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2018年10月13日(土)
東京競馬11レース(15時45分発走)
第66回 アイルランドトロフィー
府中牝馬ステークス(G2)
東京芝1800m 3歳以上牝馬別定
《枠順確定後追い切り展望》
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 クロコスミア(牝5歳 岩田康誠 55kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン53.5-38.7-25.5-12.8
今年に入ってからの3戦(京都記念8着、ドバイターフ7着、札幌記念8着)の内容がイマイチですけど、いずれも牡馬相手のハイレベルなレースでしたから、近走よりもレースレベルがグッと下がる牝馬限定戦に戻る今回は凡退続きにピリオドを打つ可能性も十分あるのでは?と考えています。実戦で気難しい面を見せるタイプで、今回の最終追い切りでも気負いながら走るところがありましたので、マイペースで先行できなかった時に脆い部分を見せてしまうかもしれませんが、最終追い切りではしっかりとした脚取りで栗東坂路を登板していましたから、国内復帰初戦の前走を叩いた上積みを考慮する必要があります。
2枠2番 フロンテアクイーン(牝5歳 蛯名正義 54kg)
10日(水):美浦Wコース6ハロン85.4-69.1-53.6-39.5-13.1
3走前のGⅢ・ターコイズステークスから牝馬限定重賞で3戦連続2着という結果を残している安定株。肝心なところで詰めの甘い面を見せるタイプですし、ディアドラをはじめとする強敵がそろった府中牝馬ステークスを勝ち切るのは難しいかもしれません。でも、やや余裕残しの馬体だったとはいえ、終い重点の最終追い切りでしっかりと脚を伸ばしていて、クイーンステークスを使った事による上積みが見込める状態ですから、相手なりに走る事ができるこの馬が3着以内に割って入る可能性も考慮しておきたいです。
3枠3番 ソウルスターリング(牝4歳 北村宏司 55kg)
10日(水):美浦Wコース4ハロン54.3-39.3-12.6
3歳春までに見せていた勢いを失っている状況ですけど、前走のGⅢ・クイーンステークスでは見せ場たっぷりのレースを見せ、3着に粘り切っていますので、レース展開が上手く噛み合えば、2戦連続で馬券圏内に食い込む可能性も十分あるのでは?と予想しています。抜群の動きを見せていた3歳春よりも見劣る形になっていましたが、終い重点の内容だった美浦Wコースの最終追い切りでスピード感あふれる動きを披露し、クイーンステークスを叩いた上積みが見込めるデキにはありますから、不振続きの状況でも馬券の買い目の中には入れておきたい存在です。
4枠4番 ディアドラ(牝4歳 ルメール 56kg)
8日(月):栗東坂路4ハロン55.2-39.9-25.3-12.6※動画なし
レース発走から中2日となる10日(水)に最終追い切りを敢行する馬が大半を占める中、サトノダイヤモンドが復活Vを果たした京都大賞典当日の8日(月)に栗東坂路で最終追い切りを敢行しました。追い切り動画が提供されていないので、動きの良し悪しを判断する事ができないのは残念ですけど、8月末から栗東坂路で時計を出しているように、クイーンステークス1着後も入念な乗り込みを重ねていますから、中間の調整過程を見る限り、水準以上のデキに仕上がっている可能性が高いのでは?と考えています。
5枠5番 キョウワゼノビア(牝5歳 田中勝春 54kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン54.0-39.3-24.9-12.2
栗東坂路4ハロン54秒台という遅めの全体時計に留まっていますけど、1週前追い切り(栗東坂路4ハロン52.5-38.2-25.4-12.9)に速い時計を出していますから、最終追い切りの全体時計が遅くなったからといって評価を下げる必要はありません。重賞初挑戦の馬なので、重賞レース特有の流れに慣れてから…という状況ではありますが、終い重点の最終追い切りで牝馬らしからぬパワフルな動きを披露していましたから、レースの流れに上手く乗る事ができれば、掲示板内に入る可能性も十分あると思います。
6枠6番 ジュールポレール(牝5歳 幸英明 56kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン52.5-37.5-24.4-12.3
9月半ばから栗東坂路で時計を出していて、最終追い切りでは1週前追い切り(栗東坂路4ハロン53.1-38.2-25.0-12.5)よりも速いラップを刻んでいますので、GⅠホースの看板にふさわしい走りを見せてくれるはず!と期待している方も多くなっているのではないでしょうか。芝1800mまでなら許容範囲内ですから、前走からの距離延長にも対応できるかと思いますが、同じ休養明け初戦だった今年の阪神牝馬ステークス5着時よりも最終追い切りの終いの反応がイマイチだったように見えましたので、ヴィクトリアマイルでリスグラシューを破っている実績馬であっても【●●●●●●●】の今回は評価を割り引きたいと思います。
ヴィクトリアマイルを制したG1
ジュールポレールの評価を割り引いた決め手は
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6枠7番 メイズオブオナー(牝4歳 福永祐一 54kg)
10日(水):栗東芝コース5ハロン64.3-48.3-35.2-11.6
