【毎日杯2018】追い切り後見解/枠順確定後見解/展開予想/最終1着予想/過去最高のデキに仕上がっているアノ馬が初距離克服して重賞タイトル奪取!

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2018年3月24日(土)

阪神競馬11レース(15時35分発走)

第65回 毎日杯(GⅢ)

阪神芝1800m(外回り)・3歳別定

 

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《追い切り後展望》

 

キャリアの浅い馬が多い3歳限定の重賞レースという事もあってか、最終追い切りで幼い面を見せる馬も少なくなかったのですが、その中でインディチャンプ(栗東坂路4ハロン53.2秒)を追い切り推奨の1番手として取り上げたいと思います。インディチャンプは元から栗東坂路で古馬顔負けの動きを見せている「追い切り番長」ですけど、今回は次週の大阪杯にエントリーしているダンビュライトと併せ馬を敢行し、年長のダンビュライトを馬なりの手応えで圧倒する、という非の打ち所がない最終追い切りを消化しました。インディチャンプに次ぐ追い切り推奨の2番手はシャルドネゴールド(栗東坂路4ハロン53.4秒)。今週の栗東坂路は雨の影響で極端な重い馬場になっていたのですが、古馬でも音を上げてしまうようなタフな馬場を真っ直ぐに駆け上がっていましたので、良い状態に仕上がっているのは間違いないと思います。追い切り推奨の3番手には関東馬のブラストワンピース(美浦Wコース4ハロン52.3秒)を取り上げます。阪神競馬場への長距離輸送を考慮した軽めの最終追い切りになりましたけど、精神面が安定しているようですし、今の状態なら長距離輸送も無事にこなしてくるのでは?と期待しています。人気の一角・ギベオン(栗東芝コース6ハロン89.1秒)は全体時計がかなり遅くなってしまいましたが、馬場が重かった事を考えれば、水準以上の動きを見せていますので、全体時計が遅くなった事がマイナスに働く可能性は低い、と考えています。

 

《追い切り後見解》

 

1枠1番 ブラストワンピース(池添謙一騎手)

前走・ゆりかもめ賞(東京芝2400m)で2着馬に4馬身差という圧倒的な差をつけている2戦2勝のハービンジャー産駒。前走2着のドレークが次走で10頭立て5着に凡退していますので、「前走は相手が弱かっただけ!」という懸念の声がネット上に出回っていますけど、完成度が低い中で他馬を圧倒するレースを見せているのですから、前走を使って更なる上積みが見込める今回は関西圏への長距離輸送を強いられる状況であっても、前走以上のパフォーマンスを見せる可能性を秘めているのではないでしょうかポイントは前走で走った芝2400mから距離が600mも短縮される、という点。芝2400mの前走よりもペースが上がるのは確実ですから、前走とは違いペースに上手く対応できない可能性が考えられますので、過信は禁物です。

 

3枠3番 インディチャンプ(岩田康誠騎手)

今年のアメリカジョッキークラブカップを制した年長馬・ダンビュライトを最終追い切りで煽る動きを見せただけでなく、2週前(栗東坂路4ハロン52.0秒)と1週前(栗東坂路4ハロン52.2秒)の追い切りでも申し分ない時計を叩き出した2戦2勝のステイゴールド産駒芝1800mの距離を走るのは初めてになりますので、初距離への対応が勝敗のカギを握っていますけど、前走の走りを見る限り、折り合いに苦労するタイプではないと思うので、芝1800mまでであれば対応可能、と考えています。ただし、スタートがあまり上手ではありませんから、スタートで大きく出遅れる、という不利を被る可能性がある事を頭の片隅に入れておいてください。

 

4枠4番 シャルドネゴールド(川田将雅騎手)

