【阪神牝馬ステークス2018】枠順確定!追い切りから見る1着予想/昨秋から見違えるような走りを見せているアノ馬が最終追い切りで抜群の動き披露!

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2018年4月7日(土)

阪神競馬11レース(15時35分発走)

第61回 サンケイスポーツ杯

阪神牝馬ステークス(GⅡ)

阪神芝1600m(外回り)4歳以上別定

 

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《追い切り後展望》

 

出走する13頭のうち半数以上の8頭が前走から2ヶ月以上レース間隔を空けている、という状況ですから、最終追い切りの動きの良し悪しをしっかりと見極めて、馬券的中につなげていきたいところです。休み明け初戦の馬が過半数を占めている割には水準以上のレベルに仕上げてきた陣営が多くなっているのですが、その中で最も見栄えのする動きを見せていたリスグラシュー(栗東坂路4ハロン51.3秒)を追い切り推奨の1番手に取り上げます。前走時の最終追い切り(栗東坂路4ハロン49.8秒)よりも全体時計が遅くなっていますけど、今回は道中の半ばまで併走馬の真後ろで折り合いに専念する形になったように、意識的に速い時計を出さない仕上げになっていますので、前走よりも最終追い切りの全体時計が遅くなったからといって評価を下げてしまうのはあまりにも危険です。リスグラシューに続く追い切り推奨2番手はミスパンテール(栗東坂路4ハロン52.9秒)。昨年末あたりから追い切りで見違えるような動きを見せているのですが、今回も前走時と遜色ない動きを披露していますから、好調だった前走のデキをキープしている、と判断しています。追い切り推奨3番手はソウルスターリング(美浦Wコース5ハロン67.3秒)。絶好調時の動きと比較するとまだまだ…という状況ですけど、休み明け初戦としては申し分ないデキに仕上がっていますので、凡退続きからの一変があっても不思議ありません。

 

《追い切り後見解》

 

2枠2番 アドマイヤリード(M・デムーロ騎手 56kg)

昨年5月のGⅠ・ヴィクトリアマイル以来、11ヶ月ぶりの勝利を目指す5歳のステイゴールド産駒。前年の阪神牝馬ステークスでミッキークイーンに次ぐ2着に入った実績を持つ馬ですけど、前年よりも斤量が2kg重くなる点が引っ掛かりますし、追い込み一辺倒の極端な脚質ですから、今回も差し・追い込み馬向きの速いペースになるのかどうか、というところが勝負の分かれ目になると思います。でも、最終追い切り(栗東坂路4ハロン50.3秒)で上々の時計を叩き出しているように、良い状態を保っているのは間違いなく、先週の大阪杯で神騎乗を炸裂させたM・デムーロ騎手とのコンビで新味が出る可能性もありますので、侮れない存在である事には変わりありません。

 

3枠3番 リスグラシュー(武豊騎手 54kg)

阪神芝コースでは【1-2-2-0】という好結果を残しているほか、追い切り推奨の1番手に取り上げたように、最終追い切りで非の打ち所がない動きを披露し、GⅢ・東京新聞杯を勝った時と遜色ないデキに仕上がっている事を証明した4歳のハーツクライ産駒。芝1600mの条件でも3着以下に負けた事がありませんし、買い材料ばかりがそろっている状況ですけど、この馬はスタートゲートの中でゴチャつく、という厄介なクセがあります。前走はスタートのタイミングが合い、五分のスタートを切りましたが、スタートで大きく出遅れる可能性もありますので、スタートに失敗した場合は馬券圏外に敗れる事も覚悟しなければいけません。

 

5枠6番 ソウルスターリング(ルメール騎手 56kg)

