【日経賞2018】追い切り後見解/枠順確定後見解/展開予想/最終1着予想/勝ち星量産中の厩舎に所属しているアノ馬が最終追い切りで豪快な走りを披露!

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2018年3月24日(土)

中山競馬11レース(15時45分発走)

第66回 日経賞(GⅡ)

中山芝2500m・4歳以上別定

 

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《追い切り後展望》

 

出走が確定した15頭中5頭が3ヶ月以上の休み明け初戦ですから、他のレース以上に最終追い切りでどんな動きを見せていたのか、というところが重要になる中、追い切り推奨の1番手として取り上げるのはトーセンバジル(栗東CWコース6ハロン84.5秒)です。併走相手が古馬500万下(ジョーダンキング)でしたから、併走馬に先着するのは当然なのですが、雨の影響で重くなっている馬場をもろともしない豪快な走りを見せていて、競走馬のピークに差し掛かっている事をうかがわせる動きを披露しています。トーセンバジルに次ぐ追い切り推奨の2番手とするのがガンコ(栗東坂路4ハロン54.2秒)。全体時計だけを見ると物足りなく感じますけど、今週の栗東坂路は大雨の影響を強く受けていて、速い時計が出にくい状況になっていますので、全体時計が遅くなった事は全く気になりませんし、1週前に右肩上がりのラップの好時計(栗東坂路4ハロン52.0秒)をマークしていますから、レース間隔が詰まっている事による疲労を考慮する必要がないくらい良い仕上がりにある、と考えています。キセキ(栗東Pコース6ハロン83.3秒)は馬場が悪くなってしまったがゆえに、予定していた栗東CWコースで最終追い切りを敢行できない、というアクシデントがあったものの、太め感のない形で馬体を仕上げているので、こちらもトーセンバジル・ガンコに負けないくらいの状態にあると思います。他では、併走馬に遅れを取った点が気掛かりも、動きそのものは悪くなかったロードヴァンドール(栗東坂路4ハロン53.5秒)と、鞍上が仕掛けた時の反応がいつも以上に良かったソールインパクト(美浦Wコース6ハロン84.0秒)も良い形の最終追い切りを消化しています。

 

《追い切り後見解》

 

3枠4番 ロードヴァンドール(横山典弘騎手 56kg)

どんなレースでも「何かやってくるのでは?」と期待したくなる現役屈指のトリックスター・横山典弘騎手が騎乗する5歳のダイワメジャー産駒。瞬発力勝負になってしまった2走前・中日新聞杯は3着に敗れたものの、一気の距離延長となった前走・日経新春杯では勝ち馬からクビ差2着という好内容の走りを見せていますので、直線が短く、逃げ・先行脚質の馬に有利な展開になりやすい中山芝2500mの重賞レースであれば、上位争いする事になっても不思議ありません。

 

4枠7番 トーセンバジル(M・デムーロ騎手 56kg)

欧州競馬のトップホース・ハイランドリールがラストランを飾った昨年末の香港ヴァーズで日本馬最先着となる3着を確保し、国際GⅠで上位争いする実力を持っている事を証明してみせた6歳のハービンジャー産駒。まだ国内の重賞レースを勝っていない、という馬ですけど、2走前の京都大賞典ではシュヴァルグランに先着していますので、京都大賞典時よりも相手関係が楽になっている今回は重賞タイトル奪取の大チャンスがやってきた、と考えたいです。トーセンバジルを管理する藤原英昭厩舎は現在調教師リーディングを独走していますし、厩舎が怒涛の勢いで勝ちまくっている点も見逃せません。

 

5枠9番 ゼーヴィント(戸崎圭太騎手 56kg)

中山芝2500mという条件を走るのは初めてになりますけど、中山芝2200mの重賞で2着2回(2016年セントライト記念、2017年アメリカジョッキークラブカップ)という実績が示す通り、中山芝コースの非根幹距離で結果を出している馬ですから、初の中山芝2500mも問題ないのでは?と考えています。でも、今回は2017年7月の七夕賞1着以来、約半年の休み明け初戦になるだけでなく、骨折のアクシデント明け、という非常に難しい状況ですので、日経賞は叩き台の意味合いで出走する可能性が高く、この馬の買い時は日経賞以降のレースになるのではないでしょうか。

 

7枠12番 ガンコ(藤岡佑介騎手 56kg)

2週連続で好内容の追い切りを消化している5歳のナカヤマフェスタ産駒。前走・松籟ステークス(1600万下)で2着馬に3馬身半差をつける圧勝劇を見せ、オープンクラスへの昇級を果たしています。格上挑戦の身で52kgという軽ハンデに恵まれた2走前の日経新春杯で勝ち馬から0.2秒差の3着に健闘しているように、長丁場の重賞レースで既にメドを立てていますから、前走条件戦組という立場であっても侮れない存在である事には変わりないでしょう。ただし、今回はハンデ戦だった日経新春杯とは異なり、斤量面の有利不利が少ない別定戦になりますので、56kgの斤量でキセキやトーセンバジルといった強敵相手にどこまで通用するのか、というところがカギになりそうです。

 

8枠14番 キセキ(ルメール騎手 57kg)

大雨の影響で最終追い切りの場所をCWコースから芝コースへと変更する、という想定外の事態になってしまいましたが、最終追い切りの動き自体は問題なかったので、昨年末の香港ヴァーズ9着以来の休養明け初戦という状況でも勝ち負けできるだけの仕上がりにあるのでは?と考えています。ただし、基本的には叩き良化型というタイプですから、菊花賞1着や神戸新聞杯2着の実績がある立場でも他馬に足元をすくわれる可能性も否定できないと思います。トリッキーな中山芝コースを初めて走る、という点も微妙ですし、上位人気を裏切る結果になっても驚けません。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 キセキ       3.0倍

②人気 トーセンバジル   3.7倍

③人気 ロードヴァンドール 5.1倍

④人気 ガンコ       6.5倍

⑤人気 ゼーヴィント    8.4倍

⑥人気 ソールインパクト  15.5倍

⑦人気 サクラアンプルール 18.0倍

⑧人気 チェスナットコート 40.9倍

⑨人気 ショウナンバッハ  45.6倍

⑩人気 ノーブルマーズ   51.8倍

 

《展開予想》

 

徹底先行型のロードヴァンドールがエントリーしていますので、五分以上のスタートを切る事ができれば、ロードヴァンドールが単騎逃げの策に打って出て、淡々としたスローペースを形成していくのでは?と予想しています。単騎で逃げるロードヴァンドールを追いかけるのがガンコやノーブルマーズといったあたりで、トーセンバジルは馬群の中団に構え、差し・追い込み脚質のキセキはいつも通り後方のポジションで脚を溜める形になると思います。先行馬有利の展開になる可能性が高い中、後方で構えるキセキがどのタイミングで先行集団に取り付いていくのか、というところがレースの流れを左右する事になりそうです。

 

《日経賞の最終1着予想》

 

トーセンバジル

最終追い切りで豪快な動きを披露し、良い状態である事を証明してみせたこの馬を中心視します。昨夏までは極端な追い込み脚質タイプでしたけど、2走前から前々での競馬を展開するようになり、脚質が自在になってきた現状であれば、トリッキーで直線が短い中山芝コースもクリアしてくれるのでは?と予想しています。2017年3月の阪神大賞典(阪神芝3000m)で3着に入っているように、長丁場のレースも全く問題ありませんし、とんでもないペースで勝ち星を量産している絶好調の厩舎に所属している点もこの馬の好走を後押ししてくれそうです。

 

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