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2019年3月2日(日)
中山競馬11レース(15時45分発走)
第14回夕刊フジ賞オーシャンステークス(G3)
中山芝1200m 4歳以上別定
《オーシャンステークス2019》
《枠順確定後追い切り展望》
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 ナリタスターワン(牡7歳 御神本訓史 56kg)
26日(火):船橋ダート4ハロン51.8-38.5-12.5
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
1枠2番 ペイシャフェリシタ(牝6歳 ミナリク 54kg)
27日(水):美浦坂路4ハロン52.9-37.9-24.3-12.0
1週前追い切り(美浦坂路4ハロン52.7-37.8-24.3-12.1)に引き続き、2週連続で右肩上がりのラップをマーク。過去の追い切りでも速い時計を出していますから、追い切り時計が速かったからといって評価を急激に上げるわけにはいきませんけど、坂路に差し掛かる地点で多少ヨレる面こそあったものの、スピードに乗った時の動きはさすがのものがありましたので、叩き3戦目で順当に調子が上向いている、という風に解釈したいです。
2枠3番 スノードラゴン(牡11歳 内田博幸 57kg)
27日(水):美浦坂路4ハロン53.0-38.3-24.9-12.4
「芦毛馬」というよりも「白毛馬」と表記した方がしっくりくるぐらい、真っ白な馬体になった明け11歳のベテランホース。攻め駆けするタイプらしく、今回の最終追い切りでも右肩上がりのラップを刻んできましたが、好調時に見せていた迫力満点の動きとは程遠い状況なので、様子見程度評価が妥当なのではないでしょうか。
2枠4番 エントリーチケット(牝5歳 柴田大知 54kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン52.0-37.7-24.3-12.0
いつも水準以上の追い切り時計を出している馬なので、4ハロン52.0秒-ラスト1ハロン12.0秒という好時計を叩き出したのは珍しい事ではありませんけど、終い重点の内容に留めていながら、フィニッシュ地点を通過するまで高い集中力を保っていましたし、力強い脚さばきで坂路を軽快に駆け上がる姿はとても頼もしかったので、高いレベルのデキを維持ししているのは間違いありません。
3枠5番 ダイメイプリンセス(牝6歳 M・デムーロ 54kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン53.6-38.7-25.6-13.0
同じ栗東・森田直行厩舎のラブカンプーと最終追い切りで併せ馬を敢行する、という昨夏から一貫している調教パターンで出走態勢を整えてきました。パワーに特化した短距離馬ではないので、直線に急坂が待ち構えている中山芝コースへの適性がどうか…という思いもありますけど、1年前のG1・スプリンターズステークスで4着を確保しているように、中山芝1200mの条件を苦手にしているわけではありませんから、道中で上手く立ち回る事ができれば、前走凡退からの巻き返しがあっても驚けないと思います。ただ、過去の重賞レースで5着以内を確保した時の最終追い切りはいずれも【坂路ラスト1ハロン12秒台をマーク】していましたから、ラスト1ハロン13.0秒という平凡な時計に留まった今回はまだ状態が本物じゃないかもしれません。
ダイメイプリンセスの最終追い切りで
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(2位くらい)
3枠6番 ダイメイフジ(牡5歳 松岡正海 56kg)
※連闘のため、軽めの調整
4枠7番 カイザーメランジェ(牡4歳 田辺裕信 56kg)
27日(水):美浦坂路4ハロン53.4-38.4-24.8-12.1
3馬身半ほど先行していた3歳未勝利・ベイオブレインボーとの併せ馬を敢行。登り坂に差し掛かるところで併走相手に並びかけ、余力たっぷりの手応えのまま2馬身ほど先着したところでフィニッシュを迎えました。1600万下条件を勝ち上がっての昇級初戦になりますから、重賞常連組相手でも通用する力を持ち合わせているのかどうか…というところは未知数ですけど、3戦2勝の好相性を誇る中山芝1200mであれば、通用しても不思議ない存在です。
4枠8番 イエローマリンバ(牝4歳 高倉稜 54kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン56.3-41.9-27.0-13.1
1週前追い切り(栗東坂路4ハロン51.9-37.4-24.1-12.0)の時点で速い時計を出していましたので、最終追い切りを軽めの内容に留める事になったのは理解できるのですが、折り合い重視の姿勢で最終追い切りを敢行したにも関わらず、追い切りの道中で気負ってしまい、走る事に集中できていない面が見られましたから、状態の上積みを見込むのは難しいかもしれません。
5枠9番 ショウナンアンセム(牡6歳 津村明秀 56kg)
27日(水):美浦Wコース6ハロン85.4-69.1-53.1-38.4-13.3
単走での6ハロン追い。短距離馬らしいスピード感あふれる走りを見せた一方、鞍上が軽く促す程度だったとはいえ、直線での反応がイマイチのように見えましたから、近走以上のデキに仕上がっている、という風には判断できません。
5枠10番 ナインテイルズ(牡8歳 石橋脩 56kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン52.1-37.7-24.3-11.9
昨秋から使い詰めの状況ですけど、4ハロン52.1秒・ラスト1ハロン11.9秒という右肩上がりのラップを刻み、高い水準のデキを維持している事をアピール。鞍上の仕掛けに対する反応も上々でしたし、明け8歳とは思えないくらい、機敏な動きを坂路で披露していましたので、11着に大敗した前走のG3・シルクロードステークスからの一変があっても驚けない状況です。
