【阪急杯2018】過去データから見る1着予想/好相性のジョッキーに乗り替わる点がプラスに働くアノ馬が全ての好走データに該当!

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2018年2月25日(日)

阪神競馬11レース(15時35分発走)

第62回 阪急杯(GⅢ)

阪神芝1400m(内回り)4歳以上・別定

 

《阪急杯の見どころ!》

 

阪急杯が行われる阪神芝1400m(内回り)は2コーナー付近にあるポケット地点にスタートゲートが設置されるコースで、最初のコーナーに差し掛かるまでの距離が約450mと長めに設定されている事もあり、レース序盤に速いラップを刻むケースが多く、ハイラップで息切れしやすくなる逃げ・先行脚質の馬がやや苦戦傾向にある一方、道中で末脚を溜める事ができる差し・追い込み脚質の馬の台頭が目立つ、という特徴があります。また、過去5年の枠順別成績を見てみると、1枠~4枠の内枠勢が3勝・2着4回という好結果を残していますので、23日(金)の枠順発表時に1枠~4枠の内枠を引き当てた馬から馬券の軸になる馬を選んでいく事をおすすめします。逆に、過去5年で連対ゼロという厳しい結果に終わっているのが5枠【0-0-0-10】・8枠【0-0-1-10】となっていますから、過去5年の阪急杯と相性の悪い5枠と8枠に入ってしまった馬の評価は割り引いた方が良いかもしれませんね。

 

《阪急杯のチェックポイント》

 

① 前走馬体重が480kgから499kgだった中型馬の台頭が目立つレース!レッドファルクスは不利データに該当…。

 

まずは、過去5年の前走馬体重別成績から阪急杯の馬券作戦に使えそうなデータを探っていきます。阪急杯が行われる阪神芝1400m(内回り)は直線にタフな急坂が待ち構えているため、馬格のある馬が台頭するのかな?とお考えの方も多いかと思いますけど、過去5年の阪急杯の勝ち馬の前走馬体重を見てみると、前走馬体重が480kg~499kgだった中型の馬が過去5年で4勝している事が分かりました。今年の登録馬の中で前走馬体重480kg~499kgの好走データに該当しているのはアポロノシンザン・カラクレナイ・ペイシャフェリシタ・ムーンクレスト・モズアスコット・ユキノアイオロスとなっていますので、これらの馬の台頭に十分注意してください。1番人気濃厚なレッドファルクスの前走馬体重は472kgでしたが、過去5年で前走馬体重460kg~479kgだった馬は【0-1-2-12】という低調な結果に終わっていますので、レッドファルクスは前走馬体重の不利データに該当しています。

 

② 阪急杯と同コースの前走・阪神カップ組が優勢!逆に、シルクロードS組は過去5年で1着ゼロ…。

 

続いて、過去5年の前走レース別成績を見ていきましょう。阪急杯と相性が良いのは前走・阪神カップ組(アポロノシンザン・ムーンクレスト・モズアスコット・モーニン)で2勝・2着2回という好結果を残している事が分かりました。阪神カップは阪急杯と全く同じ阪神芝1400m(内回り)コースを使用しているのですから、阪急杯と阪神カップの関連性が高くなっているのは当たり前の事なのかもしれませんね。一方、阪急杯と相性が悪くなっているのは【0-2-0-9】の前走・シルクロードS組(カラクレナイ・ダイアナヘイロー・ミッキーラブソング・ユキノアイオロス)。カラクレナイは今年に入ってから好内容のレースを続けていますけど、前走レース別成績の不利データに該当してしまっているので、予想外の凡退に終わる可能性も考量する必要がありそうですし、福島信晴厩舎のラスト重賞となる武豊騎手騎乗のダイアナヘイローも不利データに該当しています。

 

③ 阪神芝1400m(内回り)でハイアベレージ残しているのは川田・福永・ルメールの3名!

 

最後に、阪急杯が行われる阪神芝1400m(内回り)コースの騎手別成績を見ていきます(集計期間は2013/1/1~2017/12/28)。集計期間内に10勝以上を挙げているのは川田将雅騎手(レッドファルクス)・福永祐一騎手(シュウジ)・浜中俊騎手(モーニン)・ルメール騎手(モズアスコット)となっています。特に、川田将雅騎手・福永祐一騎手・ルメール騎手の3名はいずれも連対率30%超・複勝率40%超というハイアベレージをマークしているほか、川田将雅騎手と福永祐一騎手は単勝回収率・複勝回収率ともに100%超という好結果を残していますので、阪急杯以外の阪神芝1400m(内回り)のレースでも川田将雅騎手・福永祐一騎手・ルメール騎手の騎乗馬には注意が必要です。

 

《過去データから見る阪急杯の1着予想》

 

モズアスコット

前走馬体重別成績(486kg)・前走レース別成績(阪神カップ)・騎手別成績(ルメール騎手)の好走データに該当しているこの馬の走りに注目してください!前走は勝ち馬から0.4秒離された4着という微妙な結果に終わってしまいましたけど、ジョッキーの仕掛けるタイミングが早すぎた事と直線で馬場の大外を回るコースロスがあった事が前走の敗因ですので、2戦2勝という好相性を誇るルメール騎手に乗り替わる今回こそが最大の狙い目になるのでは?と予想しています。1週前追い切りでも栗東坂路4ハロン53.1秒という水準以上の時計を叩き出していますし、最終追い切りでもっと速い全体時計をマークする事ができれば、前走4着からの巻き返しがあっても驚けません。