【黒船賞2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/展開不向きだった前走凡退は度外視可能!地方を引っ張るアノ馬が土佐の地で底力示す!

f:id:jikuuma:20180319174811j:plain

 

2018年3月20日(火)

高知競馬5レース(17時00分発走)

農林水産大臣賞典 第20回 黒船賞(GⅢ)

高知ダート1400m・4歳以上別定

 

↓1日1回応援クリックお願いします(^^)

 

《黒船賞のレース展望》

 

四国地方ただ1つの地方競馬場で、2009年にはナイター開催をいち早く取り入れ、地方競馬の中でも独特な存在感を放っている高知競馬唯一の地方交流重賞・黒船賞を展望していきます!昨年はJRA代表のニシケンモノノフ(横山典弘騎手)が単勝オッズ1.6倍という圧倒的1番人気に支持されましたが、好位のポジションで脚を溜めていた2番人気・ブラゾンドゥリス(内田博幸騎手)が直線で鋭い末脚を繰り出して先行勢を一気に交わしていき、1分28秒2という決着時計で重賞初制覇を果たしました。今年の顔ぶれを見てみると、昨年の黒船賞で上位争いを展開したキングズガード・グレイスフルリープが参戦するほか、地方競馬の雄・ブルドッグボス、昨夏のサマーチャンピオンで重賞タイトルを奪取しているラインシュナイダー、JRAの条件戦を2連勝しているコパノマイケル、といったダートの短距離戦で実績を残している有力馬がエントリーしていますので、例年以上に手に汗握る好勝負を展開してくれるのでは?と期待しています。

 

《黒船賞予想オッズ》

 

①人気 グレイスフルリープ 2.6倍

②人気 ブルドッグボス   3.4倍

③人気 キングズガード   3.8倍

④人気 ラインシュナイダー 7.0倍

⑤人気 コパノマイケル   7.6倍

⑥人気 エイシンヴァラー  25.3倍

⑦人気 エイシンスパルタン 30.4倍

⑧人気 サトノキングリー  123.7倍

⑨人気 ワイルドコットン  150.9倍

⑩人気 ディアマルコ    236.4倍

 

《出走予定馬分析》

 

3枠3番 コパノマイケル(福永祐一騎手 56kg JRA)

著名な風水師・Dr.コパさん(小林祥晃名義)が2014年のサマーセールで800万円(税抜価格)という値段で落札している5歳牡馬。初勝利を挙げるまでに4戦を要した馬ですけど、昨春あたりからメキメキと力をつけていき、2走前の鳴海特別(1000万下:中京ダート1200m)と前走・初春ステークス(1600万下:中山ダート1200m)を2連勝し、鞍上・福永祐一騎手と縁の深い高知競馬場で重賞初出走を果たす事になりました。一気の相手強化になるのはもちろん、地方競馬特有の砂の深いダートコースを走るのが初めてになる点が引っ掛かりますが、マイペースで先行する事ができれば、重賞レースで通用するだけの実力があるはずですから、福永祐一騎手が上手くエスコートできるのかどうか、というところに懸かっていると思います。

 

5枠5番 ブルドッグボス(岩田康誠騎手 57kg 浦和)

2017年7月の習志野きらっとスプリント(船橋ダート1000m)から地方の浦和競馬へと移籍している元JRA所属馬で、浦和競馬移籍2戦目のGⅢ・クラスターカップ(盛岡ダート1200m)で悲願の重賞初制覇を果たしたほか、ハイレベルなGⅠ・JBCスプリントでも勝ち馬とタイム差なしの3着に入るなど、JRAの猛者たちと互角以上の走りを見せ続けています。高知競馬場で走るのが初めてになりますから、初コースへの対応が大きなポイントになってくるでしょうけど、JRAのGⅢ・カペラステークス(中山ダート1200m)でグレイスフルリープ相手に先着を果たしているように、今回のメンバー構成ではズバ抜けた実績を持っている馬ですので、今回も安定した走りを見せてくれるのではないでしょうか。

 

6枠6番 ラインシュナイダー(幸英明騎手 57kg JRA)