2着に好走した2走前の葉牡丹賞(中山芝2000m)で京成杯優勝のジェネラーレウーノとハナ差の接戦を演じたほか、先週のスプリングステークス3着馬・マイネルファンロンに先着を果たすなど、これまでにハイレベルなレースを経験している4戦2勝のステイゴールド産駒。スタミナ色の濃い活躍馬を多く輩出しているステイゴールド産駒らしく、芝2000m以上の距離で良さを発揮するタイプですから、2017年8月の新馬戦以来となる芝1800mへの距離短縮が気掛かりですけど、栗東坂路での最終追い切りの動きは素晴らしかったですし、過去のレースで強い相手と互角以上の走りを見せている、という現状を考えれば、距離不足の懸念を吹き飛ばす走りを見せても不思議ないのでは?と予想しています。

 

5枠5番 ギベオン(バルジュー騎手)

先週末までに23勝を挙げ、驚異的なハイペースで勝ち星を量産するなど、今季絶好調の栗東・藤原英昭厩舎に所属している2戦2勝のディープインパクト産駒。前走・フリージア賞(東京芝2000m)で2着に下したマイネルファンロンが先週のスプリングステークスで3着に入っているように、レースレベルが高かった前走で着差以上に強い勝ちっぷりを披露している馬ですから、初の重賞レース参戦という身であっても互角以上の走りを見せてくれるのでは?と期待しています。でも、今回は2013年以降、阪神芝1800mで【0-2-0-17】という苦しい成績に終わっているバルジュー騎手が騎乗しますので、バルジュー騎手が苦手コースを克服できるのかどうか、というところが大きなポイントになります。

 

7枠7番 ユーキャンスマイル(武豊騎手)

好素質馬が集結した前走・つばき賞(京都芝1800m)を勝ち切り、4戦2勝という戦績を引っ提げて毎日杯にエントリーする事になったキングカメハメハ産駒。弥生賞2着馬のワグネリアンや次週の大阪杯の有力候補になっているシュヴァルグランなど、あらゆる世代でトップクラスの馬を輩出している栗東の名門・友道康夫厩舎にレジェンドジョッキー・武豊騎手、という魅力的な組み合わせになりますけど、前走の直線でヨレる場面があったように、馬体に芯が入っていない状況ですから、タフな急坂が待ち構えている阪神芝1800mという条件だと脆い面を見せてしまうのでは?と予想しています。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 ブラストワンピース 3.4倍

②人気 インディチャンプ  4.0倍

③人気 ギベオン      4.5倍

④人気 シャルドネゴールド 5.6倍

⑤人気 ユーキャンスマイル 8.7倍

⑥人気 マイハートビート  20.3倍

⑦人気 アルムフォルツァ  25.8倍

⑧人気 ノストラダムス   35.4倍

⑨人気 ウォーターパルフェ 40.9倍

⑩人気 テイエムディラン  213.6倍

 

《展開予想》

 

10頭という少頭数になっただけでなく、確たる逃げ馬が不在、という状況ですから、どの馬が逃げるにしても淡々としたスローペースになる可能性が高いのでは?と予想しています。上位人気が予想される馬はいずれも差し・追い込み脚質ですので、スローペース濃厚で展開利が見込めそうな逃げ・先行脚質の伏兵を狙いたいところですけど、上位人気馬と下位人気馬の実力差が大きいレースですから、無理な穴狙いは厳禁!過去のレースで上がり3ハロン33秒台の鋭い末脚を披露している上位人気馬の中から、軸にピッタリな馬をチョイスしていきましょう。

 

《毎日杯の最終1着予想》

 

インディチャンプ

過去のレースで折り合いがバッチリついているとはいえ、距離延長への対応が気掛かりな馬ではありますが、3週連続で凄い追い切り時計を叩き出し、過去最高のデキに仕上がっているこの馬を中心します。スローペースだった前走で上がり3ハロン最速(33.8秒)の末脚を繰り出しているように、スローペースにも対応できる差し・追い込み脚質ですから、スローペース濃厚のメンバー構成でも本来の実力を発揮できるはず!鞍上の岩田康誠騎手も先週の阪神大賞典をレインボーラインで制するなど、ベテランらしい冴えた騎乗を見せていますし、前走でこの馬を手の内に入れている事を証明していますので、前走と同じジョッキーが騎乗するところもこの馬の買い材料になるのでは?と考えています。

 

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