1600万下への降級後2戦(マレーシアカップ2着、博多ステークス5着)の結果こそ振るいませんが、道中でしっかり折り合いをつけて、終いの脚を活かす競馬を得意にしていますので、直線が短い子小倉芝コースで行われた前走の博多ステークスで凡退してしまうのは致し方ない事ですし、栗東芝コースで行われた最終追い切りで迫力満点の動きを披露しているように、前走からの状態アップが見込めて、コース替わりが魅力的な今回は一変があっても驚けないと思います。
7枠8番 アドマイヤリード(牝5歳 田辺裕信 55kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン51.8-37.1-24.4-12.6
9月初頭から栗東トレセンで乗り込みをスタートさせ、9月20日・9月26日・10月3日に栗東坂路4ハロン53秒台という水準以上の時計をマークし、最終追い切りでもラスト2ハロン24秒台前半の好時計を叩き出していますから、ヴィクトリアマイル8着以来、約5ヶ月の休養明け初戦でもまずまずの状態には仕上がっていると思います。重厚感たっぷりの動きを見せた2017年ヴィクトリアマイル1着時の最終追い切りよりも迫力に欠ける動きだったのは間違いありませんけど、レース間隔が空いている中でもこの馬らしいキビキビとした動きで栗東坂路を駆け上がっていましたので、昨年の府中牝馬ステークス(3着)並みの結果を残す事になっても不思議ない状況だと考えています。
7枠9番 カワキタエンカ(牝4歳 池添謙一54kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン54.8-39.1-25.1-12.6
最終追い切りで速い時計を出すタイプではありませんので、平凡な全体時計に留まった点は特に気になりませんし、道中で気難しい面を見せていた中山牝馬ステークス1着時・福島牝馬ステークス2着時とは異なり、終始スムーズな形で栗東坂路を駆け上がっていた点は好感が持てますから、牝馬限定重賞で好走を続けていた時と遜色ないデキには仕上がっていると思います。ただ、右回りの小回りコースで結果を出していて、苦手な瞬発力勝負になりやすい東京芝1800mは不向きという印象が強いので、得意コースに替わった時に今一度狙いたいです。
8枠10番 リスグラシュー(牝4歳 M・デムーロ 54kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン52.5-37.9-24.5-12.2
9月20日頃に栗東トレセンに帰厩し、中間の坂路で速い時計を出したのは1週前追い切り(栗東坂路4ハロン52.3-37.7-24.6-12.7)と最終追い切りだけ、という状況は褒められたものではありませんけど、放牧先で乗り込みを重ねてからトレセンに入厩させる、というパターンは社台系生産牧場出身馬にありがちな流れですし、追い切り動画も終いの動きだけを公開する形になっていますが、多少ヨレる面があったとはいえ、リスグラシューらしいスパッとキレる末脚を披露していましたので、牝馬限定重賞で勝ち負けできるほどのレベルには仕上がっているのかな?という印象を持っています。
8枠11番 ミスパンテール(牝4歳 横山典弘 55kg)
10日(水):栗東坂路4ハロン55.1-39.0-24.7-12.2
栗東坂路4ハロン55秒台という全体時計は物足りませんけど、終い重点の内容でラスト2ハロンを右肩上がりのラップにまとめていますし、牡馬顔負けの迫力ある馬体で栗東坂路を力強く登板していましたから、ヴィクトリアマイル5着以来、約5ヶ月の休養明け初戦という状況でも勝ち負けできる状態には仕上がっていると思います。ポイントは芝1800mへの対応。デビュー当初から道中で気負う面を見せるタイプですので、芝1800mへの距離延長となる今回は近走以上に道中の折り合いがカギになりそうです。
《追い切りランキング》
1位 ミスパンテール
(終い重点でも迫力十分な走り!休み明けの影響皆無)
2位 ソウルスターリング
3位 リスグラシュー
4位 キョウワゼノビア
5位 アドマイヤリード
《最終予想オッズ》
①人気 ディアドラ 2.4倍
②人気 リスグラシュー 3.0倍
③人気 ミスパンテール 4.7倍
④人気 ソウルスターリング 8.5倍
⑤人気 ジュールポレール 10.9倍
《展開予想》
徹底先行型のカワキタエンカ・クロコスミアのどちらかがハナを奪う展開になりそうですが、どちらが逃げる事になっても、レース序盤からガリガリ競り合う展開になる可能性は低く、カワキタエンカ・クロコスミアの2頭が互いを牽制しながら淡々としたスローペースを形成していくのでは?と予想しています。東京芝コース特有の瞬発力勝負になる可能性が高いので、過去のレースで速い上がり3ハロンをマークしていた馬に有利なレース展開になりそうです。
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本命⇒ミスパンテール
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実力伯仲の一戦ではありますが、遅めの全体時計だった最終追い切りで時計以上に中身の濃い走りを披露し、休養明け初戦としては申し分ないデキに仕上がっているこの馬を本命に抜てきします。適距離よりもやや長い条件を走る点が気掛かりですけど、2走前にリスグラシュー・ジュールポレールを破っているように、今回のメンバーの中では実績上位の存在ですし、瞬発力勝負になりそうなところもこの馬にとってはピッタリですから、スムーズな形でレースを運ぶ事ができれば、ディアドラをはじめとする強敵相手でも互角以上の結果を出してくれるのでは?と期待しています。
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府中牝馬ステークス2018【1番人気分析】リスグラシュー【消去データ】6頭