【京都記念2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/古馬相手のGⅠでもメドを立てているアノ馬が中心!

f:id:jikuuma:20180207021129j:plain

 

2018年2月11日(日・祝日)

京都競馬11レース(15時35分発走)

第111回 農林水産省賞典 京都記念(GⅡ)

京都芝2200m(外回り)4歳以上別定

 

《京都記念のレース展望》

 

テンポイントやエリモジョージといった昭和期の日本競馬を支えたレジェンドホースのほか、ビワハヤヒデ、テイエムオペラオー、アドマイヤムーン、ブエナビスタなどGⅠ戦線で目覚ましい活躍を見せたトップホースが勝ち馬として名を連ねている伝統のGⅡ・京都記念が今週の京都競馬場のメインレースです!昨年はやや渋った馬場を味方につけた3番人気・サトノクラウンが好位追走から抜け出す、という正攻法の競馬で勝ち切り、京都記念2連覇を達成した一方、単勝オッズ1.7倍という抜けた1番人気に支持されたダービー馬・マカヒキは3着に敗れ、2番人気・ミッキーロケットもスタートでの出遅れが響いて4着に敗れる、という上位人気3頭の明暗がくっきり分かれる形の決着となりました。今年の顔ぶれを見てみると、昨年の日本ダービーを制したレイデオロのほか、アルアインモズカッチャンディアドラという既にGⅠタイトルを奪取している4歳勢の目の前に、キャリア豊富なミッキーロケットが立ちはだかる、という構図になっていますが、どんな結末が待っているのでしょうか。

 

《予想オッズ》

 

①人気 レイデオロ    1.9倍

②人気 モズカッチャン  3.3倍

③人気 アルアイン    5.1倍

④人気 クロコスミア   10.2倍

⑤人気 ディアドラ    11.7倍

⑥人気 ミッキーロケット 13.6倍

⑦人気 クリンチャー   15.0倍

⑧人気 ケントオー    283.6倍

⑨人気 プリメラアスール 378.1倍

⑩人気 アクションスター 1443.8倍

 

《出走予定馬分析》

 

アルアイン(川田将雅騎手 57kg)

9番人気という低評価に甘んじた昨年の皐月賞でGⅠ初制覇を果たしたクラシックホースが年明け初戦を迎えます。前走・菊花賞は7着に敗れていますけど、3000mの距離が長すぎただけでなく、歴史的な道悪馬場に苦しんだ、という明確な敗因が存在していますから、前走よりも800m距離が短縮される今回は巻き返し必至だと思います。休養明け初戦で本調子に戻っているのかどうか、というところが気になりますけど、栗東CWコースでの1週前追い切りで6ハロン79.9秒・ラスト1ハロン11.4秒という抜群の時計を叩き出していますので、最終追い切りでもしっかりとした動きを披露する事ができれば、昨年の皐月賞以来となる勝ち星を挙げる可能性も十分あるのでは?と予想しています。

 

ディアドラ(福永祐一騎手 54kg)

昨年の春先までは善戦に持ち込んでも勝ち切れない、というもどかしい日々が続いていましたが、4走前のHTB賞(1000万下)を制した頃から詰めの甘さが一気に解消し、怒涛の3連勝で秋華賞のタイトルを射止めました。4番人気に支持された前走・エリザベス女王杯で12着という着順に敗れ、人気を大きく裏切っていますが、前走は差し脚質のディアドラにとっては不利となる逃げ・先行馬有利の馬場傾向となっていましたので、前走の凡退は度外視できるのでは?と考えています。東CWコースでの1週前追い切りで6ハロン81.5秒・ラスト1ハロン11.6秒という素晴らしい時計をマークしているように、状態は申し分ないと思いますが、今回は牡馬の強豪が勢ぞろいしている状況ですから、一気の相手強化に対応できない可能性も考えておく必要があると思います。

 

ミッキーロケット(松若風馬騎手 56kg)

昨年の日経新春杯で重賞初制覇を果たして以降、1年以上勝ち星から遠ざかっている状況ですが、GⅡ以下のレースでは5着以下に敗れた事がない、という抜群の安定感を誇っていますので、レイデオロをはじめとするトップホースが集結した今回も上位人気に支持される事になるでしょう。2連覇を狙った前走・日経新春杯は4着に敗れたものの、トップハンデの57.5kgという厳しい斤量を背負っていた事が敗因ですから、別定戦となる今回は前走凡退からの一変があっても全く驚けないと思います。1週前追い切りは栗東坂路で4ハロン・51.4秒という上々の時計をマークし、好調さをアピール。スタートでの出遅れが響き、4着に凡退した昨年のリベンジを目指すミッキーロケットの走りに注目です。

 

モズカッチャン(M・デムーロ騎手 54kg)

デビュー当初は目立たない存在でしたけど、重賞初出走となったフローラSで12番人気1着という激走を見せてから馬っぷりが一変し、オークス2着・秋華賞3着とGⅠ路線でも好勝負を続け、前走・エリザベス女王杯で悲願のGⅠ初制覇を果たしました。前走は内めの好枠を引き当てた事とM・デムーロ騎手の神懸かった騎乗のおかげで勝てたレースですけど、レースでの立ち回りが上手な馬ですから、再度内めの枠を引く事ができれば、前走に続いての重賞連勝を決めるかもしれません。現在の京都芝コースはハービンジャー産駒が好結果を残していますので、血統的にも推せる面がありますし、中間の乗り込み量も豊富ですから、最終追い切りで水準以上の動きを見せてくれれば、一流の牡馬相手に互角のレースを見せても不思議ないのでは?と考えています。

 

レイデオロ(バルジュー騎手 57kg)

3月31日に開催される海外GⅠ・ドバイシーマクラシックでの勝利を目標にしている昨年のダービー馬が京都記念から始動!昨年のジャパンカップでキタサンブラック相手に先着を果たしているように、現役の中・長距離界ではトップクラスの実力を持つ馬ですけど、主戦のルメール騎手が騎乗停止処分を受けてしまったため、今回は短期免許で来日しているバルジュー騎手とコンビを組みます。急遽の乗り替わりがマイナスに働く可能性もありますが、美浦Wコースでの1週前追い切りで5ハロン67.3秒・ラスト1ハロン12.9秒というまずまずの時計を馬なりの手応えでマークしていますから、ダービー馬の始動戦としては申し分ないデキで出走できるはずです。

 

《レース展望から見る京都記念の1着予想》

 

レイデオロ

ハイレベルな4歳世代のトップホースで、超一流の古馬相手のGⅠレースでも既にメドを立てているこの馬の台頭に期待しています。関東馬ですから京都競馬場への長距離輸送を克服できるのかどうか、というところが大きなポイントになりますけど、昨年中に阪神競馬場への長距離輸送を無事にクリアしていますので、長距離輸送の影響で一気にパフォーマンスを落とす可能性は極めて低いと思います。「急な乗り替わりだから負けた…」という言い訳が許されない立場ですし、他馬との格の違いを見せて、京都記念後に予定しているドバイ遠征に挑んでもらいたいです。