皐月賞で伏兵エポカドーロを勝利に導き、大波乱を演出した戸崎圭太騎手がノームコアとのコンビで2週連続の重賞制覇に挑みます。前走のGⅢ・フラワーカップは骨折休養明けだった事が響き、3着に敗れていますけど、叩き2戦目で状態の上積みが見込める今回は前走以上のパフォーマンスを見せてくれるのでは?と期待している方も多いかと思います。でも、この馬は道中で引っ掛かる癖がありますから、芝2000mへの距離延長でスタミナ切れする可能性も否定できませんし、瞬発力勝負に強いタイプでもありませんから、開幕週の高速馬場が不向きである可能性も考慮する必要があります。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 サトノワルキューレ 2.5倍

②人気 サラキア      3.9倍

③人気 オハナ       4.4倍

④人気 レッドベルローズ  7.3倍

⑤人気 ノームコア     9.9倍

⑥人気 ヴェロニカグレース 15.0倍

⑦人気 ウスベニノキミ   21.4倍

⑧人気 ノーブルカリナン  25.7倍

⑨人気 デュッセルドルフ  33.2倍

⑩人気 ラブラブラブ    65.4倍

 

《展開予想》

 

早め早めの競馬を得意にしているノームコアが8枠16番の大外枠を引いてしまいましたので、どの馬がハナを奪うのか、というところを事前に予想するのは難しい状況ですけど、ノームコアの出脚が鈍るようだと、近走で先行する競馬を見せているハイヒール、あるいは思い切った戦法に打って出るケースが多い若手ジョッキー・武藤雅騎手騎乗のディアジラソルあたりがハナを奪いに行くのでは?と予想しています。ただし、どの馬が逃げるにしても、極端なハイペースになるのではなく、淡々としたスローペースを形成する可能性が高いので、過去のレースでスローペースからの瞬発力勝負で好結果を残している馬がオークスへの優先出走権を獲得するのでは?と考えています。

 

《フローラステークスの追い切りから見る1着予想》

 

🐎サラキア

関西圏への長距離輸送を控えているため、強い負荷をかけない形の最終追い切りになりましたが、瞬発力勝負への適性が高い事をうかがわせるキビキビとした動きを栗東CWコースで披露したこの馬を1着予想に抜てきします。この馬の弱点はスタートですけど、キャリア3戦目で慣れが見込めますし、スタートで多少出遅れたとしても、2000mの距離なら出遅れた分をリカバリーする事も可能ですから、ゲート難だから、という理由で安易に軽視するのは危険だと考えています。ラッキーライラックをはじめとする強豪がそろっていた前走のチューリップ賞で4着、という実績は今回のメンバーに入れば胸を張れるものですし、内枠圧倒的有利の東京芝2000mで1枠1番の好枠を引き当てたところもこの馬の好走を後押ししてくれそうです。

 

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2017/04/23 第52回 フローラS(GⅡ)【モズカッチャン】