【弥生賞2018】過去データから見る1着予想/中山芝2000mで好結果を残しているジョッキーが騎乗するアノ馬が3つの好走データに該当!

f:id:jikuuma:20180228032151j:plain

 

2018年3月4日(日)

中山競馬11レース(15時45分発走)

第55回 報知杯弥生賞(GⅡ・弥生賞トライアル)

中山芝2000m・3歳限定

 

《弥生賞の見どころ!》

 

弥生賞が行われる中山芝2000mは4コーナーを回り切った先にスタートゲートが設置され、コーナー4つの中山芝内回りコースをちょうど1周する、というとてもシンプルなコース設定になっています。最初のコーナーに差し掛かるまでの距離が約400mと長めに設定されていますので、遅いペースになるケースが大半を占めているのですが、徹底先行型が多数出走する状況になっている場合は平均よりも速いペースでレースが展開し、差し・追い込み脚質の馬が上位を独占するケースも少なくありませんから、事前に出走各馬の脚質をチェックしておく事をおすすめします。過去5年の単勝人気別成績を見てみると、1番人気と2番人気がそれぞれ2勝挙げているものの、単勝オッズ15倍以上の人気薄も1着・2着2回というまずまずの結果を残していますので、上位人気馬だけでなく、伏兵の台頭にも十分注意してください。また、コーナー4つのコースは一般的に「内枠>外枠」という傾向が色濃くなっていますが、弥生賞の過去5年の連対馬はすべて4枠~8枠に入っていた、というデータがある一方、1枠~3枠の内枠が【0-0-3-12】という低調な結果に終わっている事が分かっていますから、コーナー4つのコースのセオリーに囚われすぎない事が弥生賞攻略のポイントになります。

 

《弥生賞のチェックポイント》

 

① クラシックの有望株が他のレースに分散している事もあってか、前走1着馬が前走2着以下を圧倒!

 

まずは、過去5年の前走着順別成績から弥生賞の馬券作戦に使えそうなデータを探っていきます。近年の弥生賞は皐月賞や日本ダービーの有力候補に挙がっている馬たちが弥生賞以外のステップレースに出走する事が多くなっていますけど、過去5年で前走1着(アサクサスポット・オブセッション・ダノンプレミアム・トラストケンシン・ワグネリアン)が5勝・2着3回という成績を叩き出しているように、弥生賞では前走で好結果を残している馬が前走の勢いそのままにレース本番でも好走する、という傾向が色濃くなっていますので、今年も前走1着馬が上位争いに食い込んでくる可能性が極めて高いのでは?と予想しています。逆に、前走2着以下に敗れていた馬は【0-2-5-27】で連対率5.9%という低調な結果に終わっていますから、今年の登録馬の中で前走2着以下の不利デーに該当しているアラウン・サンリヴァル・ジャンダルム・ニシノトランザム・リビーリングの評価は割り引いた方が良さそうですね。

 

② 前走1番人気が過去5年で3勝!単勝回収率も100%超!逆に、前走5番人気以下は低空飛行…。

 

続いては、過去5年の前走単勝人気別成績から好走データと不利データを割り出していきます。好調なのは3勝を挙げている前走1番人気(ダノンプレミアム・ワグネリアン)で単勝回収率も184%というハイアベレージをマークしています。前走2番人気(アサクサスポット・オブセッション・リビーリング)は1着こそないものの、連対率25.0%というまずまずの結果を残していますが、前走5番人気以下(アラウン・サンリヴァル・ニシノトランザム)だった馬は【0-1-1-21】で連対率4.3%という低空飛行状態になっている事が分かりました。底を見せていない無敗馬3頭(ダノンプレミアム・ワグネリアン・オブセッション)は好走データにバッチリ該当していますので、この3頭がそろって馬券圏外に沈む可能性は極めて低い、と考えざるを得ないのではないでしょうか。

 

③ 中山芝2000mを得意にしているのは戸崎・ルメール・川田!苦手なのは福永と武豊…。

 

最後に、弥生賞が行われる中山芝2000mの騎手別成績から中山芝2000mで強いジョッキーを探していきます(集計期間は2013/1/5~2018/1/20)。集計期間内に最も多い勝ち星を挙げたのは25勝・勝率15.2%・連対率28.0%の戸崎圭太騎手(リビーリング)で、連対率48.6%のルメール騎手(オブセッション)と連対率38.1%の川田将雅騎手(ダノンプレミアム)も好結果を残しています。他では、福永祐一騎手(ワグネリアン)も連対率25.8%という戸崎圭太騎手と同等の結果を残しているものの、勝率は6.5%という低調な結果に終わっていますので、中山芝2000mの勝率が低い福永祐一騎手騎乗のワグネリアンは2着か3着に敗れる可能性があります。また、ジャンダルムの武豊騎手も【0-2-3-16】というレジェンドジョッキーらしからぬ結果に終わっていますから、ジャンダルムの評価は少し割り引いておきたいです。

 

《過去データから見る弥生賞の1着予想》

 

オブセッション

上位人気が予想される馬と下位人気が予想される馬の実力差が大きくなっているレースですので、極端な波乱決着になる可能性は極めて低いのでは?と考え、上位人気が予想される馬の中から、前走着順別成績・前走単勝人気別成績・騎手別成績の好走データすべてに該当しているこの馬の走りに注目しています。道中の位置取りが後方になってしまうタイプですから、道中の立ち回りの上手さが勝敗を分けるトリッキーな中山芝2000mコースはベストではないかもしれません。でも、ジョッキーは中山芝2000mを得意にしていますし、少頭数で紛れが少なくなりそうな点もこの馬にプラスに働くのではないでしょうか。