2018年3月24日（土）
阪神競馬11レース（15時35分発走）
第65回 毎日杯（GⅢ）
阪神芝1800m（外回り）・3歳別定
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《毎日杯のレース展望》
今週の土曜阪神競馬のメインレースはオグリキャップやテイエムオペラオー、クロフネ、キングカメハメハ、ディープスカイ、キズナといったインパクト十分なGⅠホースが勝ち馬として名を連ねている毎日杯！昨年は池江泰寿厩舎のアルアインが優勝し、その後の皐月賞制覇につながる好レースを披露していますので、今年の毎日杯で活躍した馬から後のGⅠホースが出てくる可能性も十分あるのでは？と期待しています。今年の顔ぶれを見てみると、ブラストワンピース・インディチャンプ・ギベオンという底を見せていない2戦2勝の素質馬のほか、キャリアを積み重ねるにつれて徐々に実力を発揮するようになっているシャルドネゴールド・ユーキャンスマイルなど、将来性のある逸材が勢ぞろい！例年以上のハイレベルといわれている現3歳牡馬世代で活躍する可能性を秘めている馬が数多くエントリーしている今年の毎日杯にどうぞご注目ください！
《予想オッズ》
①人気 ブラストワンピース 3.4倍
②人気 インディチャンプ 4.6倍
③人気 ギベオン 5.1倍
④人気 シャルドネゴールド 7.0倍
⑤人気 ユーキャンスマイル 10.6倍
⑥人気 ファストアプローチ 13.9倍
⑦人気 マイハートビート 15.1倍
⑧人気 スズカテイオー 20.6倍
⑨人気 ウォーターパルフェ 25.8倍
⑩人気 ノストラダムス 51.3倍
《出走予定馬分析》
インディチャンプ
2戦2勝のステイゴールド産駒で、近親にネオリアリズムやリアルインパクトといったGⅠホースが名を連ねている良血馬です。前走（500万下）はスタートで後手を踏んでしまい、最後方からの競馬を強いられましたが、メンバー中最速の上がり３ハロン（33.8秒）の末脚を繰り出し、見事な差し切り勝ちを決めました。脚の回転が速いピッチ走法なので、1800mへの距離延長に上手く対応できるのかどうか、というところが大きなポイントになりますけど、道中の折り合いに不安のあるタイプではありませんから、同世代相手の重賞レースであれば、初の1800mも問題ないのでは？と考えています。
ギベオン
米国のGⅠ・エイコーンステークス（ダート1600m）で2着に5馬身差の圧勝劇を見せるなど、デビュー間もない頃から米国ダートの短距離戦線で活躍した名牝・コンテスティッドを母に持つ2戦2勝のディープインパクト産駒。新馬戦（芝1800m）は前々からのレース運びを披露しましたが、前走・フリージア賞（500万下）は後方のポジションで折り合いに専念する競馬を試み、メンバー中最速の上がり３ハロン（33.7秒）の末脚を繰り出し、マイネルファンロン以下を完封してみせました。前走のレース内容が良かったので、今回も上位人気に支持される事になりそうですが、前走はレース序盤で頭を上げる場面がありましたから、道中でしっかり折り合いがつくのかどうか、というところがポイントになりそうです。
シャルドネゴールド
2012年の日本ダービーを制したディープブリランテや2015年のNHKマイルカップを制したクラリティスカイなどを輩出しているパカパカファーム出身のステイゴールド産駒。皐月賞への出走が確定的なジャンダルムやキタノコマンドール、フィリーズレビュー3着のデルニエオールなど、現3歳世代のトップホースを多く管理している栗東・池江泰寿厩舎の所属馬という事もあり、デビュー前から大きな注目を集めていた逸材です。4戦2勝という他のライバルと比較すると微妙な戦績ですけど、2走前の葉牡丹賞（500万下）では京成杯勝ち馬・ジェネラーレウーノ相手にハナ差の接戦を演じている実力馬ですから、初の重賞レース出走という立場でも互角以上の走りを見せてくれるはずです。
ブラストワンピース
シンザン記念を勝ったアーモンドアイやフェアリーステークスを勝ったプリモシーンなど、今年の桜花賞の優勝候補を抱えている一口馬主クラブ・シルクレーシングが所有している2戦2勝のハービンジャー産駒。ブラストワンピースは関東馬ですから、阪神競馬場への長距離輸送を無事にクリアできるのかどうか、というところが最大のポイントになりますが、前走・ゆりかもめ賞（500万下）の勝ちっぷりがとても鮮やかでしたし、芝1800mという条件でも新馬戦で経験していますので、初の長距離輸送で勝ち切る事ができれば、皐月賞や日本ダービーの有力候補に名乗りを挙げる事になるでしょう。
ユーキャンスマイル
デビュー3戦目でようやく勝ち上がった遅咲きのキングカメハメハ産駒で、2008年のGⅠ・秋華賞で2着という実績を残したムードインディゴを母に持つ良血馬です。前走・つばき賞（500万下）はダークナイトムーンやシルヴァンシャー、リシュブールといったPOGで人気を集めた評判馬との対戦を強いられましたが、直線で粘り強いレースを見せ、未勝利戦に続く連勝を決めました。前走は直線でふらつくような場面がありましたから、本格化するのはまだ先になるでしょうけど、世代屈指のポテンシャルの高さを誇る素質馬ですので、前走勝ちの勢いそのままに重賞タイトルを奪取する事になっても全く驚けないと思います。
《レース展望から見る毎日杯の1着予想》
ブラストワンピース
初めて関西圏への長距離輸送を経験する事になりますので、実戦で長距離輸送の影響がどの程度出るのか、というところが読みにくい状況ではありますが、前走で2着に4馬身差の圧勝を決めたこの馬の台頭に期待しています。前走は道中のポジションが後方になり、窮屈な競馬を強いられましたけど、直線で馬群の間を割る、という3歳馬離れした勝負根性を発揮し、世代トップクラスの実力を持っている事を証明してみせました。近2走よりも相手が一気に強化されていますが、ギリギリの状態で出走していないにも関わらず、他馬を子供扱いした近2走の勝ちっぷりは目を見張るものがありましたから、今回もしっかり勝ち切って、連勝街道を突っ走ってくれるのでは？と予想しています。
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