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2019年6月9日(日)
東京競馬11レース(15時45分発走)
第36回エプソムカップ(G3)
東京芝1800m 3歳以上別定
《エプソムカップ2019》
《枠順確定後追い切り展望》
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 ショウナンバッハ(牡8歳 吉田豊 56kg)
5日(水):美浦Wコース4ハロン53.1-38.6-12.5
Wコース単走追い。明け8歳になった今でも道中で気ムラな面を見せていますので、レース当日のパドックで落ち着いた状態を保てるのかどうか…というところが取捨選択のポイントになりますけど、ラスト1ハロン12.5秒の時計が示す通り、終いにスパッとキレる脚を披露していましたし、時計の速い馬場を苦手にしている馬ですから、週末の雨予報で馬場が渋りそうな状況もプラスに働きそうです。
2枠2番 ハクサンルドルフ(牡6歳 大野拓弥 56kg)
6日(木):栗東CWコース6ハロン82.9-67.2-51.7-37.5-11.6
CWコース単走追い。使い詰めの状況ではありますが、鞍上の仕掛けに素直に反応して、ラスト1ハロン11.6秒という優秀な時計をマークしていますので、ダートの前走(欅ステークス16着)でボロ負けするなど、直近の4走すべてで10着以下というかなり厳しい結果に終わっていますけど、水準以上のデキには仕上がっているかと思います。重馬場で行われた1年前のエプソムカップは2着でしたから、「重」「不良」の道悪馬場になれば、前年の走りを再現するかもしれません。
3枠3番 ストーンウェア(牡7歳 中谷雄太 56kg)
5日(水):栗東坂路4ハロン53.7-39.2-25.7-12.7
坂路単走追い。6月1日(土)に栗東坂路4ハロン54.6秒の時計をマークしているにも関わらず、最終追い切りでもキッチリと時計を出してきたので、年明け2戦目となる今回は前走(メイステークス4着)並みかそれ以上のデキに仕上げてきた、という風に解釈したいです。ただ、追い切りで抜群の動きを見せていた昨夏の頃と比べると、イマイチな内容に留まっていますので、急激な変わり身を期待するのは難しいかもしれません。
3枠4番 ソーグリッタリング(牡5歳 浜中俊 57kg)
5日(水):栗東CWコース6ハロン86.4-68.9-53.3-38.9-11.7
古馬1勝クラス・ベルクナスとの併せ馬を敢行し、0.5秒差で追走してきた併走相手にアタマ差先着を許す形に。“併走遅れ”という字面だけを見てしまうと、「追い切りの動きが悪かったのかな…」と思いがちですけど、鞍上の仕掛けに素直に反応し、併走相手にキッチリ先着を果たした1週前追い切り(栗東CWコース6ハロン82.7-66.5-52.0-38.1-11.8)の時点でピークに近い状態に仕上げていますので、最終追い切りで併走遅れを喫したからというだけで評価を落とさないようにしてください。
4枠5番 アップクォーク(牡6歳 津村明秀 56kg)
5日(水):美浦Wコース5ハロン67.8-51.8-38.1-12.9
古馬1勝クラス・ハービーボンズとの併せ馬を敢行し、3馬身ほどリードしていた併走相手に並びかけたところでフィニッシュ地点を迎えています。格下とのスパーリングだったので、欲を言えば併走相手を一気に突き放すような追い切りが見たかったな…という感じがありますけど、軽やかな脚さばきでWコースを駆け抜けていましたので、レース間隔が空いている状況でも水準以上のデキに仕上がっているのは間違いないかと思います。
4枠6番 サラキア(牝4歳 丸山元気 54kg)
5日(水):栗東坂路4ハロン52.8-38.2-24.9-12.3
坂路単走追い。前走(阪神牝馬ステークス10着)の内容こそ冴えませんでしたが、楽な手応えを保ったまま、右肩上がりのハイラップを刻んだだけでなく、終いの反応もかなり良く見えましたので、【0-2-0-0】(連対率100%)の芝1800mに戻る今回は巻き返しがあっても不思議ありません。
5枠7番 プロディガルサン(牡6歳 レーン 56kg)
5日(水):美浦Wコース5ハロン66.0-51.2-37.3-12.6
古馬3勝クラス・サトノキングダムとの併せ馬を敢行し、5馬身ほど先行していた併走相手を一気に交わし切り、1馬身リードしたところでフィニッシュ地点を迎えています。先頭に立つと気を抜いてしまうタイプなので、フィニッシュ地点の手前で併走相手を交わす形になっていますけど、ディープインパクト産駒ならではのスピード感あふれる動きを見せていますし、5月29日(水)の美浦坂路で全体1番時計を叩き出した1週前追い切り(美浦坂路4ハロン50.7-38.2-26.3-13.9)の内容も無視できませんから、3戦連続2着というもどかしい結果が続いている現状を打破しても不思議ないくらい、万全のデキに仕上がっている、という風に解釈しています。
5枠8番 ミッキースワロー(牡5歳 横山典弘 56kg)
5日(水):美浦Wコース5ハロン70.3-55.2-41.2-12.9
3歳未勝利・プリモスペードとの併せ馬を敢行し、9馬身ほど先行していた併走相手に並びかけたところでフィニッシュ地点を迎えています。頭の位置が高いのは相変わらずですけど、単走で小気味いい走りを見せた1週前追い切り(美浦Wコース5ハロン67.8-53.0-38.2-12.6)に引き続いて、活気十分な動きを披露していますので、年明け2戦目で順当に調子が上向いてきた、という風に解釈したいです。
6枠9番 レイエンダ(牡4歳 ルメール 56kg)
