【マイラーズカップ2018】追い切りから見る1着予想

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使い詰めの疲労は皆無!

開幕馬場の恩恵受けるアノ馬に注目!

追い切りから見る1着予想

 

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2018年4月22日(日)

京都競馬11レース(15時35分発走)

第49回 読売マイラーズカップ(GⅡ)

京都芝1600m(外回り)

4歳以上別定

 

《追い切り後展望》

 

年明け早々に公営兵庫競馬へと移籍したピークトラムを含む14頭がエントリーしている今年のマイラーズカップ。14頭という寂しい頭数になってしまいましたが、今後のGⅠでも好勝負できそうな実績馬がそろっていますので、安田記念のステップレースにふさわしい好レースを展開してくれるのでは?と期待しています。その中で最終追い切りの推奨1番手に取り上げるのはモズアスコット(栗東坂路4ハロン51.2秒)です。元から追い切りでド迫力の動きを見せている馬ですけど、今回はいつも以上に力強い脚色で坂路を駆け上がっていましたので、年明け初戦だった前走からの大きな上積みが見込める状況でマイラーズカップ当日を迎える事ができそうです。最終追い切りの推奨2番手にはブラックムーン(栗東CWコース6ハロン83.4秒)を取り上げます。格下との併せ馬になりましたから、併走相手に先着するのは当然ですけど、鞍上が仕掛けた時の反応が抜群に良かったので、レース間隔が空いている状況でもこの馬なりの仕上がりにあるのでは?と考えています。最終追い切りの推奨3番手にはロジクライ(栗東坂路4ハロン53.3秒)を取り上げます。1週前に速い時計を出しているので、息を整える程度の最終追い切りになっていますが、荒れた馬場を真っ直ぐ駆け上がったところに好感が持てたので、最終追い切り推奨の3番手に抜てきしました。

 

《追い切り後見解》

 

3枠4番 エアスピネル(武豊騎手 56kg)

デビュー当初から栗東坂路での追い切りで抜群の動きを見せている事もあってか、今回も各メディアで追い切りの動きが絶賛されていますけど、雨の影響で馬場が重くなっていた事を考慮しても、今回の最終追い切り(栗東坂路4ハロン54.1秒)の動きが物足りなく映ったので、まだ本調子じゃないのかな?という印象を持っています。でも、過去の実績を考えれば、楽に勝ち切っても不思議ありませんし、先日の東京スプリントで伏兵のグレイスフルリープを勝利に導き、好調さをアピールした名手・武豊騎手に手が戻る状況もプラスだと考えていますので、侮れない存在である事には変わりありません。

 

4枠5番 サングレーザー(福永祐一騎手 57kg)

エアスピネルやモズアスコットといった他の上位人気馬よりも1kg重い57kgの斤量を背負う事になっていますけど、GⅠ・マイルチャンピオンシップ3着など、昨秋以降の重賞戦線で目覚ましい活躍を見せた馬ですから、今回も無視できない存在になる事でしょう。最終追い切り(栗東坂路4ハロン56.9秒)は平凡な全体時計に留まっていますが、浅見秀一厩舎は最終追い切りの全体時計を敢えて遅くする、というスタイルを貫いていますので、休み明け初戦でも水準以上のデキには仕上がっているようです。あとは、差し一辺倒の脚質であるこの馬向きのハイペースになるのかどうか、というところに尽きるのではないでしょうか。

 

5枠8番 ロジクライ(川田将雅騎手 56kg)

重賞初制覇となった3歳時のシンザン記念以降、骨折のアクシデントに見舞われ、長期離脱を余儀なくされたものの、マイラーズカップのステップレースにあたるOP・六甲ステークスを快勝し、上り調子の状態で久方ぶりとなる重賞レース出走を果たします。今回は一気に相手関係が強化されていますので、エアスピネルやサングレーザーといったGⅠ上位入線組相手に勝ち切れるのかどうか、というところが最大のポイントになりますけど、最終追い切りの動きが良かったのはもちろん、1週前追い切りで栗東坂路4ハロン50.6秒という驚異的なタイムを叩き出していますから、相手強化の一戦をいきなり勝ち切る事になっても不思議ない状況だと考えています。

