【京都牝馬ステークス2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/前走の勝ちっぷりが優秀で距離短縮も魅力的なアノ馬の台頭に期待!

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2018年2月17日(土)

京都競馬11レース(15時35分発走)

第53回 京都牝馬ステークス(GⅢ)

京都芝1400m(外回り)4歳以上牝馬限定・別定

 

《京都牝馬ステークスのレース展望》

 

5月13日に東京競馬場で行われる春のマイル女王決定戦・ヴィクトリアマイルの行方を占う意味でも重要な一戦となる京都牝馬ステークスが今週の京都競馬のメインレース!これまでは芝1600mの牝馬限定重賞レースとして多くの競馬ファンから認識されていた京都牝馬ステークスですけど、2年前から芝1400mの条件に変更されていて、距離変更初年度となった2016年の勝ち馬・クイーンズリングは同年のエリザベス女王杯を制したほか、2017年の勝ち馬・レッツゴードンキも京都牝馬ステークス直後に参戦した高松宮記念で2着に好走しているように、芝1400mの条件に変更されてからの京都牝馬ステークス勝ち馬はいずれも後のGⅠレースで上位争いに食い込んでいます。今年の顔ぶれを見てみると、昨年末に重賞初制覇を果たしたミスパンテールのほか、芝1200mのGⅠで上位争いをした経験を持つソルヴェイグワンスインナムーン、さらには条件戦で味のある勝ちっぷりを披露したエンジェルフェイスデアレガーロといったバラエティーに富んだ面々が集結!1400m戦になってから今まで以上に出世レースとしての役割を果たすようになった京都牝馬ステークスにどうぞご注目ください!

 

《予想オッズ》

 

①人気 ミスパンテール   3.5倍

②人気 ワンスインナムーン 3.8倍

③人気 ソルヴェイグ    4.9倍

④人気 デアレガーロ    8.1倍

⑤人気 エンジェルフェイス 12.6倍

⑥人気 ミステルテ     15.0倍

⑦人気 エスティタート   19.9倍

⑧人気 ヴゼットジョリー  21.4倍

⑨人気 アリンナ      53.5倍

⑩人気 エスティタート   58.6倍

 

《出走予定馬分析》

 

エンジェルフェイス

3歳時にフラワーカップを制し、その後のGⅠ・オークスでも3番人気に支持された逸材でしたが、フラワーカップ1着後は5戦連続で10着以下、という精彩を欠く内容のレースを続けていました。しかし、1年間の休みを挟んでいて、苦戦を強いられる事が予想された前走・新春ステークス(1600万下)で見事な変わり身を見せ、約1年8ヶ月ぶりの勝ち星を挙げました。前走の2着馬と3着馬がその後のレースでワンツーフィニッシュを決めていますので、前走のレベルは決して低くありませんし、叩き2戦目で更なる上積みが期待できる状況であれば、3歳時のフラワーカップ以来となる重賞タイトル奪取を決めたとしても全く驚けないと思います。

 

ソルヴェイグ

これまでに重賞レースを2勝しているほか、2016年のGⅠ・スプリンターズステークスでも勝ち馬とタイム差なしの3着に食い込むなど、芝の短距離重賞路線で牡馬顔負けの活躍を見せています。単勝オッズ3.3倍の1番人気に支持された前走・京阪杯は好スタートを切り、順調な形でレースを進めているように見えました。しかし、直線入り口付近でズルズルと下がってしまい、勝ち馬から0.5秒差の9着というソルヴェイグらしからぬ凡退を前走で喫してしまいました。前走は時計の掛かる馬場が敗因だったように思いますので、前走以上に荒れている今の京都芝コースへの対応がカギになりますが、3歳時に芝1400mのフィリーズレビューを制していますので、前走から200mの距離延長は問題ない、と考えています。

 

デアレガーロ

2013年函館スプリントステークス2着のシュプリームギフト、2015年オーシャンステークス3着のベステゲシェンク、2016年アーリントンカップ3着のロワアブソリューなど、芝1600m以下の重賞レースで上位入線した実績を持つ馬を兄姉に持っています3歳時にフラワーカップで2番人気11着という残念な結果を残してしまっていますけど、1800mという距離が長かった事がフラワーカップの敗因でしたから、芝1400mの京都牝馬ステークスであれば、フラワーカップの二の舞になる事はないのでは?と予想しています。前走・市川ステークス(1600万下)は5番人気という低評価に甘んじましたが、上がり3ハロン33.3秒という破壊力抜群の末脚を繰り出し、1600万下条件を卒業していますので、今回もこの馬が得意にしている瞬発力勝負になれば、上位争いに持ち込む可能性も十分あると思います。

 

ミスパンテール

前走・ターコイズステークスは53kgという軽いハンデが味方したとはいえ、密集した馬群の中からスパッとキレる末脚を披露し、悲願の重賞初制覇を果たしています。元々、約半年の休み明けだった3歳時のチューリップ賞でソウルスターリングに次ぐ2着を確保し、リスグラシューにも先着を果たしている素質馬で、いつ重賞を勝ってもおかしくない存在でしたけど、本格化した事を証明する走りを近2走で見せている状況であれば、ターコイズステークスに続く重賞連勝を決めても不思議ありません。芝1400mを走るのが初めてになりますから、初距離への対応が大きなポイントになると思います。でも、道中の折り合いに課題のある馬ですので、距離短縮がマイナスに働く事はないのでは?と予想しています。

 

ワンスインナムーン

前年の京都牝馬ステークス2着馬で、2走前のスプリンターズステークスでは勝ったレッドファルクスとわずか0.1秒差の3着を確保するなど、芝の短距離レースで安定した走りを見せています。前走・香港スプリントは12着という残念な結果に終わっていますけど、初の海外遠征であった事はもちろん、相手が強すぎた一戦でしたから、惨敗してしまったのも致し方ない事だと思います。軽快な先行力を持ち、どんな状況であってもマイペースで先行する事ができれば大丈夫、というタイプですので、同型との兼ね合い次第という面はありますが、時計の掛かる馬場よりも高速馬場の方が合うタイプでもありますから、かなりの荒れ馬場になっている今の京都芝コースへの対応が好走できるかどうかの分かれ目になるのではないでしょうか。

 

《レース展望から見る京都牝馬ステークスの1着予想》

 

ミスパンテール

前走の勝ちで競走馬のピークに差し掛かっている事を証明してくれたこの馬の台頭に期待しています。雨馬場を苦手にしている馬ですので、レース当日はもちろん、週中に雨が降ってしまうと苦戦を強いられるかもしれませんが、道中の折り合いに苦労するタイプですから、芝1400mへの距離短縮は魅力的ですし、中間もしっかりと乗り込んでいて、前走並みの状態を維持しているのが間違いない状況であれば。前走で見せたようなスパッとキレる末脚を披露し、骨っぽい相手を一気に差し切ってくれるのでは?と予想しています。