2018年 重賞レース◎31戦27勝！
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2018年5月9日（水）
大井競馬11レース（20時10分発走）
第63回 羽田盃（SⅠ）
大井ダート1800m（外回り）
3歳定量
《羽田盃のレース展望》
3回大井競馬3日目のメインレースは南関東3歳クラシック三冠の第一弾・羽田盃！勝ち馬にはGⅠ・ジャパンダートダービー（7月11日）への優先出走権が与えられますので、JRAの強豪が集結するジャパンダートダービーを占う意味でも重要な一戦となります。昨年は前哨戦・京浜盃を快勝したヒガシウィルウィンとJRAから移籍してきたばかりのキャプテンキングがゴール板まで壮絶な叩き合いを演じ、半馬身差でキャプテンキングに軍配が上がる、という見せ場たっぷりなレースになりました。今年の顔ぶれを見てみると、京浜盃楽勝のヤマノファイトが断然の人気を集める事になりそうですが、ワグナーコーヴやクロスケ、クリスタルシルバーといった京浜盃上位組のほか、無傷の4連勝で羽田盃にエントリーしてきたモジアナフレイバーなど、バラエティーに富んだメンバーがそろっていますから、打倒ヤマノファイトに執念を燃やす馬たちの走りにもどうぞご注目ください。
《羽田盃予想オッズ》
①人気 ヤマノファイト 1.3倍
②人気 モジアナフレイバー 4.0倍
③人気 ワグナーコーヴ 13.6倍
④人気 ハセノパイロ 15.9倍
⑤人気 ポンドゼルク 17.7倍
⑥人気 リコーワルサー 43.0倍
⑦人気 クロスケ 45.6倍
⑧人気 クリスタルシルバー 50.8倍
⑨人気 ムシカリ 65.4倍
⑩人気 マースインディ 102.7倍
《出走予定馬分析》
1枠1番 クリスタルシルバー（坂井英光騎手 大井）
大井競馬生え抜きのサムライハート産駒で、12番人気という低評価に甘んじていた2走前のOP・雲取賞で勝ったワグナーコーヴから0.4秒差の3着に健闘した実績を持っています。前走のSⅡ・京浜盃で先着を許した3頭（ヤマノファイト・ワグナーコーヴ・クロスケ）が今回も出走してきますので、羽田盃を勝ち切るのは難しいかもしれませんが、重馬場で2戦2勝という結果を残しているように、道悪巧者でもありますから、前日までの雨の影響で道悪が残っている状況であれば、京浜盃4着以上の走りを見せる事になっても不思議ないのでは？と考えています。
3枠3番 クロスケ（柏木健宏騎手 大井）
キャリア10戦で【5-3-1-1】の結果を残しているように、豊富なキャリアでありながら、着外は1回だけ、という安定感をウリにしている大井競馬生え抜きのキャプテントゥーレ産駒。4走前・ひばり特別以降、勝ち星から遠ざかっていますけど、断然人気のヤマノファイトが出走したニューイヤーカップ（2着）と京浜盃（3着）でまずまずの結果を残していますので、3着以内を確保する可能性は十分あると思います。ただ、1800mの距離を走るのは今回が初めてになりますから、初距離への対応に苦労するようだと、久方ぶりに馬券圏外に敗れる事になっても驚けません。
3枠4番 モジアナフレイバー（繁田健一騎手 大井）
2016年のGⅢ・レパードステークスで3番人気の高評価を得ていたネクストムーブの全弟にあたるバトルブラン産駒。2017年6月の新馬戦こそ除外の憂き目にあいましたが、仕切り直しの一戦となった2017年10月の新馬戦で2着馬に1.8秒差の大差勝ちをおさめてから、とんとん拍子で勝ち進んでいき、前走・クラシックトライアルで着差以上に強い勝ちっぷりを披露し、無傷の4連勝という立場で羽田盃の大一番に参戦します。スタートがあまり上手じゃないので、内めの枠からスムーズな競馬ができるのかどうか、というところが最大のポイントになりますけど、4連勝中の内容は目を見張るものがありますから、一気の5連勝で羽田盃のタイトルを奪取する可能性も十分あると思います。
4枠5番 ワグナーコーヴ（御神本訓史騎手 船橋）
門別競馬出身のマンハッタンカフェ産駒で、南関東に移籍してきてから3戦2勝（2着1回）というほぼパーフェクトな結果を残しています。前走のSⅡ・京浜盃で着差以上の力差を感じたヤマノファイトとの再戦になりますので、ヤマノファイト相手に先着するのは難しいかもしれません。でも、軽快な先行力を大きな武器にしているこの馬が同型とのハナ争いを制し、マイペースの単騎逃げを打つ事ができれば、ゴール板手前まで懸命に粘り切る、という展開になっても驚けませんから、レース序盤でこの馬のペースを保つ走りができるのかどうか、というところが取捨選択のポイントになってきます。
5枠8番 ヤマノファイト（本橋孝太騎手 船橋）
門別競馬時代には芝のGⅢ・函館2歳ステークス（13着）にも出走した事があるエスポワールシチー産駒。年明け初戦となった2走前のニューイヤーカップを快勝したほか、前走のSⅡ・京浜盃でもワグナーコーヴ以下を完封するなど、南関東競馬移籍後に能力が開花した印象がありますので、骨っぽい相手がそろった羽田盃でも間違いなく好勝負してくれると思います。でも、重馬場で行われた3走前のGⅢ・北海道2歳優駿で5着に敗れているように、道悪馬場への適性がそこまで高くない可能性があるだけでなく、初めて1800mのレースを走る事にもなりますので、圧倒的1番人気だからといって安易に飛びついてしまうと、痛い目に遭うかもしれません。
《展開予想》
前哨戦の京浜盃で単騎逃げを打ったワグナーコーヴがエントリーしていますけど、今回は圧巻の逃げ切りで3戦3勝の戦績を残しているポンドゼルクもワグナーコーヴに負けない先行力を持っていますので、ワグナーコーヴとポンドゼルクのハナ争いがどう決着するのか、というところが大きなポイントになります。でも、ワグナーコーヴの方に分があると考えていますので、ここはワグナーコーヴがポンドゼルクとのハナ争いを制し、平均よりやや速めのペースを形成していくのでは？と予想しています。レース当日の馬場状態が読みにくい状況ですけど、「不良」「重」であれば逃げ・先行脚質の馬に、「やや重」「良」であれば中団やや前めのポジションから差してくる馬に有利な展開になりますので、馬券を買う前にレース当日の馬場状態をしっかりチェックしておく事をおすすめします。
《最終予想》
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紹介文冒頭「」にて公開中（5位くらい）
内枠に入った点や一気の相手強化になる点、など不安要素を抱えている存在ではありますが、近走で異次元の走りを見せ、大物感を漂わせているこの馬が南関東3歳クラシック三冠の一冠目を奪取するのでは？という結論に至りました。前走の4着だったクレイジーアクセルが先週の東京湾カップを制していますので、前走のレースレベルは水準以上だった、と判断する事ができますし、大井ダート1800mでメンバー中最多の2勝を挙げているように、羽田盃と同じコースで実績を積み重ねている点も高く評価しています。ヤマノファイトをはじめ、かなりの強敵がそろっていますけど、ポテンシャルの高さはこの馬がナンバーワンですから、無敗の連勝記録を継続したまま羽田盃のタイトルをつかみ取ってくれると信じています。
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【追い比べを制し1冠目】2017羽田盃
優勝馬 🐎キャプテンキング
