【金鯱賞2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/左回りコースで信頼度急上昇中のアノ馬を休養明け初戦から狙い撃ち!

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2018年3月11日(日)

中京競馬11レース(15時25分発走)

第54回 金鯱賞(GⅡ)

中京芝2000m 4歳以上・別定

 

《金鯱賞のレース展望》

 

最終日に春のスプリント王決定戦・高松宮記念が行われる2回中京競馬1週目のメインレースは1着馬にGⅠ・大阪杯への優先出走権が与えられる金鯱賞!サイレンススズカやメイショウドトウ、タップダンスシチー、エイシンデピュティ、アーネストリー、ルーラーシップといったGⅠホースが勝ち馬として名を連ねている名物レースで、2017年に大阪杯がGⅠに昇格された事を受け、金鯱賞は大阪杯の有力のステップレースとして位置付けされるようになりました。昨年は中団やや前めのポジションで末脚を溜めていたヤマカツエースが優勝!今年もヤマカツエースがエントリーしていますので、タップダンスシチー(2003年~2005年)以来となる金鯱賞3連覇に期待している方も多いかと思いますが、ヤマカツエースの存在以上に注目を集めているのがサトノダイヤモンドとスワーヴリチャードの初対決が実現する、というところです。2016年の有馬記念でキタサンブラックを負かした実績を持つGⅠ・2勝のサトノダイヤモンドに対し、ハイレベルな4歳世代の代表格であるスワーヴリチャードがどんな走りを見せるのか、というところが最大の見せ場になっていますので、どうぞお楽しみに!

 

《予想オッズ》

 

①人気 スワーヴリチャード 2.5倍

②人気 サトノダイヤモンド 2.8倍

③人気 ヤマカツエース   8.0倍

④人気 メートルダール   8.5倍

⑤人気 トリオンフ     10.9倍

⑥人気 ブレスジャーニー  12.7倍

⑦人気 ダッシングブレイズ 21.4倍

⑧人気 サトノノブレス   26.2倍

⑨人気 デニムアンドルビー 30.1倍

⑩人気 タイセイサミット  33.7倍

 

《出走予定馬分析》

 

サトノダイヤモンド

圧倒的な強さで2016年の菊花賞を制し、その後の有馬記念で当時の現役最強馬・キタサンブラック相手に土をつけるなど、これまでに申し分ない実績を残している5歳牡馬・サトノダイヤモンドが2017年10月の凱旋門賞15着以来、約半年ぶりに戦列復帰を果たします。フランスでの2戦はいずれも4着以下に敗れていますが、国内でのレースでは3着以下に負けた事がありませんから、今回も恥ずかしい結果にはならないのでは?と予想しています。ただし、今回は約半年ぶりの休み明け初戦。目標を先に置いている状況で100%のデキに持ってくるのはあり得ないと思いますので、最終追い切りはもちろん、中間の調整過程をしっかりとチェックする必要がありそうです。

 

スワーヴリチャード

GⅠ勝ちこそありませんが、2017年の日本ダービーでレイデオロに次ぐ2着を確保しているほか、初の古馬相手となった2走前・アルゼンチン共和国杯で2着馬に2馬身半差をつけて勝利するなど、GⅠ級の能力を持ち合わせている事を過去のレースで証明している明けスワーヴリチャードが金鯱賞で年明け初戦を迎えます。前走・有馬記念は2番人気4着というもどかしい結果に終わってしまいましたけど、苦手な右回りコースだった事が最大の敗因ですから、得意の左回りコースに替わる今回こそが最大の狙い目になるのでは?と予想しています。目下のライバル・サトノダイヤモンドよりも休養期間が短い点もプラスに働きそうですし、上位人気確実な状況であっても侮る事はできません。

 

ブレスジャーニー

2歳時に重賞を2勝(サウジアラビアロイヤルカップ・東スポ杯2歳ステークス)していて、東スポ杯2歳ステークスではスワーヴリチャード相手に先着を果たしています。東スポ杯2歳ステークス後に長期休養を余儀なくされた事もあってか、戦列に復帰してからはイマイチなレースが続いていますけど、直線が長い左回りコースという条件はピッタリですから、コース替わりで華麗な復活を遂げる事になっても不思議ないと思います。でも、小気味いいピッチ走法のブレスジャーニーにとって、2000mは微妙に長いのでは?と勘繰りたくなる部分もありますので、マイル前後の距離のレースに出てきた時が最大の狙い目になるのかな?という印象を持っています。

 

メートルダール

キャリア6勝のうち5勝が左回りコース、という典型的な左回りコース巧者で、金鯱賞と同コースの前走・中日新聞杯で重賞初制覇を果たした5歳牡馬。サトノダイヤモンドやスワーヴリチャードといった現役屈指の実力を誇るトップホースを相手にする、という厳しい状況ではありますが、芝2000mでは【4-0-2-0】という好結果を残していますので、強敵相手に得意距離で一矢報いる事ができるのか、というところに注目が集まります。器用なレースができるタイプではありませんから、極端な前残り決着になってしまうと苦しくなりますけど、前半1000m通過が60秒程度の平均ペースで流れて、差しも決まるレース展開になれば、高い確率で馬券圏内に食い込んでくるのではないでしょうか。

 

ヤマカツエース

明け6歳になるキングカメハメハ産駒・ヤマカツエースが金鯱賞3連覇の偉業にチャレンジします。中京芝2000mでは勝率100%という好成績を残していますので、コース相性の良さでライバルたちを打ち負かす事になっても全く驚けないのですが、同コースの中日新聞杯を快勝したメートルダールだけでなく、現役トップクラスの実力を持つサトノダイヤモンドとスワーヴリチャードがエントリーしているように、過去2回の金鯱賞よりも相手が強化されているのは明らかですから、抜群のコース相性を誇っているからといって安易に飛びついてしまうのは危険だと思います。

 

《レース展望から見る金鯱賞の1着予想》

 

スワーヴリチャード

左回りコースで【2-2-0-0】という好結果を残しているように、相性抜群な左回りコースで信頼度が一気に上がっているこの馬の台頭に期待しています。右回りで行われる栗東CWコースの追い切りではスムーズな動きを見せていますので、右回りコースが丸っきりダメ、という事はないと思いますが、右回りコースだった前走でぎこちない走りを見せていたように、実戦になると「左回り>右回り」という傾向が色濃くなるタイプですから、休養明け初戦で完全に仕上がっていない状況であっても、得意の左回りコースであれば、勝ち負けまで持ち込めるのでは?と予想しています。