【桜花賞2018】枠順確定!追い切りから見る1着予想/最終追い切りの動き◎!好枠を引き当てたアノ馬がコース替わりで台頭!

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2018年4月8日(日)

阪神競馬11レース(15時40分発走)

第78回 桜花賞(GⅠ)

阪神芝1600m(外回り)3歳牝馬限定

 

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《追い切り後展望》

 

収得賞金上位のモルトアレグロが最終追い切りの最中に鼻出血を発症し、桜花賞への出走を見合わせたのは残念…。ただ、モルトアレグロ以外のメンバーはいずれも順調な調整過程を歩んでいますので、牝馬クラシック開幕戦にふさわしい熱戦を期待できるのではないでしょうか。最終追い切りで良い動きを見せた馬が多かった中、圧倒的1番人気が予想されるラッキーライラック(栗東CWコース6ハロン84.6秒)を追い切り推奨の1番手に取り上げます。全体時計はそこまで速くありませんけど、楽な手応えのまま併走馬を子供扱いしていたように、中身の濃いスパーリングを消化している状況ですから、圧倒的人気に応える走りを見せる可能性も十分あると思います。穴人気しそうなフィニフティ(栗東CWコース5ハロン67.3秒)が追い切り推奨の2番手。単走での最終追い切りになりましたが、終いまで集中力を保っていましたし、フットワークの大きな馬ですから、広い阪神芝1600m外回りコースはピッタリなのでは?と考えています。フィフニティと同じ藤原英昭厩舎のレッドサクヤ(栗東CWコース5ハロン67.0秒)を追い切り3番手に推奨。こちらも単走での最終追い切りでしたけど、首をグッと下げ、伸びやかなフォームでCWコースを駆け抜ける、というセンスあふれる走りを披露していますので、人気薄が予想される状況でも侮れない存在になりそうです。(アーモンドアイ、トーセンブレス、プリモシーン、レッドイグナントは美浦トレセンで発生した濃霧の影響で最終追い切りの動きの良し悪しを確認できませんでした)

 

《追い切り後見解》

 

1枠1番 ラッキーライラック(石橋脩騎手)

新馬戦から一貫して芝1600mのレースを使い続けているのですが、レース運びがどんどん進化しているのはもちろん、1戦ごとに持ち時計をしっかり詰めているところに好感が持てる4戦4勝のオルフェーヴル産駒。この馬に隙があるとすれば、最終追い切りで緩慢な動きを見せた時だろう、と考えていたのですが、追い切り推奨の1番手として取り上げたように、最終追い切りで過去最高級の動きを見せ、リリーノーブルやマウレアを相手にしなかった前走以上のデキに仕上がっているのは間違いない状況ですから、素直に信頼すべき圧倒的1番人気馬、という扱いが妥当だと思います。

 

5枠9番 リリーノーブル(川田将雅騎手)

中1週という若い牝馬にとっては厳しいローテーションだったにも関わらず、昨年末のGⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズでラッキーライラック相手に0.1秒差の接戦を演じたルーラーシップ産駒。前走のGⅡ・チューリップ賞ではラッキーライラックだけでなく、マウレアにも先着を許してしまいましたが、大型馬で完調手前の状態だった事と道中で微妙に折り合いを欠いてしまった事が前走の敗因ですから、休み明け初戦を叩かれた今回は阪神ジュベナイルフィリーズ並みの走りを見せても不思議ないと思います。ただし、最終追い切り(栗東CWコース6ハロン84.4秒)の動きが前走時よりも見劣る形になっていましたので、前走からの大きな上積みはないのでは?と考えています。

 

7枠13番 アーモンドアイ(ルメール騎手)

昨夏の函館2歳ステークスを制しているGⅢホース・カシアスがエントリーしていたGⅢ・シンザン記念で初重賞制覇を果たしたロードカナロア産駒。牡馬相手の重賞で好結果を残した、という事実を無視するわけにはいきませんけど、シンザン記念自体のレースレベルはそこまで高くなかったですし、芝1600mの持ち時計(1分35秒1)は褒められたものではありませんから、未知の魅力を感じる一方、解決しなければいけない課題がたくさん存在しているところを考慮する必要があります。また、スタートがあまり上手じゃないタイプですので、五分以上のスタートを切れるのかどうか、というところもポイントになります。

