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2018年5月27日(日)
東京競馬12レース(17時00分発走)
第132回 農林水産省賞典 目黒記念(G2)
東京芝2500m 4歳以上ハンデ
《目黒記念のレース展望》
日本ダービー当日の最終レースに組まれているのが今年で132回目の迎える伝統のハンデGⅡ・目黒記念です!2005年まではオークスの前日に開催されていたのですが、2006年から日本ダービーと同じ日に行われるようになっています。昨年は日本ダービーをレイデオロで制したルメール騎手騎乗のフェイムゲームが8番人気(単勝オッズ19.1倍)という低評価に反発する走りを見せ、復活Vを果たしました。今年はポップロック(2006年・2007年)以来の目黒記念連覇を狙うフェイムゲームはもちろん、年明けの日経新春杯で重賞タイトルを奪取した新星・パフォーマプロミス、天皇賞春で5着に好走したチェスナットコート、軽快な先行力を武器にしているロードヴァンドールなど、東京芝2500mの条件が合いそうなステイヤータイプが勢ぞろいしていますので、今年もハンデ戦ならではの手に汗握る好勝負を繰り広げてくれるのでは?と期待しています。
《予想オッズ》
①人気 チェスナットコート 3.0倍
②人気 パフォーマプロミス 4.1倍
③人気 フェイムゲーム 5.8倍
④人気 ゼーヴィント 6.0倍
⑤人気 ポポカテペトル 7.0倍
《出走予定馬分析》
🐎コルコバード
目黒記念が重賞レース初出走となる格下の存在ではありますが、世界的名手・ムーア騎手と初コンビを組んだ3走前の500万下(東京芝2400m)から3連勝を決めているように、メンバー中ナンバーワンの勢いを誇っている5歳牝馬のステイゴールド産駒。一気の相手強化に対応できるのかどうか…というところが最大のポイントになりますけど、東京芝コースでは【4-2-1-0】で複勝率100%という好結果を残していますし、2400m戦でも道中でズブい面を見せるタイプですから、2500mへの距離延長でこれまで以上のパフォーマンスを発揮する可能性も十分あると考えています。
🐎チェスナットコート
重賞初挑戦だった2走前のGⅡ・日経賞でいきなり2着を確保すると、前走のGⅠ・天皇賞春でも勝ったレインボーラインから0.3秒差の5着に健闘するなど、2500m以上の長距離重賞で上々の結果を残している4歳牡馬のハーツクライ産駒。初勝利を挙げるまでに6戦を要した遅咲きタイプですけど、晩成型のハーツクライ産駒らしく、右肩上がりの戦績を残している状況ですので、前走よりも若干相手関係が楽になる今回こそが最大の狙い目になるのではないでしょうか。近2走で2500m以上の距離にメドを立てている点も魅力的ですし、上位人気馬の中では最も信頼度の高い存在だと考えています。
🐎パフォーマプロミス
2018年上半期に怒涛の勢いで勝ち星を量産している栗東・藤原英昭厩舎所属で、前走のGⅡ・日経新春杯で重賞初出走初優勝の快挙を成し遂げている6歳牡馬のステイゴールド産駒。6歳という年齢であるにも関わらず、これまでのキャリアがわずか12戦、と十分なレース間隔を空けながら大事に育てている馬ですから、6歳という年齢がマイナスに働く事はない、と考えています。ただし、条件戦時代の結果とはいえ、東京芝コースで3戦未勝利に終わっていますので、他馬に足元をすくわれる事になっても驚けない状況ではないでしょうか。
🐎フェイムゲーム
前走のGⅢ・ダイヤモンドステークスで自身6度目の重賞制覇を果たした8歳セン馬のハーツクライ産駒。昨年の目黒記念で鮮やかな差し切り勝ちを決めているように、実績面では抜きん出た存在だと思っていますが、今年は昨年よりもレースレベルが上がっている、という印象がありますので、前年王者の立場であっても、取りこぼす危険性も十分あるのでは?と勘繰っています。でも、2500m以上の長距離戦では安定した走りを見せていますし、58.5kgのハンデを背負ったダイヤモンドステークスでも強い勝ちっぷりを見せているのですから、馬券の買い目の中には加えておかなきゃいけない存在だと思います。
🐎ロードヴァンドール
昨年末のGⅢ・中日新聞杯で3着を確保したほか、2走前のGⅡ・日経新春杯でもパフォーマプロミス相手にタイム差なしの2着に健闘するなど、2000m以上の重賞レースで水準以上の走りを見せている5歳牡馬のダイワメジャー産駒。前走のGⅡ・日経賞は4着に敗れていますけど、このレースはキセキが暴走気味の捲りを打ち、レースの流れがかき乱される、というレアな決着になりましたので、前走よりも後続のマークが緩みそうな今回は逃げ切り勝ちを期待できる状況なのでは?と考えています。
《出走予定馬分析から見るオススメ馬》
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同じ日に行われる日本ダービー以上の混戦模様となっていますが、ここは実戦を積み重ねるにつれて、レース運びがどんどん良化しているこの馬の大駆けに期待したいです。トップハンデを背負った前走は「危険な人気馬になるのでは?」と考えていたのですが、苦手にしていた決着時計の速い馬場を見事に克服し、約8ヶ月ぶりとなる勝ち星を挙げました。スピードタイプの多いディープインパクト産駒ですけど、この馬は良い意味でディープインパクト産駒らしくないスタミナ型ですから、直線の坂を2回クリアする必要がある東京芝2500mの条件はピッタリだと思います。一気の相手強化になるものの、手ごろなハンデで戦える状況であれば、互角以上の走りを見せてくれる事でしょう。
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