武豊騎手とのコンビで参戦した昨夏のGⅢ・サマーチャンピオン(佐賀ダート1400m)で重賞レース初出走初勝利という快挙を達成している6歳牡馬。直線で使える脚が短い、というタイプですから、直線が長いJRAのレースから直線が短くなる地方競馬のレースに替わる点はプラスに働く事になるでしょうけど、サマーチャンピオンを勝ってから5連敗中、と近走成績が冴えない点は引っ掛かります。近走はJRAオープン特別の速い流れに対応できず、道中の追走に手間取る、というケースが相次いでいますので、サマーチャンピオンを勝った時と同じように、道中3番手以内の好位のポジションを確保できるのかどうか、というところが最大のポイントになりそうです。

 

7枠8番 キングズガード(藤岡佑介騎手 57kg JRA)

昨年の黒船賞で勝ったブラゾンドゥリスから0.2秒差の2着に入った7歳牡馬。昨年は直線入り口付近で前にいた馬が壁になり、追い出すタイミングが遅れる、という不利があった中で2着を確保しているのですから、スムーズな競馬をする事ができれば、昨年以上の結果を残す事になっても全く驚けないと思います。1600mという距離が微妙に長かった前走のGⅠ・フェブラリーステークス(東京ダート1600m)6着という結果は度外視できるかと思いますが、2走前のGⅢ・根岸ステークス(東京ダート1400m)では差し・追い込み脚質の馬に有利な展開になったにも関わらず、展開不向きのブルドッグボスを交わす事すらできなかったので、天敵・ブルドッグボス相手だと地力不足という面を露呈する可能性もあるのでは?と予想しています。

 

8枠10番 グレイスフルリープ(武豊騎手 58kg JRA)

昨年の黒船賞で3着に入っている8歳牡馬で、3走前のコリアアップ(韓国ダート1200m)でGⅠ初制覇を果たしているほか、58kgという厳しい斤量を課せられた前走のGⅢ・兵庫ゴールドトロフィー(園田ダート1400m)を快勝するなど、8歳になった今でも年齢的な衰えを感じさせない走りを披露しています。3戦2勝という好相性を誇る武豊騎手とのコンビになりますので、兵庫ゴールドトロフィーに続いての重賞タイトル奪取を期待したいところですが、昨年の黒船賞で先着を許したキングズガードだけでなく、2走前のカペラステークス(中山ダート1200m)で0.4秒差をつけられたブルドッグボスといった強敵を相手にしなければいけない、という状況はマイナスに働く事になりそうです。

 

《展開予想》

 

徹底先行型のコパノマイケルが内めの好枠を引き当てましたけど、地方競馬特有の深いダートを走るのが初めて、という馬ですし、テンのダッシュ力がズバ抜けているグレイスフルリープがエントリーしていますから、内枠のコパノマイケルがハナを奪うのではなく、外枠からスタートダッシュを決めそうなグレイスフルリープが果敢にハナを奪い、平均ペースの単騎逃げを打つのでは?と予想しています。単騎逃げの展開に持ち込むグレイスフルリープに対し、コパノマイケルやラインシュナイダーといったJRA勢がプレッシャーをかけ、ブルドッグボスとキングズガードは先行勢を射程圏内に入れるポジションでレースを進める事になりそうです。道中で息の入らない展開になる可能性が高まっていますが、レース前日と当日に雨予報が出ていますので、速めのペースになったとしても、脚抜きの良い馬場で逃げ・先行脚質の馬が止まらない流れになる可能性が高い事を頭の中に入れた上で馬券の買い目を検討するようにしましょう。

 

《黒船賞の1着予想》

 

ブルドッグボス

1999年のテセウスフリーゼからJRA所属馬が17連勝中(2011年は東日本大震災の影響で中止)というレースではありますが、今年は第1回(1998年・リバーセキトバ)以来となる地方競馬所属馬優勝の可能性大!と考え、地方競馬勢最有力のこの馬を本命とします。前走・根岸ステークスは5番人気5着という微妙な結果に終わったものの、後方待機のノンコノユメが差し切る、という差し・追い込み有利の展開だった事が前走の最大の敗因ですから、前走よりもペースが遅くなる可能性が高い今回こそが最大の狙い目になるのでは?と予想しています。ライバル・グレイスフルリープよりも1kg軽い斤量で出走できる点も魅力的ですし、地方競馬の底力を春本番の土佐の地で示してもらいたいです。

 

↓1日1回応援クリックお願いします(^^)