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2019年4月13日(土)
阪神競馬11レース(15時30分発走)
第28回アーリントンカップ(G3)
阪神芝1600m(外回り)3歳限定
《アーリントンカップ2019
《枠順確定後追い切り展望》
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 ミッキースピリット(牡3歳 松山弘平 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン54.9-40.2-26.1-13.0
古馬1000万下・クルスデルスールとの併せ馬を敢行。1馬身ほどの併走遅れという形になっていますが、2馬身ほど先行していた併走相手が目一杯に追われたのに対し、こちらは馬なりの手応えを保っていましたので、併走遅れという字面だけで評価を下げないように注意してください。
1枠2番 ロードグラディオ(牡3歳 藤岡佑介 56kg)
10日(水):栗東CWコース6ハロン86.1-70.3-55.6-41.5-13.1
6ハロン86.1秒-ラスト1ハロン13.1秒という平凡な時計に留まっていますけど、単走で折り合いに専念する形になっていましたから、道中で抑えを利かせる事が出来た、という風にも解釈できる内容でした。ただ、近走から急激に調子が上向いた印象もないので、可もなく不可もなし程度のデキだと判断しています。
2枠3番 ヴァルディゼール(牡3歳 北村友一 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン54.0-38.8-25.1-12.6
他の厩舎の馬が両端を駆け抜けていた中、余力たっぷりの手応えだったヴァルディゼールが両端の2頭を勢い良く差し切る、という上々のスパーリングを消化。3頭併せの真ん中から最先着を果たした1週前追い切り(栗東CWコース6ハロン83.8秒)の内容も良かったですし、レース間隔が空いている状況でもキッチリと仕上げてきたな、という印象を持っています。ただ、過去5年のアーリントンカップのデータを調べてみたところ、【キャリア3戦未満の関西馬【0-1-2-18】】というヴァルディゼールの足を引っ張りかねない不利データが存在していましたので、重賞勝ち馬であっても過信は禁物です。
シンザン記念優勝のヴァルディゼールが
該当した不利データの中身は
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(2位くらい)
2枠4番 アズマヘリテージ(牝3歳 岡田祥嗣 54kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン54.5-39.1-25.4-13.0
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
3枠5番 サンノゼテソーロ(牡3歳 津村明秀 56kg)
10日(水):美浦坂路4ハロン55.4-39.7-25.7-12.9
7日(日)の追い切り(美浦坂路4ハロン53.4秒-ラスト1ハロン11.9秒)で水準以上の時計を叩き出していますので、最終追い切りでは単走追いでやや軽めの内容に留めています。道中の折り合いもついていましたし、終いの伸びも上々でしたから、未勝利勝ち直後の状況でも侮れない存在になるかと思います。
3枠6番 ニシノカツナリ(牡3歳 武藤雅 56kg)
10日(水):栗東CWコース5ハロン66.6-51.5-38.4-12.3
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
4枠7番 ジゴロ(牡3歳 幸英明 56kg)
10日(水):栗東芝コース6ハロン83.5-66.9-52.3-37.9-12.2
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
4枠8番 オーパキャマラード(牝3歳 松若風馬 54kg)
10日(水):栗東CWコース6ハロン87.0-69.3-53.8-40.3-12.7
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
5枠9番 イベリス(牝3歳 浜中俊 54kg)
10日(水):栗東CWコース6ハロン84.9-68.8-53.7-39.4-12.7
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
5枠10番 カテドラル(牡3歳 シュタルケ 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン59.3-41.9-26.5-12.7
単走で終い重点の内容。ラスト1ハロン12.7秒の時計が示す通り、終いにしっかりと脚を使った点は評価できるのですが、道中で行きたがる前向きな気性が仇となり、折り合いを欠く形になっていたのはいただけません。ただ、ペースが上がりやすい距離短縮で気性難の課題を克服する可能性も十分ありますので、取捨選択の扱いが悩ましい存在になりそうです。
6枠11番 トオヤリトセイト(牡3歳 福永祐一 56kg)
10日(水):栗東CWコース81.5-65.8-51.8-38.6-12.7
単走追いで終いに気合いをつけられる形に。鞍上に追い出されてからの反応が良かったのはもちろん、道中で力む面を一切見せなかったのは高く評価できますから、マイルへの距離延長も無難にこなしそう。ただ、パワー型という印象は受けなかったので、直線急坂コースよりも直線平坦コースの方が合いそうな気がしています。
6枠12番 ヴァンドギャルド(牡3歳 M・デムーロ 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン56.6-40.4-25.7-12.6
単走で終い重点という軽めの内容に留めていますけど、頭の位置を低くして、推進力のあるフォームを保っていた点は高く評価できますし、雨の影響で馬場が悪くなっていた中でもしっかりとした脚取りで坂路を一気に駆け上がっていましたから、4ハロン56.6秒という平凡な全体時計以上に中身の濃いスパーリングを消化した、という風に解釈しています。