昨秋に天皇賞秋やジャパンカップといった日本競馬界最強クラスのGⅠレースにチャレンジしたものの、キタサンブラックやシュヴァルグランなど、強力な古馬に打ち負かされてしまった明け4歳のフランケル産駒近3走で好結果が出ていない点は引っ掛かりますけど、対戦した相手が悪かったがゆえの凡退ですから、3着以内を外した事がない牝馬限定戦に戻る状況であれば、凡退続きからの一変があっても不思議ありません。芝1600mでも【2-0-1-0】という上々の結果を残していますし、阪神芝1600mは2歳時にGⅠを制した縁起の良い舞台ですので、今回こそは人気に応える走りを見せてくれるのではないでしょうか。

 

7枠11番 ミスパンテール(横山典弘騎手 54kg)

約半年の休み明け初戦を好走した反動が出た昨年の桜花賞16着以降、昨春は目立った成績を残す事ができなかったのですが、本調子に戻った3走前から怒涛の勢いで勝ち続けている4歳のダイワメジャー産駒。2走前のGⅢ・ターコイズステークスを勝った時は53kgの軽いハンデが追い風になった、という風に捉えていましたけど、前走のGⅢ・京都牝馬ステークスで豪快な差し切り勝ちを決めているように、不振に陥っていた昨春の姿からは想像もつかないくらい、充実した走りを見せていますし、最終追い切りでも見栄えのする動きを披露していますので、近走よりも相手が強化される状況でも互角以上の走りを見せてくれるのでは?と考えています。

 

8枠13番 ラビットラン(川田将雅騎手 55kg)

芝1400mのGⅢ・ファルコンステークスで僅差の2着に入ったアサクサゲンキの半姉で、リスグラシューやミスパンテール、モズカッチャンがエントリーしていた昨秋のGⅡ・ローズステークスで目の覚めるような末脚を繰り出し、初めての重賞タイトルを奪取しているタピット産駒の外国産馬。今回は川田将雅騎手との初コンビになりますけど、川田将雅騎手は追えるタイプのジョッキーですから、エンジンの掛かりが遅いラビットランにピッタリなジョッキーなのでは?と考えています。8着に敗れた京都金杯時よりも最終追い切り(栗東CWコース6ハロン84.2秒)の動きが良かったので、巻き返す可能性も十分にあると思いますが、道悪馬場を苦手にしていますので、金曜日(6日)と土曜日(7日)に雨予報が出ている点が引っ掛かります。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 リスグラシュー   2.5倍

②人気 ソウルスターリング 3.0倍

③人気 ミスパンテール   5.8倍

④人気 アドマイヤリード  7.3倍

⑤人気 ラビットラン    14.6倍

⑥人気 ジュールポレール  18.7倍

⑦人気 ミリッサ      23.0倍

⑧人気 デンコウアンジュ  25.9倍

⑨人気 レッドアヴァンセ  30.5倍

⑩人気 ミエノサクシード  43.1倍

 

《展開予想》

 

徹底先行型の馬が1頭もいない状況ですけど、昨年のエリザベス女王杯でハナを奪ったクインズミラーグロがエントリーしていますので、ここもクインズミラーグロが果敢にハナを奪う展開に持ち込み、淡々としたスローペースを形成していくのでは?と予想しています。スローペース濃厚という状況ですから、上位人気馬も道中の折り合いに専念する形になると思います。ポイントは上位人気馬の中で一番前のポジションに居そうなソウルスターリングのレース運び。ソウルスターリングがリスグラシューやミスパンテールといった後方待機組の格好の目標になりますので、年明け初戦を勝利で飾りたいソウルスターリングが道中のどのタイミングで動き出していくのか、というところにご注目ください。

 

《阪神牝馬ステークスの追い切りから見る1着予想》

 

🐎ミスパンテール 

昨春のGⅠ路線では見せ場すら作れなかったのですが、昨秋から見違えるような走りを見せ、一気に2つの重賞タイトルを獲得したこの馬を中心視します。昨春のGⅠで大敗した馬との再戦になりますので、一気の相手強化に対応できるのか、というところが気になるポイントですけど、栗東坂路の最終追い切りで抜群の動きを見せているように、充実期に差し掛かった現状であれば、強敵にリベンジを果たす事になっても驚けないのでは?と考えています。