【共同通信杯2018】過去データから見る1着予想/ハイレベルだった前走で瞬発力勝負にも対応してみせたアノ馬が重賞タイトルいだだく!

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2018年2月11日(日・祝日)

東京競馬11レース(15時45分発走)

第52回 共同通信杯(GⅢ・トキノミノル記念)

東京芝1800m・3歳限定

 

《共同通信杯の見どころ!》

 

天皇賞秋のステップレースとなっている秋の伝統GⅡ・毎日王冠と全く同じ東京芝1800mの条件で行われる共同通信杯。2コーナー奥にあるポケット地点にスタートゲートが設置されるコースで、最初のコーナーに差し掛かるまでの距離が約160mと短くなっているため、外枠に入った馬はコースロスを被るケースが多く、「内枠>外枠」という傾向が色濃くなっているコースです。基本的にはスローペースになるケースが大半を占める条件ですけど、逃げ・先行脚質の馬が数多くエントリーしていた場合は速い上がり3ハロンの末脚を繰り出す事ができる差し・追い込み脚質の馬が一気の差し切りを決める事もありますから、出走各馬の実力をチェックするのはもちろん、レース展開の予想にも気を配るようにしてくださいね。過去5年の枠順別成績を見ていくと、1枠と7枠が連対率30%以上の好結果を残していますので、枠順の有利不利はそこまで大きくないのでは?と予想しています。また、単勝人気別成績を見てみると、過去5年で2着以内を確保した10頭はすべて1番人気~6番人気の上位人気に支持されていた事が分かっていますから、極端な穴狙いの馬券を組み立てる事はおすすめできません。

 

《共同通信杯のチェックポイント》

 

① キャリア3戦・4戦といった程よい出走回数の馬が優勢だが、キャリア2戦は意外に不振…。

 

まずは、過去5年のキャリア(出走回数)別成績から共同通信杯の馬券攻略につながっていきそうなデータを探っていきましょう。好結果を残していたのは2勝・2着4回のキャリア3戦(アメリカンワールド・エイムアンドエンド・オウケンムーン・ゴーフォザサミット)2勝のキャリア4戦(リュウノユキナ)という出走回数が程よい馬で、逆に、不振傾向にあるのは【0-0-2-7】のキャリア2戦(グレイル・ジャックローズ・ステイフーリッシュ・ブラゾンダムール・ブレステイキング)【0-1-1-12】のキャリア5戦以上(カフジバンガード・コスモイグナーツ・トッカータ・モリトユウブ・ヤマノグラップル)だった事が判明しました。グレイルやステイフーリッシュ、ブレステイキングといった上位人気に支持される可能性の高い馬がキャリア別成績の不利データに該当していますので、注意が必要です。

 

② 共同通信杯は前走で3着以内を確保していた馬が有利!前走4着以下からの一変は期待薄…。

 

続いて、過去5年の前走着順別成績を見ていきます。共同通信杯と相性が良いのは連対率20%以上のハイアベレージをマークしている前走1着~3着組(アメリカンワールド・オウケンムーン・グレイル・ゴーフォザサミット・サトノソルタス・ジャックローズ・ステイフーリッシュ・フィフニティ・ブレステイキング)でした。一方、前走4着以下(エイムアンドエンド・カフジバンガード・コスモイグナーツ・トッカータ・ブラゾンダムール・モリトユウブ・ヤマノグラップル・リュウノユキナ)は【0-1-1-24】という低調な結果に終わっていますので、前走4着以下からの巻き返しを期待するのは望み薄となっています。カフジバンガードは2走前・こうやまき賞(500万下)で先週のきさらぎ賞2着馬・グローリーヴェイズを負かしている実力馬ですけど、前走着順別成績では不利データに該当しています。

 

今週のお題「バレンタインデー」

瞬発力勝負に強いハーツクライ産駒とディープインパクト産駒が東京芝1800mで好結果残す!

 

最後に、共同通信杯と同じ東京芝1800mの条件で行われた直近の重賞レースの結果から、東京芝1800mを得意にしている種牡馬をリサーチしてみました(データの集計期間は2013年2月10日~2017年11月18日)。今年の共同通信杯に登録されている馬の中で東京芝1800mの重賞レースで好結果を残している種牡馬は連対率31.3%のハーツクライ(グレイル・ゴーフォザサミット)連対率24.0%のディープインパクト(サトノソルタス・フィフニティ・ブラゾンダムール・ブレステイキング)となっています。ディープインパクト産駒とハーツクライ産駒は左回りコースの瞬発力勝負に強い種牡馬として有名ですから、東京芝1800mの重賞レースで好結果を残しているのは当たり前の事かもしれませんね。逆に、瞬発力勝負で脆さを見せる非サンデーサイレンス系種牡馬は直近の東京芝1800m重賞レースの結果を見てみても満足のいく成績を残しているわけではありませんから、今年の登録馬の中で非サンデーサイレンス系種牡馬に該当しているアメリカンワールド・エイムアンドエンド・オウケンムーン・カフジバンガード・コスモイグナーツ・ジャックローズ・モリトユウブ・ヤマノグラップル・リュウノユキナの扱いには十分注意してください。

 

《過去データから見る共同通信杯の1着予想》

 

ゴーフォザサミット

今回ご紹介したキャリア別成績・前走着順別成績・種牡馬別成績の好走データすべてに該当しているだけでなく、500万下の前走で着差以上に強い勝ちっぷりを見せ、ハイレベルな重賞レースでも通用するメドを立てているこの馬の走りに注目!前走は8頭立ての4番人気という低評価に甘んじていましたけど、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン33.6秒の末脚を披露していたように、前走で東京芝コースならではの瞬発力勝負にもしっかりと対応している点は高く評価できますし、前走の2着馬が昨年末のGⅠ・ホープフルSで掲示板を確保しているように、前走のレースレベルが高かった事が既に証明されている状況ですから、初の重賞出走となる今回も上位争い必至ではないでしょうか。