【兵庫チャンピオンシップ2018】出走予定馬から見る1着予想/最終追いで自己ベスト更新したアノ馬が道悪で前進!

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2018年5月3日(木)

園田競馬10レース(15時55分発走)

第19回 兵庫チャンピオンシップ(G2)

園田ダート1870m 3歳定量

 

《兵庫チャンピオンシップのレース展望》

 

先週から2018年度の“その金ナイター”(金曜日限定のナイター開催)が開幕し、盛り上がりが増している園田競馬の今週のメインレースは3歳馬限定の交流GⅡ・兵庫チャンピオンシップ!コパノリッキーやケイティブレイブといった後のGⅠホースが兵庫チャンピオンシップ勝ちをきっかけにして飛躍しているように、有力なJRA勢が数多くエントリーするレースとして知られています。今年も昨年末の全日本2歳優駿で5着に入ったビッグスモーキーや500万下条件の前走を大楽勝したテーオーエナジー、M・デムーロ騎手騎乗で勝負気配の高さを感じるキャベンディッシュ、オープン特別の昇竜ステークスを制した牝馬・メイショウヒサカタ、といった強豪がそろっていますが、地元兵庫勢から菊水賞を完勝したアゼツライトの参戦が決定し、アゼツライトがJRA勢相手にどんなレースを見せてくれるのか、というところも今年の大きな見どころになります。

 

《兵庫チャンピオンシップ予想オッズ》

 

①人気 テーオーエナジー  2.1倍

②人気 ビッグスモーキー  2.8倍

③人気 キャベンディッシュ 6.0倍

④人気 メイショウヒサカタ 7.3倍

⑤人気 アゼツライト    20.4倍

⑥人気 ワークアンドラブ  23.5倍

⑦人気 スリルトサスペンス 218.6倍

⑧人気 クリノヒビキ    285.7倍

⑨人気 エンジェルアイドル 415.9倍

⑩人気 エムティストロフィ 504.4倍

 

《出走予定馬分析》

 

3枠3番 テーオーエナジー(岩田康誠騎手 JRA)

JRAで4戦2勝という戦績を残している栗東・宮徹厩舎のカネヒキリ産駒。新馬戦を勝ち上がった後の500万下条件戦で2連敗を喫しましたが、走りの内容はそこまで悪くなかったですし、負けた相手がスマハマ・グレートタイムという現3歳ダート路線のトップホースでしたから、500万下条件で敗れた2戦は相手関係が厳しいレースだった、と割り切る事ができます。地方競馬特有の時計の掛かる深いダートが合うのかどうか、というところが最大のポイントになりますけど、相手関係が楽だったとはいえ、2着馬に5馬身差をつけた前走・500万下条件は良馬場の阪神ダート1800mで1分52秒5という上々の時計をマークしているのですから、時計の掛かる深いダートに替わっても、この馬なりの走りを見せてくれるのでは?と考えています。

 

4枠4番 ビッグスモーキー(浜中俊騎手 JRA)

初勝利を挙げるまでに3戦を要しましたが、キャリア4戦目の500万下・もちの木賞(京都ダート1800m)を2歳コースレコード(1分51秒0)で制したほか、ルヴァンスレーヴやドンフォルティスといった強豪がそろっていた昨年末の全日本2歳優駿で5着を確保するなど、ダート中距離路線でまずまずの活躍を見せているキングカメハメハ産駒。現在3連敗中の身ではありますけど、相手が強かった全日本2歳優駿の負けは致し方ないですし、過去2戦は不向きな芝レースでの凡退ですから、得意のダート中距離戦に戻る今回こそが最大の狙い目になるのでは?と考えています。ただ、レコード勝ちした4走前・もちの木賞のレースレベルはそこまで高くなかったですし、人気を分け合うテーオーエナジーよりも器用さに欠ける面がありますので、全幅の信頼を置けない人気馬、という認識を持っています。

 

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5枠5番 キャベンディッシュ(M・デムーロ騎手 JRA)

