【マーチステークス2018】追い切り後見解/枠順確定後見解/展開予想/最終1着予想/コース相性の良さが光るアノ馬が最終追い切りで上々の動きを披露!

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2018年3月25日(日)

中山競馬11レース(15時30分発走)

第25回 マーチステークス(GⅢ)

中山ダート1800m・4歳以上ハンデ

 

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《追い切り後展望》

 

最軽量が53kg(ブレスアロット)で、最も重い斤量が58kg(オールブラッシュ)となっているように、最大のハンデ差が5kgという中で行われる今年のマーチステークスですけど、その中で追い切り推奨の1番手とするのは条件戦を勝ち上がったばかりのハイランドピーク(美浦北Cコース5ハロン66.4秒)です。単走での最終追い切りになりましたが、とても軽やかなフットワークでCコースを駆け抜けていて、具合の良さをうかがわせる動きを披露しています。ハイランドピークに次ぐ追い切り推奨2番手にはアルタイル(美浦Wコース6ハロン85.4秒)を取り上げます。先行していた併走馬を楽な手応えで追走し、最後は同入に持ち込んでいますので、こちらもハイランドピーク同様、素晴らしい仕上がりでマーチステークス当日を迎える事ができそうです。有力馬の一角・センチュリオン(美浦Wコース5ハロン68.2秒はラスト1ハロン14.3秒というかなり遅い時計になりましたけど、元々、追い切りでは全く動かない馬ですから、ラスト1ハロンの時計が遅くなるのはいつも通り、という風に解釈してください。他では、ロンドンタウン(栗東CWコース6ハロン81.7秒)サンマルデューク(美浦Wコース5ハロン70.0秒)が見栄えのする動きを披露していたものの、復活が待たれるエピカリス(美浦Wコース6ハロン80.9秒)はまずまずの全体時計をマークしていますが、終いがバタバタになっていましたので、本調子には戻り切っていないのかな?という印象を持ちました。

 

《追い切り後見解》

 

4枠7番 ディアデルレイ(勝浦正樹騎手 57kg)

安定した戦績を残す事ができないムラ駆け傾向の強いタイプではありますが昨年のマーチステークスで2着に入るなど、いつ重賞を勝ってもおかしくないくらいの実績を残している7歳のキングカメハメハ産駒。2番人気に支持された前走・東海ステークスで9着に負けた時の敗因がつかめない状況ですけど、ムラ駆けタイプは大敗後に一変する事が多々ありますので、前走の結果をそのまま鵜呑みにしてしまうのは危険です。でも、時計が掛かるダートよりも決着時計が速いダートの方を得意にしていますので、レース当日の中山ダートの時計の出方をしっかりチェックして、ディアデルレイ向きの馬場状態になっているのかどうか、というところを確認するようにしてください。

 

4枠8番 センチュリオン(幸英明騎手 57kg)

2016年4月のアンタレスステークス16着以来、約2年ぶりに重賞レースへとエントリーしてきた6歳のキングカメハメハ産駒。オープン特別を走る機会が多いので、ダート中距離重賞の常連組との力関係が分かりにくい、という状況ですけど、中山ダート1800mでは【7-2-2-3】で連対率64.3%というハイアベレージを残していますので、得意コースであれば、レベルの高い重賞レースでも互角以上の走りを見せてくれるのでは?と期待しています。ポイントは乗り慣れている大野拓弥騎手から幸英明騎手へと乗り替わる点。クセの強いセンチュリオンをテン乗りの幸英明騎手がどう乗りこなすのか、というところに注目が集まります。

 

5枠9番 エピカリス(ルメール騎手 56kg)

新馬戦から怒涛の勢いで4連勝を決めた時は「とんでもない大物が誕生した!」と感心したものですが、爪のアクシデントに見舞われた事もあってか、昨夏あたりから急に調子を崩してしまい、2017年2月のヒヤシンスステークス1着以降、まさかの4連敗を喫しています。2走前のレパードステークスは直線で馬群に包まれる不利があっての3着でしたが、前走・みやこステークスは見せ場らしい見せ場を作る事すらできず、勝ち馬から1.6秒離された8着に敗れていますし、今回の最終追い切りでも本調子には程遠い動きを見せている現状ですから、様子見が妥当だと思います。

 

7枠13番 ハイランドピーク(横山典弘騎手 55kg)

年明けから急激に力をつけてきた4歳のトーセンブライト産駒。前走・上総ステークスの勝ち時計(1分52秒3)の方が1日後にセンチュリオンが制した総武ステークス(1分52秒8)よりも断然速くなっているように、前走の時点で既に重賞級の勝ち時計を叩き出しているのですから、初の重賞レース参戦となる状況でも互角以上の走りを見せる可能性は十分あるのでは?と考えています。最終追い切りでキビキビとした動きを披露し、前走の好調子をキープしている状況である点も強調材料になりますので、格下の存在だからといって軽い扱いをしないようにしてください。

 

8枠15番 ロンドンタウン(松岡正海騎手 57.5kg)

クリソライトとの一騎打ちとなった昨年のコリアカップでGⅠ初制覇を果たした5歳のカネヒキリ産駒。3走前のチャンピオンズカップ15着から3戦連続で凡退している状況ですけど、5走前のエルムステークスではテイエムジンソクを破っている実力馬でもありますから、近3走よりも相手が一気に弱くなっている中であれば、馬券圏内に割って入る事になっても全く驚けないと思います。ロンドンタウンは時計の掛かるタフな馬場を苦手にしている一方、決着時計が速くなる脚抜きの良いダートを得意にしていますので、レース当日の馬場状態が「重」か「不良」になっていれば、凡退続きからの巻き返しを見せてくれる事でしょう。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 ハイランドピーク  2.3倍

②人気 センチュリオン   4.5倍

③人気 エピカリス     5.0倍

④人気 ディアデルレイ   5.9倍

⑤人気 ロンドンタウン   7.1倍

⑥人気 アルタイル     10.2倍

⑦人気 コスモカナディアン 15.7倍

⑧人気 クインズサターン  19.4倍

⑨人気 オールブラッシュ  20.5倍

⑩人気 ロワジャルダン   25.7倍

 

《展開予想》

 

前走でハナを奪ったのが上位人気確実なハイランドピークだけ、という状況ですけど、ディアデルレイも逃げ切り勝ちを決めた事があるほか、58kgのトップハンデを背負うオールブラッシュも前々でレースを運びたいタイプですし、初ダートのジョルジュサンクも砂を被るのを嫌って、果敢な先行策に打って出る可能性がありますから、どの馬が逃げるにしても、極端に遅いペースにはならず、道中で息が入りにくい平均ペースを形成する事になるのでは?と予想しています。でも、中山ダート1800mでシンガリ追走からの大外一気が決まるケースはほとんどありませんので、平均ペースが予想される状況であっても、過去のレースで器用な立ち回りを見せた馬を中心にした馬券作戦を組み立てる事をおすすめします。

 

《マーチステークスの最終1着予想》

 

アルタイル

混戦必至のハンデ戦ではありますが、最終追い切りで併走馬を楽な手応えで煽る、という上々の動きを見せ、やや見込まれた印象のある57kgのハンデを克服しても不思議ないデキに仕上がっているこの馬を中心視します。差し・追い込み脚質ですけど、中山や福島といった直線が短いコースの方を得意にしている馬で、実際に昨年のマーチステークスでも勝ち馬から0.2秒差の3着を確保していますので、コース相性の良さもこの馬の買い材料になるのでは?と予想しています。

 

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