 

6枠9番 モズアスコット(ルメール騎手 56kg)

阪神カップ4着・阪急杯2着など、芝1400mの重賞レースで好走を続けているフランケル産駒。条件戦時代の勝ち方が派手だった事もあり、過剰人気になりやすい馬ですけど、オープン昇級後も強敵相手に互角以上の走りを見せていますし、春の大目標にしている安田記念に出走するためには、マイラーズカップで1着になって、収得賞金を大幅に加算する必要がありますので、陣営の勝負気配はどの馬よりも高くなっているのでは?と予想しています。叩き2戦目で前走以上のパフォーマンスを見せる可能性を秘めている一方、いつも後方からレースを運んでいる馬ですから、逃げ・先行馬有利の展開になってしまうと、予想外の苦戦を強いられるかもしれません。

 

6枠10番 ブラックムーン(秋山真一郎騎手 56kg)

メンバー中で3番目に速い芝1600mの持ち時計(1分31秒9)があるのはもちろん、57kgという厳しいハンデを課せられた前走のGⅢ・京都金杯を勝ち切っているように、充実著しい6歳馬ですから、GⅠで好走した強敵相手に互角の勝負を見せても不思議ないのでは?と予想しています。最終追い切りもかなり良かったですし、前走の好調子をキープしているのは間違いない状況ですけど、強敵がそろった中、騎手が乗り替わる点は褒められたものではありませんし、前残り決着になるケースが多い開幕週の馬場に替わる点もマイナスに働くのでは?と考えています。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 エアスピネル    2.2倍

②人気 モズアスコット   2.9倍

③人気 サングレーザー   5.0倍

④人気 ロジクライ     6.7倍

⑤人気 ブラックムーン   10.3倍

⑥人気 グァンチャーレ   15.9倍

⑦人気 ダッシングブレイズ 19.6倍

⑧人気 ヤングマンパワー  22.7倍

⑨人気 カデナ       46.1倍

⑩人気 ガリバルディ    86.2倍

 

《展開予想》

 

内枠からヤングマンパワー・ベルキャニオン・エアスピネル・ムーンクレスト・ダッシングブレイズ・ロジクライ・グァンチャーレという先行脚質の馬がそろっていますけど、いずれの馬もハイペースで逃げるタイプではありませんから、どの馬がハナを奪う事になったとしても、平均ペースよりもやや遅いペースを形成していくのでは?と予想しています。開幕週ですので、レース当日の馬場傾向をしっかりチェックする必要がありますが、春の京都開催の開幕週は「逃げ・先行脚質有利」という傾向が色濃くなりますので、中団よりやや前めのポジションから鋭い末脚を繰り出せる馬の台頭に十分注意してください。

 

《マイラーズカップの追い切りから見る1着予想》

 

🐎グァンチャーレ

脚質的に先行馬有利の開幕週の馬場がどうか…という上位人気馬が多くなっていますので、安定した先行力を持ち、先行馬有利の馬場の恩恵を受けそうなこの馬の走りに懸けてみる事にしました。昨夏のGⅢ・中京記念で12着に負けていますけど、前走のOP・六甲ステークスでロジクライに次ぐ2着を確保するなど、重賞級の馬がそろったOP特別で3戦連続2着という好結果を残し、充実期に差し掛かっている状況であれば、周囲が驚くような激走を見せても不思議ないのでは?と考えています。使い詰めによる疲労が気掛かりですが、最終追い切り(栗東坂路4ハロン52.4秒)の動きも素晴らしかったので、レース間隔が詰まっている事による疲れを心配する必要はありません。

 

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2017/04/23 第48回 マイラーズC(GⅡ)【イスラボニータ】