5日(水):美浦Wコース4ハロン54.7-40.5-13.1
古馬3勝クラス・ペイドメルヴェイユとの併せ馬を敢行し、3馬身ほど先行していた併走相手に並びかけたところでフィニッシュ地点を迎えています。手応え優勢の状態で併走相手を煽る形になっていましたから、順調な調整過程を歩んでいるのかな?という印象を受ける一方、昨秋のG2・セントライト記念2着時の最終追い切りの動きと比較すると【終いの伸びがやや物足りない】状況だったので、近走以上のデキを期待するのは難しいかもしれません。
良血馬レイエンダの
最終追い切りで気になった点は
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(2位くらい)
6枠10番 ソウルスターリング(牝5歳 武豊 55kg)
※出走取消
7枠11番 カラビナ(牡6歳 武藤雅 56kg)
5日(水):栗東CWコース6ハロン83.3-66.7-52.0-38.0-12.2
CWコース単走追い。6ハロン83.3秒-ラスト1ハロン12.2秒という上々のラップタイムを刻んでいますので、水準以上のデキに仕上がっている、と判断すべきところなのでしょうが、スパッとキレる脚を使うわけではなく、ジリジリと脚を伸ばしていく、という持久力勝負特化型なので、キレ味勝負になった前走(メイステークス2着)で好結果を残しているとはいえ、究極のキレ味勝負になってしまうと、さすがに苦しいかと思います。ただ、今週末は雨予報が出ていますから、レース当日の馬場が渋れば渋るほど好走確率が上がるという風に考えておいてください。
7枠12番 ブレスジャーニー(牡5歳 戸崎圭太 56kg)
5日(水):栗東坂路4ハロン53.9-38.9-25.2-12.4
坂路単走追い。後ろ脚が流れるような走りをするタイプなので、見栄えはあまり良くありませんが、しっかりとした脚取りで坂路を一気に登板していましたから、年明け初戦の前走(メイステークス5着)をひと叩きした上積みが見込める状態だと思います。ただ、好走を続けていた2歳秋時よりも活気不足の動きに留まっているのが現状ですので、馬券圏内に食い込む走りを見せるのは容易な事ではない、と考えています。
8枠13番 アンノートル(牡5歳 柴田大知 56kg)
6日(木):美浦Wコース4ハロン53.8-39.0-12.2
古馬1勝クラス・ダノンチャンスとの併せ馬を敢行し、3馬身ほど先行していた併走相手に併走同入を果たしています。1週前追い切り(美浦Wコース4ハロン56.7-41.5-12.7)に引き続いて、Wコースでの4ハロン追いという形になりましたが、余力たっぷりの手応えで併走相手に並びかけた時の反応の良さは目を見張るものがありましたので、コンスタントにレースを使っている状況でも一連の好調子を維持しているのは間違いないかと思います。
8枠14番 ダノンキングダム(牡5歳 三浦皇成 56kg)
5日(水):栗東坂路4ハロン54.6-39.5-25.4-12.5
坂路単走追い。終い重点の軽い内容だったとはいえ、フィニッシュ地点を通過するまで力強い脚さばきを見せていましたので、良い意味で高いレベルのデキを維持しているのは間違いないでしょう。2000mの条件戦を勝ち上がっている分、1800mに距離が短くなる点がどうか…という懸念こそありますが、デキの良さで距離短縮の課題をクリアする可能性も十分あるかと思います。
《エプソムカップ2019》
《追い切りランキング》
1位 プロディガルサン
(大きく先行した併走相手に悠々先着!1週前にも破格の時計!)
2位 サラキア
3位 ミッキースワロー
4位 ソーグリッタリング
5位 アンノートル
《エプソムカップ2019》
《最終予想オッズ》
①人気 ミッキースワロー 3.1倍
②人気 プロディガルサン 3.8倍
③人気 ソーグリッタリング 4.6倍
④人気 レイエンダ 7.0倍
⑤人気 ダノンキングダム 10.2倍
《エプソムカップ2019》
《展開予想》
堅実な差し脚を武器にしている後方待機組が大半を占めているメンバー構成ですから、先行する競馬を得意にしているダノンキングダムやソウルスターリングがハナ争いを展開する事になりそう。ただ、どの馬が逃げる事になっても、激しい先行争いを繰り広げる可能性は低いので、前半1000m通過59秒台後半~60秒台の平均ペースを形成していくのでは?と予想しています。先週までの東京芝コースは高速決着が連発する形になっていましたが、週末の雨予報で馬場傾向が一変する可能性もありますから、レース当日の馬場傾向・時計の出方をしっかりチェックしてから、馬券の買い目をチョイスしていく事をおすすめします。
《エプソムカップ2019》
《最終予想》
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(2位くらい)
【◎カラビナ】
骨っぽい相手がそろっている状況ですけど、長期休養明け初戦だった前走でいきなり2着に好走しているこの馬を本命に抜てきします。ハンデ戦の前走から別定戦に替わる点はあまり歓迎できませんけど、CWコースでの追い切りでも水準以上の動きを披露していましたから、久々の前走を使った反動は見られませんし、父ステイゴールド&母父サドラーズウェルズという“道悪の鬼”ともいえる血筋の持ち主ですので、週末の雨の影響で馬場悪化が濃厚な状況であれば、馬券圏内に食い込む可能性も十分あるのではないでしょうか。
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勝率82.4%馬券圏内率93.6%
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