【皐月賞2018】予想オッズ/出走予定馬分析/レース展望から見る1着予想/天敵不在で首位争いに急浮上!連対率100%で前走からの上積み確実なアノ馬を激推し!

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2018年4月15日(日)

中山競馬11レース(15時40分発走)

第70回 皐月賞(GⅠ)

中山芝2000m・3歳限定

 

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《皐月賞のレース展望》

 

熱戦が続いた今春の中山開催のフィナーレを飾るのは3歳牡馬クラシック三冠の第一弾・皐月賞!昨年は3戦無敗の牝馬・ファンディーナが単勝オッズ2.4倍の1番人気に支持され、大きな話題を集めましたが、最終的には9番人気の伏兵・アルアインが1分57秒8というレースレコードで皐月賞のタイトルを奪取し、3連単配当100万円超えの大波乱決着になりました。今年は2015年(15頭立て)以来3年ぶりのフルゲート割れになりますので、昨年のような波乱決着になる可能性は低くなるのでは?と考えていた方も多いかと思いますが、昨年末の朝日杯フューチュリティステークスに続くGⅠ制覇を目指す4戦4勝の無敗馬・ダノンプレミアムがザ石の影響で皐月賞を回避する事決まり、一気に混戦ムードが漂っています。今年の顔ぶれを見てみると、弥生賞でダノンプレミアムに次ぐ2着を確保したワグネリアン、キャリア5戦5連対のステルヴィオ、名牝・ビリーヴの仔で武豊騎手が騎乗するジャンダルムといった世代のトップホースが集結するほか、昨年、中央競馬の馬主としてデビューしたDMMドリームクラブ(DMMバヌーシー)が初めてGⅠレースに送り出す2戦2勝・キタノコマンドール(名付け親は北野武さん)がエントリーするなど、例年以上に多くの話題を集めそうな2018年の皐月賞にどうぞご期待ください!

 

《予想オッズ》

 

①人気 ワグネリアン    3.5倍

②人気 ステルヴィオ    4.0倍

③人気 キタノコマンドール 4.8倍

④人気 ジャンダルム    7.1倍

⑤人気 オウケンムーン   10.3倍

⑥人気 エポカドーロ    12.8倍

⑦人気 タイムフライヤー  15.4倍

⑧人気 ジェネラーレウーノ 30.6倍

⑨人気 グレイル      33.4倍

⑩人気 サンリヴァル    37.2倍

 

《出走予定馬分析》

 

🐎オウケンムーン(北村宏司騎手)

2017年8月の新馬戦こそ4着に敗れていますが、キャリア2戦目の未勝利戦で新潟芝2000mの2歳レコードを更新したあたりから頭角を現し、キャリア4戦目のGⅢ・共同通信杯で重賞初制覇を果たしています。父オウケンブルースリという地味な血統の分、今回も低めの評価を与えられる事になるでしょうが、キャリア3戦目の500万下で中山芝2000mの条件をクリアしているように、コース適性の高さを示している状況であれば、一気の相手強化に対応する可能性も十分あるのでは?と考えています。

 

🐎キタノコマンドール(M・デムーロ騎手)

オジュウチョウサンとアップトゥデイトが歴史に残る激戦を展開した2017年中山大障害当日(2017/12/23)に阪神競馬場でデビューを果たしたディープインパクト産駒。牡馬相手のGⅠで2着2回の結果を残したデニムアンドルビーの全弟だった事もあり、新馬戦を走る前から大きな注目を集めていたのですが、新馬戦でしっかり勝ち切ると、2戦目のOP・すみれステークスで最後方待機から一気の差し切り勝ちを決めるなど、事前の評判通りの走りを披露しています。キャリアたった2戦という点はもちろん、初めて関東圏に長距離輸送する事になりますし、相手も一気に強化されますから、楽な戦いにはならないでしょうけど、皐月賞4勝のM・デムーロ騎手とのタッグが実現するのであれば、無視できない存在になるのではないでしょうか。

 

🐎ジャンダルム(武豊騎手)

キャリア2戦目でGⅡ・デイリー杯2歳ステークスを優勝しているほか、GⅠ・ホープフルステークスで2着、GⅡ・弥生賞で3着に入るなど、皐月賞と同じコースの重賞レースで上位争いを繰り広げている点が魅力的なメンバー唯一の外国産馬です。これまでに十分な実績を挙げている馬ではありますが、中山芝2000mの近2走でスタミナ不足を露呈するようなレースをしてしまっている点が気掛かり。芝1200のGⅠで活躍したビリーヴの子供なのですから、2000mという距離が適性外である可能性もありますし、中山芝コースの直線に待ち構えている急坂も不向きなのでは?と考えていますので、今回のメンバー相手に勝ち切るのは難しい、という印象を持っています。

 

🐎ステルヴィオ(ルメール騎手)

キャリア5戦のうち、ダノンプレミアムと顔を合わせたサウジアラビアロイヤルカップと朝日杯フューチュリティステークスは2着に負けているものの、他のレースではきっちりと勝ち切り、5戦中3勝・2着2回という堂々たる成績を残して皐月賞にエントリーしてきた新種牡馬・ロードカナロア産駒。休み明け初戦で余裕残しの状態だった前走のGⅡ・スプリングステークスでは、上がり3ハロン最速(34.1秒)の末脚を繰り出し、重賞初制覇を果たしています。でも、堅実な末脚を持っているとはいえ、ワグネリアンやジャンダルムといった強敵とも初対戦になりますので、前走よりも相手が強くなかった中でどこまで戦えるのか、というところがポイントになります。

 

🐎ワグネリアン(福永祐一騎手)

無傷の3連勝で出世レースのGⅢ・東京スポーツ杯2歳ステークスを制しているディープインパクト産駒。年明け初戦となった前走のGⅡ・弥生賞で初めて2歳王者のダノンプレミアムと顔を合わせ、2着に敗れたものの、初めての中山芝コースでもスムーズな競馬ができた点は高く評価すべきだと思います。叩き2戦目で状態もかなり上がっているようですし、徐々に馬場の外側からの差しがきまっている今の中山芝コースの傾向もこの馬の好走を後押ししてくれそうです。ただ、差し・追い込み一辺倒の脚質ですから、極端な前残り決着になってしまうと人気を裏切ってしまうかもしれません。

 

《レース展望から見る皐月賞の1着予想》

 

🐎ステルヴィオ

1週前の段階では「ダノンプレミアム1強!」というムードが漂っていましたが、絶対的存在になるはずだったダノンプレミアムの出走回避が決定した事で上位人気馬の多くに勝ち切るチャンスが到来しています。そんな中、キャリア5戦で連対率100%という抜群の安定感を誇っているこの馬が混戦を断つ走りを見せるのでは?と予想しています。短距離色の濃い血統の持ち主ですから、2000mへの距離延長が不安視されていますけど、道中の折り合いがつくタイプですので、2000mまでであれば許容範囲内、と考えています。天敵・ダノンプレミアムがいない状況も大きなプラス材料になりますし、休み明け初戦の前走を使った事による上積みが見込める中であれば、壮絶な1着争いを制する事になっても全く驚けません。

 

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2017/04/16 第77回 皐月賞(GⅠ)【アルアイン】