【デイリー杯2歳ステークス2018予想/追い切り後分析】持ち時計最速のアノ馬が最終追いで時計以上に見応えのある動きを披露!

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2018年11月10日(土)

京都競馬11レース(15時45分発走)

第53回 デイリー杯2歳ステークス(G2)

京都芝1600m(外回り)2歳オープン

 

《枠順確定後追い切り展望》

 

※追い切り時計

内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋

 

1枠1番 ヤマニンマヒア(牡2歳 武豊 55kg)

7日(水):栗東CWコース6ハロン84.6-68.6-53.7-39.7-12.4

新馬戦でアドマイヤマーズ・ケイデンスコールに次ぐ3着を確保している馬なので、上手くレースを運ぶ事ができれば、アドマイヤマーズ相手に逆転する事も可能なのでは?と考えている方もいらっしゃるかと思います。でも、同い年のルプリュフォール(2歳新馬)相手に併走遅れを喫した最終追い切りの内容は褒められたものではありませんし【道中の折り合いに不安】のあるタイプですから、スローペース濃厚のデイリー杯2歳ステークスで人気を下回る着順に沈む事になっても全く驚けません。

 

武豊騎手騎乗のディープインパクト産駒

ヤマニンマヒアの不安要素は

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(2位くらい)

 

2枠2番 アズマヘリテージ(牝2歳 C・デムーロ 54kg)

7日(水):栗東坂路4ハロン53.5-39.7-26.2-13.4

GⅢ・アルテミスステークス13着(勝ったシェーングランツから1.5秒差)から中1週のレース間隔でデイリー杯2歳ステークスにエントリー。レース間隔が詰まっている状況で栗東坂路4ハロン53.5秒という水準以上の平均時計をマークしていますので、まずまずの状態をキープしているのは間違いないのでしょうが、ラスト1ハロン13.4秒の時計が示す通り、終いの伸びがイマイチな最終追い切りでしたし、芝1600mのアルテミスステークスで大敗している馬が牡馬相手かつ同距離のデイリー杯2歳ステークスで好勝負するのは簡単な事ではありませんから、C・デムーロ騎手への鞍上強化が魅力的な状況でも強気に推奨する事はできません。

 

3枠3番 アドマイヤマーズ(牡2歳 M・デムーロ 55kg)

7日(水):栗東CWコース6ハロン86.7-69.6-53.6-38.7-11.8

ロイヤルパンプ(6歳オープン)・アドマイヤデジタル(3歳500万下)という2頭の年上馬との3頭併せを敢行し、両側からプレッシャーをかけられる形になっていながら、馬なりの手応えを保ったまま古馬相手に悠々先着する、という上々の最終追い切りを消化。約4ヶ月の休養明け初戦になりますので、次走以降のレースに照準を合わせているのは間違いないかと思いますが、軽快なフォームで栗東CWコースを駆け抜けていた追い切り映像を見る限り、極端な太め残りという感じには見えなかったので、レース当日の馬体重がプラス10kg程度に留まっていれば、デイリー杯2歳ステークスで無傷の3連勝を決める可能性も十分にあると思います。

 

4枠4番 ドナウデルタ(牝2歳 モレイラ 54kg)

7日(水):栗東坂路4ハロン53.9-39.3-25.1-12.4※動画なし

最終追い切りの動画が提供されていないので、時計面の比較で状態の良し悪しを判断しなきゃいけない状況ですけど、前走・未勝利戦の最終追い切り(栗東坂路4ハロン53.9-39.0-25.4-12.8)と同程度の時計をマークしていますし、一杯に追われていた併走馬・サンライズナイト(3歳500万下)を馬なりの手応えで0.5秒追走して、最終的には0.8秒先着を果たす、という上々の最終追い切りを敢行していますから、水準以上のデキでデイリー杯2歳ステークス当日を迎える事ができそうです。

 

5枠5番 マイネルフラップ(牡2歳 和田竜二 55kg)

7日(水):栗東坂路4ハロン56.7-41.4-27.2-13.3

OP・中京2歳ステークス5着(勝ったアドマイヤマーズから1.0秒差)からエントリー。1週前追い切り(栗東坂路4ハロン53.8-39.5-25.7-12.9)の時点で上々の時計をマークしていますので、最終追い切りが軽めの内容に留まるのは当然だとは思いますが、他馬よりも力強さに欠ける動きでしたから、重賞で勝ち負けできるレベルの馬ではない、と考えています。

 

