【ダイオライト記念2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/追い切りで上々の時計を叩き出しアノ馬が距離延長で前走大敗から巻き返す!

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2018年3月14日(水)

船橋競馬11レース(20時10分発走)

第63回 農林水産大臣賞典 ダイオライト記念(GⅡ)

船橋ダート2400m・4歳定量

 

《ダイオライト記念のレース展望》

 

ナイター開催が再開される今週の南関東競馬のメインレースは14日(水)に船橋競馬場で行われるダート2400mの長丁場・ダイオライト記念!昨年は2連覇中のクリソライトに対し、JRAの条件戦を3連勝していた上がり馬・マイネルトゥランが挑む、という構図になっていましたが、蓋を開けてみたら、武豊騎手騎乗・クリソライトが他馬を圧倒するレースを見せ、ダイオライト記念史上初となる3連覇の大偉業を成し遂げました。今年のダイオライト記念の顔ぶれを見てみると、2018年最初のGⅠ・川崎記念を制したケイティブレイブ、2016年の東京大賞典を制しているアポロケンタッキー、昨年の浦和記念を勝ったマイネルバサラといった競走馬のピークに差し掛かっている強力なJRA勢がエントリーしているほか、前年のダイオライト記念で3着に入った南関東の雄・ウマノジョーの参戦も決まり、例年以上の盛り上がりを見せているダイオライト記念にどうぞご期待ください!

 

《ダイオライト記念予想オッズ》

 

①人気 ケイティブレイブ  1.9倍

②人気 アポロケンタッキー 2.5倍

③人気 マイネルバサラ   10.7倍

④人気 ウマノジョー    35.6倍

⑤人気 スノーモンキー   51.0倍

⑥人気 ドルメロ      328.7倍

⑦人気 ヒロノプリンス   397.0倍

⑧人気 チェダー      413.8倍

⑨人気 ツルオカハチマン  450.1倍

 

《出走予定馬分析》

 

1枠1番 ケイティブレイブ(福永祐一騎手 JRA)

昨年6月の帝王賞で圧巻の差し切りを決め、悲願のGⅠ初制覇を果たしてから、中央・地方の中距離ダート戦のトップホースとして君臨し続け、2走前の川崎記念でアポロケンタッキーを破り、2つ目のGⅠタイトルを奪取しています。前走・フェブラリーステークスまでは目野哲也厩舎が管理していましたが、目野哲也調教師が定年となったため、今回から同じ栗東トレセンの杉山晴紀厩舎へと転厩。2017年シーズンで17勝を挙げ、飛躍のきっかけをつかんでいる若手・杉山晴紀調教師にGⅠの勲章をプレゼントできるのかどうか、というところに注目が集まっています。最近は2000m前後の距離しか走っていませんので、2400mという距離への対応がカギになりますが、3歳時に2500mの名古屋グランプリで2着に入った事がありますから、2400mへの距離延長も問題ないと思います。

 

2枠2番 アポロケンタッキー(内田博幸騎手 JRA)

馬体重が500kgをゆうに超える現役屈指の超巨漢馬で、2016年12月の東京大賞典でGⅠ初制覇を果たしているほか、昨年9月のGⅡ・日本テレビ盃ではケイティブレイブ相手に土をつけるなど、地方交流重賞で目覚ましい活躍を見せている外国産馬です。前走・川崎記念はケイティブレイブを徹底マークするレースを見せたものの、マイペースで逃げていたケイティブレイブを最後まで捕まえる事ができず、2着に敗れました。しかし、前走のレース内容は悪くなかったですから、悲観する必要はありませんし、スタミナ豊富なタイプでもありますので、初距離のダート2400mという条件がドハマりする可能性も十分考えられます。連続して好走する事ができない「ムラ駆け」傾向の強い馬ですけど、ケイティブレイブ以外に強力なライバルが見当たらない状況であれば、馬券の買い目から外す事はできません。

 

3枠3番 ウマノジョー(御神本訓史騎手 大井)

岩手競馬出身のウイングアロー産駒で、南関東競馬に移籍してからも見せ場たっぷりのレースを披露し、前年のダイオライト記念で3着を確保した実績を持つ南関東競馬のエース格です。大井ダート2600mの金盃2着からダイオライト記念に参戦する、という流れは前年と全く同じですし、ダートの長丁場のレースでは常に安定した走りを見せるタイプですから、前年並みのパフォーマンスを見せる可能性は捨てきれません。ただし、今年はケイティブレイブやアポロケンタッキーなど、前年のダイオライト記念に出走していなかった強敵がエントリーしている状況はマイナス材料になると思います。

 

4枠4番 スノーモンキー(西村栄喜騎手 船橋)

JRAで42戦4勝という結果を残している8歳牡馬・スノーモンキーが交流重賞のダイオライト記念で地方競馬転入初戦を迎えます。JRA時代はトリッキーな中山ダートコースを中心に活躍していた馬ですから、器用な立ち回りが要求される船橋ダートコースはバッチリだと思います。ただし、JRAの1600万下条件戦で2着に入るのが精一杯、という格下馬ですので、ケイティブレイブやアポロケンタッキーといったGⅠホース相手に互角の走りを見せるのはさすがに難しいのでは?と予想しています。

 

7枠7番 マイネルバサラ(柴田大知騎手 JRA)

ヒガシウィルウィンやオールブラッシュといったダート中距離を主戦場としているトップホースを相手にした3走前のGⅡ・浦和記念で重賞初制覇を果たしたマイネルバサラが船橋競馬場に初見参!絶対的なスピードを持っているわけではありませんけど、器用な立ち回りができる馬ですから、トリッキーなコースになっている船橋のダート戦はピッタリだと思います。ただし、今回は前2走で完敗を喫しているルールソヴァールがエントリーしているだけでなく、ケイティブレイブやアポロケンタッキーといった強力なJRA勢を相手にしなければいけない状況ですから、1着でゴールするのは難しいのでは?と考えています。

 

《展開予想》

 

9頭立てという少頭数になりましたので、紛れの多い展開になる可能性は極めて低く、最内枠を引いたケイティブレイブがマイペースの単騎逃げを打ち、淡々としたスローペースを形成していくのでは?と予想しています。ケイティブレイブのライバルにあたるアポロケンタッキーとマイネルバサラのJRA勢2頭がケイティブレイブを徹底マークする形でレースを進めていく事になるでしょうけど、2400mという長距離戦ですので、ケイティブレイブ・アポロケンタッキー・マイネルバサラの3強が互いを牽制しながら、道中で仕掛けるタイミングを探り合う、というジョッキーの心理戦のような意味合いを持つレースにもなりそうです。

 

《ダイオライト記念の1着予想》

 

ケイティブレイブ

船橋ダート1800mで行われた昨年の日本テレビ盃で3着に敗れているものの、マイペースで先行した時には絶対的な強さを発揮するこの馬を中心視します。前走は11着という悔しい結果に終わっていますが、1600mという距離が短かった事と道中のペースが速すぎた事が敗因ですので、前走よりも800m距離が伸びて、マイペースの単騎逃げが打てそうな今回は前走大敗から巻き返しがあっても全く驚けないと思います。7日(水)の追い切りでは栗東坂路4ハロン52.7秒という上々の時計をマークしているように、使い詰めによる疲れを感じさせない調整過程を歩んでいる点も大きな強調材料になります。