6枠11番 ラブカンプー(牝4歳 三浦皇成 54kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン53.5-38.8-25.5-13.0
同厩のダイメイプリンセスと併せ馬を敢行する、といういつもの調教パターンで、ダイメイプリンセス相手に手応え劣勢の状態で併走遅れを喫する、という状況もいつも通り。攻めの動きが実戦に直結するタイプではありませんから、追い切り面で調子の良し悪しを判断するのがとても難しい馬なのですが、終いまでキッチリと動く事ができていたので、叩き2戦目で順当に調子が上向いているのは間違いないと思いますし、シンガリ負けを喫した前走(G3・シルクロードステークス18着)は緩んだ馬場に苦しんだ面もありましたから、開幕2週目で速い決着時計が出やすい今の中山芝コースに替わる今回は激減があっても不思議ない状況です。
6枠12番 ナックビーナス(牝6歳 大野拓弥 54kg)
27日(水):美浦Pコース5ハロン65.6-50.2-36.3-12.0
古馬1000万下・イキオイとの併せ馬を敢行し、手応え優勢の状態で同入に持ち込んでいます。攻め駆けするタイプなので、追い切りの動きが一変した、という風には見えなかったのですが、高いレベルでデキを維持しているのは間違いないですし、モズスーパーフレア相手に完敗を喫した前走のOP・カーバンクルステークスから4kg斤量が軽くなる今回は勝ち切る場面があっても不思議ありません。
7枠13番 キングハート(牡6歳 北村宏司 56kg)
27日(水):美浦坂路4ハロン55.3-40.0-25.8-12.7
10番人気の低評価を覆し、待望の重傷初制覇を決めた1年前の最終追い切りはWコースで行いましたが、不振続きからの脱却を目指す今年は坂路で最終追い切りを敢行。調子が急激に良くなった、という風には見えなかったのですが、追い切りで目立つ動きを見せるタイプではないので、可もなく不可もなし程度のデキなのかな?という印象です。
7枠14番 モズスーパーフレア(牝4歳 ルメール 54kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン50.7-37.1-24.6-12.3
2週前追い切り(栗東坂路4ハロン51.9-36.8-23.9-11.9)と1週前追い切り(栗東坂路4ハロン52.0-37.5-24.2-11.9)で水準以上の時計を叩き出し、最終追い切りでも4ハロン50秒台のハイラップを刻みました。デビュー当初から追い切りで速い時計をバンバン出していましたから、追い切り面で調子の浮き沈みを判断するのが難しい状況ですけど、追い切りの道中の折り合いも問題なかったですし、ハナを奪ってそのまま押し切る、というこの馬のスタイルを貫く事ができれば、重賞でも見劣りする存在ではない、と考えています。
8枠15番 スタークニナガ(牡4歳 五十嵐冬樹 56kg)
27日(水):門別坂路3ハロン36.7-24.3-12.4
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
8枠16番 エスティタート(牝6歳 浜中俊 54kg)
27日(水):栗東坂路4ハロン58.5-41.5-25.9-12.3
関東圏への長距離輸送を挟む事を考慮してか、終始ゆったりとした形で道中を進んでいき、ラスト1ハロンでやや強めに追う、という終い重点の内容に留めました。道中の折り合いがバッチリついていたのはもちろん、鞍上が追い出してからの反応もかなり良かったので、良い意味で前走(G3・シルクロードステークス2着)時のデキをキープしているのは間違いないと思います。
《オーシャンステークス2019》
《追い切りランキング》
1位 モズスーパーフレア
(3週連続で坂路ハイラップ計測!人気に応えられるデキ!)
2位 ナインテイルズ
3位 ナックビーナス
4位 エントリーチケット
5位 ペイシャフェリシタ
《オーシャンステークス2019》
《最終予想オッズ》
①人気 モズスーパーフレア 1.7倍
②人気 ナックビーナス 2.5倍
③人気 ラブカンプー 6.0倍
④人気 ダイメイプリンセス 6.8倍
⑤人気 エスティタート 11.9倍
《オーシャンステークス2019》
《展開予想》
ラブカンプーやイエローマリンバという徹底先行型もエントリーしていますけど、前走のカーバンクルステークスで前半600m通過32.8秒というハイペースの単騎逃げで見事勝ち切ったモズスーパーフレアのテンの速さが一枚抜けている状況ですから、五分以上のスタートを切れば、マイペースで逃げたいタイプのモズスーパーフレアが果敢にハナを奪い、前半600m通過32秒台後半~33秒台中盤の速いペースを形成していくのでは?と予想しています。
《オーシャンステークス2019》
《最終予想》
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(2位くらい)
【◎ペイシャフェリシタ】
坂路での追い切りで2週連続好時計をマークしたこの馬を本命に抜てきします。最終追い切りの動きを見る限り、直線でスムーズさを欠く不運に泣いた前走からの変わり身が見込める状態なのは明らかですし、鞍上のバトンタッチも好都合ですから、デキ上昇+鞍上の乗り替わりがプラスに作用するだけでなく、【2-1-0-2】(連対率60%)の中山芝1200mでパフォーマンスを跳ね上げそうな今回こそが最大の狙い目になるのでは?と考えました。
おすすめ軸馬 171戦140勝(140-15-5-11)
勝率81.8%馬券圏内率93.5%
気になる軸馬 186戦148勝(148-19-10-9)
勝率79.5%馬券圏内率95.1%
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