叩き2戦目で状態UP!距離延長も歓迎なアノ馬をピックアップ!
レース展望から見る1着予想/予想オッズ/出走予定馬分析
↓1日1回応援クリックお願いします(^^)
2018年4月22日(日)
京都競馬11レース(15時35分発走)
第49回 読売マイラーズカップ(GⅡ)
京都芝1600m(外回り)
4歳以上別定
《マイラーズカップのレース展望》
伝統のGⅠレース・天皇賞春の開催が翌週に迫っている日曜京都競馬のメインレースは1着馬に安田記念への優先出走権が与えられるマイラーズカップ!2011年までは春の阪神開催期間中に行われていましたが、2012年から現在の開催時期に変更されています。2014年には3歳時に皐月賞2着という結果を残していながら、球節炎や屈腱炎といったケガに見舞われ、満足な競走馬生活を送る事ができなかったワールドエースがシュタルケ騎手とのコンビで1分31秒4という驚異的な勝ち時計を叩き出し、感動的な復活劇を見せてくれました。今年の顔ぶれを見てみると、骨折の影響で1年以上の休養を余儀なくされたロジクライや中間のアクシデントで年明け初戦の中山記念を回避する事になったエアスピネルといった、故障からの復活を目指す馬がエントリーしているほか、フランケル産駒のモズアスコット、京都金杯の勝ち馬・ブラックムーン、マイルチャンピオンシップ3着の実績が光るサングレーザーなど、本番の安田記念でも人気を集めそうな好素質馬が勢ぞろいしていますので、どうぞお楽しみに!
《予想オッズ》
①人気 エアスピネル 3.0倍
②人気 モズアスコット 3.5倍
③人気 サングレーザー 3.9倍
④人気 ロジクライ 8.4倍
⑤人気 ブラックムーン 10.4倍
⑥人気 ダッシングブレイズ 13.7倍
⑦人気 グァンチャーレ 20.2倍
⑧人気 ヤングマンパワー 22.4倍
⑨人気 カデナ 53.1倍
⑩人気 ムーンクレスト 65.8倍
《出走予定馬分析》
🐎エアスピネル
芝1600mの重賞を3勝(デイリー杯2歳ステークス・京都金杯・富士ステークス)している5歳のキングカメハメハ産駒。芝2000mまでならこなせる馬だと思いますが、マイルがベスト距離なのは間違いありませんから、前走に引き続いて得意のマイル戦に出走できる点は高く評価したいです。でも、年明け初戦に予定したGⅡ・中山記念を骨膜炎の影響で回避している、というネガティブな要素を見逃すわけにはいきません。1週前追い切り(栗東坂路4ハロン51.7秒)で好時計を叩き出しているように、表面的には9割近いデキには仕上がっているでしょうけど、一頓挫明けのレースで本来の実力を発揮するのはそう簡単な事ではありませんから、得意距離で凡退する事になっても全く驚けないと思います。
🐎サングレーザー
昨秋のGⅠ・マイルチャンピオンシップでエアスピネル相手に0.1秒差の接戦を演じている4歳のディープインパクト産駒。デビュー間もない頃は芝2000m前後の距離を使っていましたけど、道中の折り合いに不安のある馬だった事もあり、芝1600m以下のレースに本格参戦するようになった昨春から成績が安定し始め、現在7戦連続で3着以内という好結果を残しています。今回は年明け初戦になりますので、100%のデキに仕上がっている可能性は低いですが、マイルチャンピオンシップでエアスピネルと互角の競馬をしただけでなく、前走のGⅡ・阪神カップでもモズアスコットに先着を果たしているのですから、再びモズアスコット相手に先着する可能性も十分あるのでは?と考えています。
🐎ブラックムーン
2018年最初のJRA重賞・京都金杯を制し、悲願の重賞初制覇を決めた6歳のアドマイヤムーン産駒。「アドマイヤムーン産駒=時計の掛かる馬場が得意」とお考えの方も多いかと思いますが、昨夏の米子ステークスで1分31秒9(芝1600m)というレコードタイムをマークしたように、決着時計が速いレースでも上位争い可能なアドマイヤムーン産駒ですから、高速馬場になる事が予想される開幕週の京都芝コースで戦える点は歓迎材料になると思います。ただし、前走・京都金杯の勝ちっぷりが鮮やかだったとはいえ、今回は手の合う武豊騎手がエアスピネルの方に騎乗する点はマイナスに働きそう…。
🐎モズアスコット
芝1400mのレースでは4着以下に敗れた事がない、というスピードタイプのフランケル産駒。キャリアわずか8戦の4歳ですけど、GⅡ・阪神カップ4着、GⅡ・阪急杯2着、と既に重賞レースで通用するメドを立てている馬ですから、キャリア不足だからといって安易に軽視してしまうのは危険だと考えています。同じフランケル産駒のソウルスターリングが阪神牝馬ステークスでボロ負けした事を受け、「フランケル産駒早熟説」が各所で唱えられていますが、この馬はデビューの時期が大幅にズレ込んだ遅咲きタイプですし、キャリアを積み重ねるにつれ、レース運びに進境が見られますので、「フランケル産駒早熟説」に該当しない晩成型なのではないでしょうか。
🐎ロジクライ
ジュエラーやファインニードルといったGⅠホースのほか、先日の阪神大賞典を快勝したレインボーラインなど、好メンバーがそろっていた2016年のGⅢ・シンザン記念を制している5歳のハーツクライ産駒が約2年3ヶ月ぶりに重賞戦線に帰ってきます。シンザン記念勝ち後に骨折が判明し、1年11ヶ月という長期間の休養を余儀なくされましたが、骨折明け4走目となる前走のOP・六甲ステークスで先行押し切り勝ちを決め、復調気配にある事をアピールしました。先行馬が止まりにくい開幕週の京都芝コースで戦える点もプラスに働くでしょうし、一気の相手強化となる中でも互角以上の走りを見せてくれるのでは?と考えています。
《レース展望から見るマイラーズカップの1着予想》
🐎モズアスコット
他の有力馬よりもキャリア不足である点が引っ掛かりますけど、過去2戦でまずまずの走りを見せ、重賞レースで通用するメドを立てているこの馬が初の重賞タイトルをつかみ取るのでは?と予想しています。上位人気馬の多くが休養明け初戦であるのに対し、この馬は年明け初戦の前走を叩き、上り調子の状態で出走する、というアドバンテージがありますし、1週前追い切り(栗東坂路4ハロン53.2秒)の時計も悪くありませんから、他の有力馬との仕上がりの違いが明白な状況であれば、楽に勝ち切っても不思議ないと考えています。また、芝1400mの速いペースだと道中の追走に手間取る面があったので、芝1600mへの距離延長で近走以上のパフォーマンスを発揮してくれるのではないでしょうか。
↓1日1回応援クリックお願いします(^^)
2017/04/23 第48回 マイラーズC(GⅡ)【イスラボニータ】