【京都記念2018】過去データから見る1着予想/昨秋に本格化し、荒れ馬場を得意にしているアノ馬が好走データすべてに該当!

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2018年2月11日(日・祝日)

京都競馬11レース(15時35分発走)

第111回 農林水産省賞典 京都記念(GⅡ)

京都芝2200m(外回り)4歳以上別定

 

《京都記念の見どころ!》

 

京都記念が行われる京都芝2200mは内回りコースと外回りコースの合流地点となる4コーナーを回り切った先にスタートゲートが設置される条件で、最初のコーナーに差し掛かるまでの距離が約400mとやや長めに設定されている事もあってか、極端なハイペースになるケースはほとんどなく、平均ペースよりも遅めの淡々としたスローペースになるケースが大半を占めています。直線が長い外回りコースを使用しますので、差し・追い込み馬が台頭する可能性もありますけど、基本的には中団よりも前めのポジションを確保した先行・好位勢が台頭するケースが多くなっていますので、脚質が極端な馬の期待値はあまり高くありません。過去5年の単勝人気別成績を見てみると、3番人気【2-2-0-1】6番人気【3-0-0-2】が好結果を残している一方、1番人気【0-0-1-4】は過去5年で連対ゼロと苦戦していますので、レース当日に1番人気に支持された馬の評価は割り引いた方が良さそうです。また、4枠~8枠が5勝・2着4回という好結果を残しているものの、内枠勢の1枠~3枠は【0-1-2-14】という低調な成績に終わっていて、苦戦傾向にありますので、4枠から外の枠に入った馬を中心にした馬券作戦を考えてみてはいかがでしょうか?

 

《京都記念のチェックポイント》

 

①前走馬体重が440kg~499kgの程よい馬格を持つ馬が優勢!アノGⅠ馬は好走データに該当せず…。

 

過去5年の前走馬体重別成績から京都記念の馬券攻略に使えそうなデータを探ってみたところ、過去5年の京都記念で2着以内を確保した10頭はすべて前走の馬体重が440kg~499kgという程よい馬格だった事が明らかになりました。今年の登録馬の中で前走馬体重440kg~499kgの好走データに該当しているのはアクションスター・クリンチャー・ケントオー・ディアドラ・ミッキーロケット・モズカッチャン・レイデオロとなっていますので、これらの馬から馬券の軸馬を選んでいく事をおすすめします。逆に、前走馬体重の好走データに該当していないのはエリザベス女王杯2着のクロコスミアと軽快な先行力を持ち、実戦での展開利が見込めるプリメラアスール。さらには昨年の皐月賞馬・アルアインも前走の馬体重が520kgでしたから、前走馬体重の好走データには該当していません。

 

②GⅡの京都記念は前走GⅠ組の信頼度が高い!逆に、京都記念と同じ前走GⅡ組は相性最悪…。

 

続いては、過去5年の前走レース別成績を見ていきます。今回展望している京都記念はGⅡという格付けになっている事もあり、GⅡよりもハイレベルなGⅠを前走で経験している馬が有利となっています。前走GⅠ組は過去5年で3勝・2着3回・3着4回という好結果を残していますから、今年の登録馬の中で前走GⅠ組にあたるアルアイン・クリンチャー・クロコスミア・ディアドラ・モズカッチャン・レイデオロの台頭には十分注意してください。一方、苦戦を強いられているのは京都記念と同じグレードの前走GⅡ組で【0-1-0-22】で連対率がわずか4.3%という低調な成績に終わっています。今年の登録馬の中で前走GⅡ組の不利データに該当しているのはアクションスターミッキーロケットの音無秀孝厩舎の2頭。ミッキーロケットは中距離重賞の安定株ですから、今回も上位人気に支持される事になるでしょうが、京都記念と相性が悪すぎる前走GⅡ組ですので、ミッキーロケットの評価は割り引く事をおすすめします。

 

③種牡馬別ではディープインパクト・キングカメハメハ・ハービンジャー・ステイゴールドに注目!

 

最後に、京都記念が行われる京都芝2200mの条件を得意にしている種牡馬をリサーチしてみました(データの集計期間は2013年1月6日~2018年1月28日)。今年の京都記念に登録されている馬の中で集計期間内に京都芝2200mのレースで連対率20%以上のハイアベレージをマークしているのはディープインパクト(アルアイン)・キングカメハメハ(ミッキーロケット・レイデオロ)・ハービンジャー(ディアドラ・モズカッチャン)でした。また、ステイゴールド(クロコスミア)は集計期間内に5勝というイマイチな結果に終わっているものの、単勝回収率と複勝回収率がともに100%を超えていますので、人気薄の状況であってもステイゴールド産駒の台頭には注意する必要があると思います。

 

《過去データから見る京都記念の1着予想》

 

ディアドラ

今回ご紹介した前走馬体重別成績・前走レース別成績・種牡馬別成績の好走データにすべて該当しているこの馬の走りに注目!昨年の春まではハイレベルなGⅠだと一歩足りないのかな?というもどかしいレースを続けていましたが、昨年の秋になってから一気に飛躍していき、2走前に悲願のGⅠ初制覇を果たしました。重厚な血統のハービンジャー産駒らしく、上がり3ハロン33秒台の末脚が要求される瞬発力勝負になると脆い面を見せるものの、今の京都芝コースは瞬発力勝負に強いディープインパクト産駒が苦戦しているように、上がりが掛かる馬場を得意にしているハービンジャー産駒にとってはうってつけの荒れ馬場になっていますから、前走大敗からの一変が期待できるのでは?と予想しています。