6枠6番 スズカカナロア(牡2歳 岩田康誠 55kg)

7日(水):栗東CWコース6ハロン84.7-67.6-52.5-38.6-11.9

GⅢ・函館2歳ステークス8着(勝ったアスターペガサスから0.6秒差)からのエントリーで、約4ヶ月の休養明け初戦になります。栗東CWコース6ハロン84.7秒という全体時計は平凡ですけど、ラストで併走馬と見劣りする手応えになったとはいえ、ラスト1ハロンで11.9秒の好時計を叩き出した点は高く評価したいです。初めて走る芝1600mへの距離延長に対応できるかどうか、というところが大きなポイントになりますが、距離延長で道中の追走が楽になるのは間違いないので、楽な形で前々のポジションを確保する事ができれば、馬券圏内に食い込んでくる可能性も否定できないのではないでしょうか。

 

7枠7番 メイショウショウブ(牝2歳 池添謙一 54kg)

7日(水):栗東CWコース6ハロン83.7-68.0-52.8-39.4-12.4

京都ダート1400mの未勝利戦を勝ち上がっての参戦になりますけど、阪神芝1600mの新馬・京都芝1600mの未勝利で連続3着という成績を残していますので、芝コース替わりで極端にパフォーマンスを落とす可能性もそこまで高くないのでは?と考えています。ただ、水準以上の時計をマークしたとはいえ、最終追い切りの動きを見る限り、芝馬らしい軽やかで弾むような走りができていない状況ですから、良化途上の状態で好勝負に持ち込むのはかなり難しいのではないでしょうか。

 

8枠8番 ダノンジャスティス(牡2歳 川田将雅 55kg)

7日(水):栗東坂路4ハロン52.8-39.1-25.7-13.1

ラスト1ハロンが12秒台に到達しなかった点は若干引っ掛かりますけど、ラストまでしっかりとした脚色をキープしていながら、併走していた古馬のクイックファイア(3歳500万下)を一気に突き放す、という最終追い切りの内容はかなり良かったと思います。脚の回転が速い馬なので、芝1600mの距離は微妙に長いかもしれませんが、やや緩かった新馬戦よりも良い状態でデイリー杯2歳ステークス当日を迎えるのは間違いないので、新馬戦以上のパフォーマンスを発揮する事ができれば、骨っぽい相手がそろった重賞で上位争いを展開する可能性も十分にあるのではないでしょうか。

 

8枠9番 ハッピーアワー(牡2歳 秋山真一郎 55kg)

7日(水):栗東CWコース6ハロン85.0-68.3-53.2-39.3-12.2

メンバー中で最も多いキャリア4戦の馬なので、1戦ごとの上積みを期待するのは酷かもしれません。ただ、やや頭の高い走法だったとはいえ、2歳馬である事を考えれば栗東CWコース6ハロン85.0秒-ラスト1ハロン12.2秒という時計はまずまずですし、良い意味でも悪い意味でも近走時と変わりない状態には仕上がっていると思います。

 

《追い切りランキング》

 

1位 アドマイヤマーズ

(古馬相手の3頭併せでしっかり先着!休養明けでも水準以上のデキ!)

2位 ダノンジャスティス

3位 スズカカナロア

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 アドマイヤマーズ  1.7倍

②人気 ダノンジャスティス 2.5倍

③人気 ドナウデルタ    3.8倍

④人気 シャドウエンペラー 10.3倍

⑤人気 ヤマニンマヒア   11.7倍

 

《展開予想》

 

これといった逃げ馬が見当たらない状況ですけど、芝1200m戦で軽快な先行力を見せているロードカナロア産駒・スズカカナロアやアルテミスステークスで先行する競馬を試みたアズマヘリテージあたりがハナを奪う展開になりそう。ただ、どの馬が逃げる事になっても、速いラップを刻む可能性は低く、淡々としたスローペース(前半600m通過35秒台半ば~36秒台)からの瞬発力勝負になる可能性が高いのでは?と予想しています。

 

《最終予想》

 

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(2位くらい)

 

アドマイヤマーズ

レース間隔が空いている分、不安要素がないわけではありませんけど、時計以上に見応えのある動きを最終追い切りで披露したこの馬の地力の高さを素直に信頼したいと思います。芝1600mの持ち時計(1分34秒7)はメンバー中最速ですし、前々のポジションから速い上がりを繰り出す事ができるタイプなので、スローペースからの瞬発力勝負はもってこいの条件なのでは?と考えています。

 

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