キャリア8戦2勝という微妙な戦績ですけど、タフな馬場設定だった2走前の500万下条件(中山ダート1800m)を快勝し、時計の掛かるダートへの適性が高い事を証明しているタイムパラドックス産駒。差し・追い込み脚質ですから、トリッキーな園田ダートコースへの対応がポイントになりますが、3走前に小回りの小倉ダート1700m(500万下・くすのき賞)で2着に入っていますので、小回りコースが丸っきりダメ、という事にはならないと思います。でも、くすのき賞で勝ち馬から0.6秒離された凡退を喫しているほか、前走のOP・伏竜ステークスは9頭立て7着という厳しい結果に終わっているように、ハイレベルなレースで通用するメドを立てられなかった事実がありますから、人気を下回る着順になっても驚けません。

 

6枠6番 アゼツライト(川原正一騎手 兵庫)

兵庫三冠の1戦目・菊水賞(園田ダート1700m)でマイペースの単騎逃げを打ち、2着・フセノラン相手に1.0秒の大差勝ちをおさめた充実一途のアサクサキングス産駒。兵庫若駒賞3着・園田ジュニアカップ10着、と2歳時の重賞戦線では苦戦を強いられましたが、年明け3戦目となった菊水賞で見事な変わり身を見せ、悲願の重賞初制覇を果たしています。園田の3歳世代ではトップクラスの実力を持っていますけど、今回はJRA勢相手の一戦になりますから、さすがに勝ち切るのは難しいと思います。でも、鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた菊水賞の走りを再現できれば、馬券圏内に粘り切る可能性は十分ありますので、地方馬だからといって軽視していると痛い目に遭うかもしれません。

 

8枠10番 メイショウヒサカタ(池添謙一騎手 JRA)

JRA勢の中で唯一オープン特別を制しているシニスターミニスター産駒。マイラーズカップのサングレーザー、天皇賞春のレインボーライン、と2週連続でJRAの重賞を制し、勢いに乗っている栗東・浅見秀一厩舎の所属馬ですから、好調な厩舎の勢いに懸けてみるのも良いかもしれません。1400mの前走・昇竜ステークスを快勝しているとはいえ、ダート戦で1800m前後の中距離を走った経験が1度もない、という点は気掛かり…。実戦での走りを見てみても、1400mから距離が伸びるのはあまり歓迎できませんし、距離延長の一戦でスタミナ不足を露呈する事になっても不思議ありません。

 

《展開予想》

 

単純なスピード比べではJRA勢の方に分があるのですが、今年のJRA勢はいずれも徹底先行型ではないので、ここは菊水賞を逃げ切っているアゼツライトが果敢にハナを奪い、平均的なラップを刻む単騎逃げを打つのでは?と予想しています。単騎で逃げるアゼツライトの直後につけるのがメイショウヒサカタで、ビッグスモーキーやテーオーエナジーは好位で末脚を溜める展開になりそう。各ジョッキーが道中のどのタイミングで仕掛けるのか、というところはもちろん、2日(水)昼過ぎから雨予報が出ているように、兵庫チャンピオンシップ当日は道悪馬場になる可能性が高いので、出走各馬の道悪馬場への適性も勝負の分かれ目になると思います。

 

《出走予定馬から見る1着予想》

 

🐎テーオーエナジー

人気を集めるJRA勢はいずれも未知の魅力を持ち合わせていますから、大一番の兵庫チャンピオンシップで一世一代の大駆けを見せる可能性がありますけど、ここはJRAの500万下条件戦で強敵と戦ってきたこの馬を中心視したいと思います。大楽勝だった前走以上に、不良馬場で行われた2走前の500万下で2着に入り、道悪馬場への適性が高い事を証明している点は大きな強調材料になりますし、4月29日の最終追い切りで自己ベストとなる栗東坂路4ハロン50.5秒の猛時計を叩き出しているように、過去最高のデキに仕上がっている可能性が高い事もこの馬を推す理由になっています。

 

【予告】次回更新「東京湾カップ2018」

出走予定馬から見る1着予想は木曜9時更新予定!
(更新が遅れた場合はご了承下さい)

 

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2017/05/04 第18回 兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)【タガノディグオ】