 

8枠16番 フィニフティ(福永祐一騎手)

国内外のGⅠレースで2着3回という実績を誇るステファノスの全妹で、2018年の調教師リーディング1位を突っ走っている藤原英昭厩舎に所属しているところも魅力に感じる新星。格上挑戦となった前走のGⅢ・クイーンカップで2着を確保し、マウレアにも先着を果たしている逸材ですから、圧倒的人気・ラッキーライラックを苦しめる事になっても全く驚けないと思います。追い切り推奨の2番手に取り上げたように、前走以上の状態が見込めるところもプラス材料になりますけど、キャリアの浅さがマイナスに働く可能性も否定できませんので、馬券の軸に選ぶよりも、相手候補の3番手・4番手あたりの評価が妥当なのでは?と考えています。

 

8枠17番 マウレア(武豊騎手)

年明け初戦のGⅢ・クイーンカップこそ5着に敗れたものの、戸崎圭太騎手から武豊騎手に乗り替わった前走のGⅡ・チューリップ賞で2着の座を死守し、桜花賞への優先出走権を獲得しました。2013年の桜花賞を制したアユサンを姉に持つ良血馬ですから、姉妹による桜花賞制覇という偉業達成が期待されていますけど、チューリップ賞で0.3秒の差をつけられたラッキーライラック相手に逆転できるのか、というところはかなり厳しいと思います。でも、関東馬でありながらチューリップ賞後に栗東トレセンへと入厩させている点は好感が持てますので、ラッキーライラック相手では分が悪いけれども、チューリップ賞に続いて馬券圏内に食い込んでくる可能性は十分あると思います。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 ラッキーライラック 1.6倍

②人気 アーモンドアイ   2.7倍

③人気 リリーノーブル   8.1倍

④人気 マウレア      10.3倍

⑤人気 フィニフティ    12.9倍

⑥人気 プリモシーン    15.4倍

⑦人気 レッドイグナント  28.7倍

⑧人気 デルニエオール   35.1倍

⑨人気 リバティハイツ   38.6倍

⑩人気 トーセンブレス   50.2倍

 

《展開予想》

 

6枠11番・コーディエライトの陣営からはハナ宣言とも受け取れるようなコメントが出ていますけど、コーディエライトはスタート後のダッシュ力が他馬よりも遅い馬ですから、ハーレムラインやアンヴァル、ツヅミモンといったあたりが果敢にハナを奪う状況も十分に考えられます。ただし、どの馬が逃げるにしてもハイペースで引っ張る可能性は低く、淡々としたスローペースで流れる可能性が高いのでは?と予想しています。レースのポイントは1枠1番という乗りづらい枠を引いてしまったラッキーライラックの出方です。馬群の中に閉じ込められるのを嫌い、いつもよりも前のポジションを確保しにいくと思いますので、過去のレースよりも積極的な競馬を仕掛けてきそうなラッキーライラックを他のライバルたちがどのようにマークしていくのか、というところが勝負の分かれ目になりそうです。

 

《桜花賞の追い切りから見る1着予想》

 

🐎フィニフティ

とても微妙な枠の並びになっていますので、レース当日の馬場次第ではアッと驚く伏兵の台頭があっても驚けないのでは?と考え、ここは最終追い切りで見栄えのする動きを披露したこの馬を中心視します。他のライバルよりもキャリアが少ない、というところがこの馬の大きな弱点だったので、「馬群に包まれる危険性が低い、真ん中より外の枠を引ければ…」と考えていたのですが、私の願いが通じたのか、真ん中より外の好枠を引き当てましたし、前走の時計(1分33秒8)も優秀で、差しが決まりやすい阪神芝1600・外回りコースもベストですから、GⅠレースで好走歴を持つ馬が相手となる状況でも互角以上の走りを見せてくれる、と予想しています。

 

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