【中山記念2018】過去データから見る1着予想/前走惨敗で人気落ち必至なアノ馬に追い風となる好走データがズラリ!

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2018年2月25日(日)

中山競馬11レース(15時45分発走)

第92回 中山記念(GⅡ)

中山芝1800m 4歳以上・別定

 

《中山記念の見どころ!》

 

中山記念が行われる中山芝1800mは中山競馬場のスタンド前にスタートゲートが設置される条件で、中山芝・内回りコースをちょうど1周する、というとてもシンプルなコース設定になっています。1コーナーに差し掛かるまでの距離が約200mと短くなっているだけでなく、スタート後に中山芝コース特有の急坂を上る必要があるため、レース序盤からハイラップになるケースはほとんどありません。ただし、今年の中山記念にエントリーしている馬の顔ぶれを見てみると、単騎逃げに持ち込まないと好走できないタイプの馬が2頭(マルターズアポジー・マイネルハニー)存在していますから、ハイペースになるケースが少ない中山芝1800mの重賞レースではありますけど、例年の中山記念よりも速いペースになる可能性がありますので、差し・追い込み脚質の台頭にも十分注意してください。また、過去5年の単勝オッズ別成績を見ていくと、過去5年の勝ち馬はすべて単勝オッズが一桁台となっていますから、無理な穴狙いは禁物です。

 

《中山記念のチェックポイント》

 

① 前走でハイレベルなGⅠレースを経験していた馬が優勢!GⅡ・オープン特別組は低空飛行…。

 

まずは、過去5年の前走レース別成績から中山記念の馬券ゲットにつながっていきそうなデータを探っていきます。中山記念と相性が良いのは前走・GⅠ組で5勝・2着2回という好結果を残しています。今年の登録馬の中で相性の良い前走・GⅠ組に該当しているのはアエロリット・サクラアンプルール・ペルシアンナイト・マルターズアポジー・ヴィブロスとなっています。逆に、前走・GⅡ組【0-0-2-12】と前走・オープン特別組【0-1-0-8】は苦戦傾向にありますので、前走でGⅡ・オープン特別を走っていたショウナンバッハ・ディサイファ・マイネルサージュ・マイネルハニーは中山記念の不利データに該当してしまっています。

 

② キャリア別成績で中山記念の好走データに該当しているのはたった3頭だけ!

 

続いては、過去5年のキャリア(出走回数)別成績を見ていきましょう。中山記念と相性が良いのはキャリア6戦~10戦(勝率18.2%・連対率27.3%・複勝率54.5%)とキャリア16戦~20戦(勝率20%・連対率33.3%・複勝率33.3%)です。今年の登録馬の中でキャリア別成績の好走データに該当しているのはアエロリット・サクラアンプルール・ペルシアンナイトの3頭だけとなっていますので、この3頭を中心とした馬券作戦を検討するのも良いですし、3頭の馬連・馬単ボックス馬券で勝負してみるのも良いのではないでしょうか。一方、連対率11.1%のキャリア11戦~15戦(ウインブライト・ヴィブロス)と連対率3.6%のキャリア21戦以上(ショウナンバッハ・ディサイファ・マイネルサージュ・マイネルハニー・マルターズアポジー)の馬は苦戦を強いられていますから、キャリア別成績の不利データに該当している馬の扱いには注意が必要です。

 

③ 中山芝1800mで好結果を残しているジョッキーは戸崎・蛯名・松岡・デムーロの4名!

 

最後に、中山記念が行われる中山芝1800mの騎手別成績を見ていきます(集計期間は2013/1/1~2018/1/21)。集計期間内に10勝以上挙げているのは戸崎圭太騎手(ショウナンバッハ)・蛯名正義騎手(サクラアンプルール)・松岡正海騎手(ウインブライト)・デムーロ騎手(ペルシアンナイト)。その中でもデムーロ騎手は勝率41.7%・連対率50%・複勝率54.2%という驚異的なアベレージをマークしていますので、中山記念だけでなく、中山芝1800mのレースにデムーロ騎手が登場する場合は必ず馬券の買い目に加えておく必要があります。また、横山典弘騎手(アエロリット)は勝率7.4%・連対率14.8%で、内田博幸騎手(ヴィブロス)も勝率3.7%・連対率11.1%というやや低調な成績に終わっていますから、横山典弘騎手と内田博幸騎手にとって中山芝1800mは鬼門のコースになっている、という事を頭の片隅に入れておくようにしましょう。

 

《過去データから見る中山記念の1着予想》

 

サクラアンプルール

前走レース別成績(GⅠ有馬記念)・キャリア別成績(20戦)・騎手別成績(蛯名正義騎手)の好走データに該当しているこの馬の走りに注目!前走はまさかの最下位に終わっているのですが、最後の直線でジョッキーが立ち上がるほどの大きな不利を受けての凡退ですから、前走最下位という結果を受けて人気が落ちそうな今回こそが最大の狙い目になるのでは?と予想しています。昨年2着に好走した舞台での巻き返しに期待したいところですけど、今年は昨年よりも相手が強くなっている、というところが若干気掛かり。でも、エアスピネルやヤマカツエースといった有力どころが出走した昨年の札幌記念で重賞初制覇を果たしている実績馬ですから、強力メンバーがそろった今回も好勝負に持ち込めると思います。