東海ステークス2020予想【追い切り後分析】追い切り(坂路)で右肩上がりのラップを刻み、久々の不安払拭したアノ馬に◎!脚抜きの良い馬場でオープン勝ちの実績!
2020年1月26日(日)
京都競馬11レース(15時35分発走)
第37回東海テレビ杯 東海ステークス(G2)
京都ダート1800m 4歳以上別定
★東海ステークス2020★
★追い切り情報★
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 モズアトラクション(牡6歳 藤岡康太 56kg)
22日(水):栗東B6ハロン86.0-69.7-54.3-40.4-12.2
Bコース単走追い。終い重点の内容で遅い時計に留める、という最終追い切りのパターンはいつも通りですし、両脚の出がスムーズで、道中の折り合いもバッチリでしたから、一連の好調子を維持しているのは間違いないと思います。
1枠2番 コマビショウ(牡5歳 和田竜二 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン54.8-39.5-25.6-12.8
4歳3勝クラス・スマートフルーレとの併せ馬を敢行し、2馬身併走遅れを喫しました。4ハロン54.8秒という全体時計はやや物足りませんし、終いの反応が鈍く、併走相手に置いていかれる…という見栄えの悪い追い切りになっていましたけど、調教で速い時計を出すタイプではないので、攻め駆けしないタイプである事を念頭に置けば、まずまずの追い切りを消化した、という風に解釈したいところです。
2枠3番 アングライフェン(牡8歳 M・デムーロ 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン53.6-37.6-24.4-12.2
坂路単走追い。前向きすぎる気持ちをなだめながら…という追い切りでしたけど、鞍上に促されてからスッと加速し、終いの反応の良さが目立つ好内容の調教を消化していますので、明け8歳のベテランホースであっても軽くは扱えません。
2枠4番 スマハマ(牡5歳 藤岡佑介 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン56.3-40.1-25.2-12.3
4歳1勝クラス・メイショウクライムとの併せ馬を敢行し、1馬身ほど先着。16日(木)の1週前追い切り(栗東坂路4ハロン52.8-38.8-25.7-13.5)に速い時計を出している事もあり、最終追い切りは終い重点の軽い内容に留めています。余力たっぷりの手応えを保ったまま、併走相手を一気に突き放す形でしたし、道中の脚の運び方も悪くなかったので、水準以上のデキに仕上げてきた、という前向きな印象を持っています。
3枠5番 コスモカナディアン(牡7歳 シュタルケ 56kg)
22日(水):美浦北C5ハロン68.6-52.5-38.4-12.6
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
3枠6番 アイファーイチオー(牡6歳 坂井瑠星 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン52.7-38.4-25.2-12.6
坂路単走追い。調教の段階で速い時計をバンバン出すタイプではありませんから、4ハロン52秒台の全体時計で坂路を駆け上がった点は好感が持てますけど、追い出してから頭の位置が高いまま…という状況は気になりましたし、走りのバランスも悪く、力感を欠いた形の追い切りに留まっていたので、大きな変わり身を期待するのは難しいかと思います。
4枠7番 エアアルマス(牡5歳 松山弘平 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン52.1-37.8-24.4-12.0
坂路単走追い。ダート転向後に本格化した馬ですけど、芝レース向きの軽いタッチで坂路を一気に駆け上がっていましたから、攻め馬の動きだけを見ると、芝レースが全くダメ、という風には思えません。ヴェンジェンス相手に快勝した2走前のOP・太秦ステークス時の最終追い切りと同様に、右肩上がりのラップを刻んだ点は好感が持てますし、レース間隔が空いている状況でも水準以上のデキに仕上げてきたと判断しています。
4枠8番 マイネルクラース(牡6歳 国分優作 56kg)
22日(水):美浦W5ハロン67.2-52.2-38.5-12.7
AJCCに出走する4歳オープン・ニシノデイジーを含んでの3頭併せを敢行したものの、ニシノデイジー相手に2馬身併走遅れを喫しました。ラスト1ハロン12.7秒というまずまずの時計が出ていますけど、鞍上に追われてからの反応がやや鈍く、エンジンが掛かるまでに時間を要する形だったので、時計勝負濃厚の今回は絶対的なスピードの差で見劣る可能性が高いかと思います。
5枠9番 メイショウウタゲ(牡8歳 城戸義政 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン55.0-40.0-25.9-13.1
坂路単走追い。小気味いいフットワークで坂路を駆け上がっていましたが、道中でモタれる面を見せるなど、好調時の動きと比較するとひと息…という状況なので、一変を期待するのは酷だと思います。
5枠10番 ロードアルペジオ(牡7歳 岩田康誠 56kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン54.1-40.0-26.2-12.6