7枠13番 ラブミーファイン(牝3歳 藤岡康太 54kg)
10日(水):栗東CWコース89.8-71.9-55.5-40.4-13.0
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
7枠14番 フォッサマグナ(牡3歳 ルメール 56kg)
10日(水):美浦Wコース5ハロン68.6-53.0-39.6-12.7
古馬500万下・ラボーナとの併せ馬を敢行し、4馬身ほど先行していた併走相手に馬なりの手応えを保ったまま併走同入に持ち込んでいます。関西圏への長距離輸送を控えていますので、テンションが上がりすぎないよう、やや軽めの内容に留めていますけど、動きが素軽かったのはもちろん、道中の折り合いもバッチリついていましたから、レース当日のパドックで落ち着いた状態を保つ事ができれば、今回の相手関係でも十分勝負になると思います。
7枠15番 ユニコーンライオン(牡3歳 岩田康誠 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン53.7-38.7-25.0-12.4
同厩・ミッキーブリランテとの併せ馬を敢行し、3馬身ほど併走先着という上々のスパーリングを消化しました。前走(スプリングステークス11着)であっさり負けてしまったので、まだまだ時間が掛かるのかな…という印象もありますけど、追い切りの動きを見る限り、前走大敗の影響を吹き飛ばしそうな迫力満点の動きを披露していましたから、デキの良さには太鼓判を押せる状況です。
8枠16番 ヤマニンマヒア(牡3歳 武豊 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン54.5-39.7-26.0-13.3
3歳500万下・イチバンヤリとの併せ馬を敢行し、1馬身半ほど先行していた併走相手に同入を果たしています。線の細い馬なので、レースを使い込むよりも休養明けでフレッシュな状態の方が良いのかな?という印象こそありますが、道悪馬場をもろともしない力強い走りを坂路で見せていましたから、マイルへの距離延長で折り合いを欠く場面がなければ、人気以上の走りを見せても不思議ありません。
8枠17番 ミッキーブリランテ(牡3歳 坂井瑠星 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン53.9-39.1-25.4-12.8
同厩・ユニコーンライオンとの併せ馬を敢行したものの、ユニコーンライオンを追走する形になったとはいえ、無抵抗のままユニコーンライオンにあっさりと突き放されてしまったのはいただけません…。4ハロン53.9秒-ラスト1ハロン12.8秒という時計はまずまずですから、併走相手のユニコーンライオンが追い切りで走りすぎただけ、と解釈する事もできますけど、攻め駆けするユニコーンライオンにもっと食い下がってほしかった、というのが正直な感想なので、今回は評価を割り引きたいと思います。
8枠18番 ジャミールフエルテ(牡3歳 池添謙一 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン55.0-39.7-25.7-12.4
3歳未勝利・サドキンザンとの併せ馬を敢行し、2馬身ほど先行していた併走相手にクビ差先着を果たしました。4ハロン55.0秒という全体時計は正直物足りませんけど、馬場が悪かった事を考えれば、致し方ない面もあるのかな?という印象もありますし、道中の折り合いもバッチリついていましたから、実戦でも落ち着いた雰囲気を保つ事ができれば、1番人気を裏切った前走(アルメリア賞4着)からの変わり身があっても不思議ありません。
《アーリントンカップ2019》
《追い切りランキング》
1位 フォッサマグナ
(余力十分の手応えで併走同入!落ち着き保てれば好勝負必至!)
2位 ヴァルディゼール
3位 ユニコーンライオン
4位 ヴァンドギャルド
5位 トオヤリトセイト
《アーリントンカップ2019》
《最終予想オッズ》
①人気 フォッサマグナ 2.3倍
②人気 ヴァンドギャルド 3.1倍
③人気 ヴァルディゼール 3.7倍
④人気 ミッキーブリランテ 7.0倍
⑤人気 ユニコーンライオン 11.6倍
《アーリントンカップ2019》
《展開予想》
前向きな気性の馬が多く、道中の折り合いがつかない馬が押し出されてハナへ、という形になる可能性も考えられますけど、ここはチューリップ賞で逃げの手に出た牝馬・オーパキャマラードが果敢にハナを奪い、前半600m通過35秒台の平均ペースを形成していくのでは?と予想しています。同じ阪神芝1600mで行われた先週のG1・桜花賞の結果を振り返ってみると、勝ったグランアレグリアの強さが際立つ一方、馬場の内めから差し込んできたシゲルピンクダイヤが2着を確保したように、内からの差しも決まっている状況でしたが、1週間経って馬場の傾向が変わっている可能性もありますから、レース当日の芝コースの結果をしっかりチェックして、馬場傾向を把握してから馬券検討をしてください。
《アーリントンカップ2019》
《最終予想》
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(2位くらい)
【◎ヴァンドギャルド】
軽めの内容に留めた最終追い切りで抜群のキレ味を披露したこの馬を本命に抜てきします。道中で気難しい面を見せたり、スタートで後手を踏むケースが多かったり、と若駒特有の不安定さを持つ馬ではありますが、流れが速くなりやすいマイル戦であれば、道中で溜めを利かせる事もできるはずなので、最終追い切りの動きが良かっただけでなく、距離短縮で更なるパフォーマンス上昇が期待できるこの馬の走りにどうぞご注目ください。
おすすめ軸馬 178戦146勝(146-16-5-11)
勝率82.0%馬券圏内率93.8%
気になる軸馬 220戦169勝(169-22-12-17)
勝率76.8%馬券圏内率92.2%
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