2018年3月31日(土)
中山競馬11レース(15時45分発走)
第50回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)
中山芝1600m・4歳以上ハンデ
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《ダービー卿チャレンジトロフィーのレース展望》
今週土曜の中山競馬メインレースは春のマイル王者決定戦・安田記念を占う重要な一戦・ダービー卿チャレンジトロフィー!ハンデ戦という事もあって、過去のダービー卿チャレンジトロフィーは波乱決着になるケースが多くなっているのですが、2015年の勝ち馬・モーリスはダービー卿チャレンジトロフィーで重賞初制覇を果たしてから一気に素質を開花させ、国内外のGⅠで活躍するレジェンドホースへと成長していきましたので、モーリスのようにダービー卿チャレンジトロフィーでの好走がきっかけになって大舞台へと羽ばたいていく素質馬が誕生する事を期待したいですね。今年の顔ぶれを見ていくと、昨年の安田記念で僅差4着の実績を持つグレーターロンドンやハイレベルな4歳世代の一角・レッドアンシェル、条件戦で味のある勝ちっぷりを見せた上がり馬・ヒーズインラブなど、バラエティーに富んだ好メンバーがそろっていますから、ハンデ重賞の看板にふさわしい手に汗握る激戦を繰り広げてくれる事でしょう。
《予想オッズ》
①人気 グレーターロンドン 3.5倍
②人気 レッドアンシェル 4.2倍
③人気 アデイインザライフ 7.0倍
④人気 ヒーズインラブ 7.6倍
⑤人気 タイセイサミット 9.5倍
⑥人気 ミュゼエイリアン 12.4倍
⑦人気 テオドール 18.0倍
⑧人気 ストーミーシー 21.6倍
⑨人気 ゴールドサーベラス 25.0倍
⑩人気 クラリティスカイ 47.1倍
《出走予定馬分析》
アデイインザライフ
3歳時に弥生賞3着という実績を残しているほか、2016年の新潟記念で重賞初制覇を果たしている7歳のディープインパクト産駒で、デビュー前からディープインパクト産駒らしい強烈な末脚を持つ逸材として注目を集めていました。しかし、新潟記念勝ち以降、長期離脱を余儀なくされ、前走・ニューイヤーステークスで約1年4ヶ月ぶりに戦列復帰した、という馬ですし、500kgをはるかに上回る巨漢馬ですから、状態良化が見込める叩き2戦目であっても、新潟記念を勝った頃の状態に戻っているとは考えにくい、という厳しい状況です。でも、道中の折り合いを気にする必要のない芝1600mの条件はベストですので、完調手前の状態でも軽視できない存在だと考えています。
グレーターロンドン
デビュー当初から脚部不安を抱えていたため、出世が大幅に遅れてしまったのですが、GⅠ・安田記念で勝ち馬から0.1秒差の4着に入るなど、昨年あたりから父ディープインパクト・母ロンドンブリッジという良血にふさわしい活躍を見せるようになった6歳馬。前走・東京新聞杯は1番人気を大きく裏切ってしまいました(9着)けど、大外枠で前に壁を作る事ができず、道中で脚を溜めきれなかった事が大きな敗因でしたから、前走は度外視可能の凡退だった、と考えるべきです。今回は2戦2勝の中山芝1600mという好条件に替わりますし、開催が進むにつれて外差しが決まる状況になっている点も差し・追い込み脚質のグレーターロンドンにプラスに働くのではないでしょうか。
ヒーズインラブ
2018年に入ってから、1600万下条件戦で3着⇒2着⇒1着、と一歩ずつ階段を上り、キャリア17戦目にして悲願の重賞初出走を果たす事になった5歳のハービンジャー産駒。道中で上手く溜めを作る事ができれば、最後の直線で鋭い末脚を繰り出す事ができる、という瞬発力勝負に強いタイプですから、今回も道中のペースが緩んで、レース全体の上がり速くなる瞬発力勝負に持ち込む事ができれば、初の重賞レースでも互角以上の走りを見せてくれるのでは?と期待しています。中山芝1600mでは【2-1-1-1】という上々の結果を残していますし、1分32秒5という芝1600mの持ち時計も悪くありませんので、重賞レースでのキャリア不足という弱点を抱えている状況でも無視する事はできません。
ミュゼエイリアン
3歳時に出走したGⅢ・毎日杯でシュヴァルグランやアンビシャスといったトップホースを打ち負かした実績を持つスクリーンヒーロー産駒。毎日杯勝ち以降、全く勝つ事ができず、存在感を失っていましたが、明け6歳初戦となった前走・東風ステークスで見事な逃げ切り勝ちを決め、復調気配にある事を証明しました。今回も前走と同じようなマイペースの単騎逃げを打つ事ができるのかどうか、というところが最大のポイントになりますけど、自分の型に持ち込んだ時の強さは目を見張るものがありますし、プラス12kgの馬体重だった前走を叩いた上積みも見込める状況ですから、単調な逃げ馬だからといって軽く扱うのは危険だ、と考えています。
レッドアンシェル
3歳時にGⅢ・アーリントンカップ2着やGⅠ・NHKマイルカップ4着など、芝1600mの重賞で上位入線した経験を持つマンハッタンカフェ産駒。2走前のリゲルステークスで評判馬・サトノアーサーを子供扱いする走りを見せていましたので、前走・京都金杯で重賞初制覇を果たすのでは?と考えていましたが、ブラックムーンとの末脚比べに屈し、京都金杯は1番人気3着という悔しい結果に終わってしまいました。パドックでテンションの高いところを見せる馬ですから、関東圏への長距離輸送でテンションがいつも以上に上がっている可能性がありますが、いつ重賞を勝ってもおかしくないくらいの素質馬ですので、パドックで落ち着いた状態を保つ事ができれば、好勝負に持ち込めると思います。
《レース展望から見るダービー卿チャレンジトロフィーの1着予想》
グレーターロンドン
前走9着という結果が物足りませんけど、勝率100%の中山芝1600mであれば、前走凡退からの変わり身が見込めるこの馬の台頭に注目しています。1年以上勝ち星から遠ざかっている状況ですが、前走はかなりハイレベルなメンバー構成になっていましたから、前走よりも相手が若干弱くなっている今回こそが最大の狙い目になるのでは?と予想しています。中間の調整過程も上手く進んでいるようで、前走を叩いた事による上積みが見込める状況であれば、5度目の重賞レース参戦で悲願の重賞初制覇を果たす事になっても不思議ありません。
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