5歳2勝クラス・センショウユウトとの併せ馬を敢行し、クビ差併走遅れ。終いでムチを入れて、一気に加速させる形に持っていきたかったのでしょうが、馬なりの手応えだった併走相手に煽られてしまいました…。この馬は終いの脚が鈍くなるのがデフォルトなので、併走遅れを喫した点は特に気になりませんけど、時計を要する馬場の方を得意にしていますから、スピード勝負確実な東海ステークスで上位争いを演じるのは難しいかもしれません。
6枠11番 ビルジキール(牡4歳 池添謙一 55kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン52.5-38.3-25.3-12.7
坂路単走追い。3勝クラスを卒業したばかりの“格下”ではありますが、引っ張りっきりの手応えを保ったまま、4ハロン52.5秒という速い全体時計をマークしていますので、伸び盛りの明け4歳馬らしい右肩上がりの状態に差し掛かっているのは間違いないでしょう。強敵相手の腕試しの一戦でどこまで通用するのでしょうか。ここで通用するメドを立てる事ができれば、1年後の今頃はダート中距離界の主役を張っているかもしれません。
6枠12番 ヒストリーメイカー(牡6歳 畑端省吾 56kg)
23日(木):栗東坂路4ハロン54.4-39.1-25.3-12.6
※追い切り動画が公開されていないため、解説は省略
7枠13番 インティ(牡6歳 武豊 58kg)
22日(水):栗東坂路4ハロン51.8-38.1-25.1-12.9
坂路単走追い。頭を右側に傾ける場面こそありましたが、前走(チャンピオンズカップ3着)時の最終追い切りでも同様の素振りを見せていましたので、気にする必要はありませんし、力強い脚色で坂路を一気に駆け上がっていましたから、G1激走の疲れを取っての東海ステークス参戦という流れになっているのは間違いないかと思います。ただ、馬場状態の違いがあるとはいえ【ラスト1ハロンで加速ラップを刻めなかった】点は気掛かりなので、休養明け初戦の分の割引は必要だと考えています。
インティの最終追い切りで気になった点は
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(2位くらい)
7枠14番 キングズガード(牡9歳 秋山真一郎 56kg)
22日(水):栗東CW6ハロン82.3-65.5-51.5-38.2-12.4
4歳2勝クラス・ディバインフォースとの併せ馬を敢行し、併走同入。鞍上が追い出してから、トップスピードに入るまでの時間が長く、ズブい面を露呈する形になっていましたが、追い切りでズブさを見せるのはこの馬の個性で、直近の追い切りと同程度かそれ以上の内容のスパーリングを消化していますので、明け9歳という立場でも元気一杯の状態でレース当日を迎える事ができそうです。
8枠15番 ヴェンジェンス(牡7歳 幸英明 56kg)
23日(木):栗東坂路4ハロン57.2-40.5-25.9-12.4
坂路単走追い。16日(木)の1週前追い切り(栗東坂路4ハロン52.6-38.1-24.8-12.5)に速い時計を出している事もあり、最終追い切りは終い重点の軽い内容に留めています。少しモヤがかかっている状況でしたが、しっかりとした脚取りで坂路を駆け上がっていましたし、道中の折り合いも問題なかったので、G1を使った後でもキッチリと仕上げてきた印象です。
8枠16番 ヒロブレイブ(牡7歳 国分恭介 56kg)
※中間軽め
★東海ステークス2020★
★追い切りランキング★
1位 スマハマ
(余力たっぷりの手応えで併走相手圧倒!終い重点でも好気配!)
2位 エアアルマス
3位 キングズガード
4位 アングライフェン
5位 ビルジキール
★東海ステークス2020★
★予想オッズ★
①人気 インティ 2.5倍
②人気 エアアルマス 4.1倍
③人気 ヴェンジェンス 4.6倍
④人気 スマハマ 7.3倍
⑤人気 アングライフェン 11.9倍
★東海ステークス2020★
★展開予想★
インティ、スマハマのどちらかがハナを奪う形になりそうですが、どちらが逃げる事になっても、極端なハイペースにはならず、前半1000m通過60秒前後の平均ペースを形成していくのでは?と予想しています。いわゆる“行った行った”の結末になってもおかしくないメンバー構成ですけど、他馬が積極的に動いて、ペースをかき乱す可能性も十分ありますから、捲る競馬が得意な上位人気馬(エアアルマス・ヴェンジェンス)のレース運び次第ではズブズブの差し決着になるかもしれません。
★東海ステークス2020★
★追い切り後分析/注目馬★
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(2位くらい)
【◎エアアルマス】
坂路の最終追い切りで右肩上がりのラップを刻み、巻き返しムード漂うこの馬を本命に抜てきします。レース間隔が空いた中でもキビキビとしたフットワークを最終追い切りで披露していたので、久々だからという事で評価を下げる必要はありませんし、脚抜きの良い馬場でオープン特別勝ちを決めた事もありますから、週末にひと雨あっても全く問題ありません。欲を言えば、もう少し外めの枠に入りたかったのですが、「馬群でもまれるとダメ…」という弱点を鞍上も熟知しているはずなので、スタートを五分に出て、周囲に馬を置かない形に持ち込む事ができれば、今回の相手関係でも十分勝負になると思います。