【CBC賞2018予想】このレースと好相性を誇る5歳から充実一途のアノ馬を本命視!坂路での最終追いの動き抜群!

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2018年7月1日(日)

中京競馬11レース(15時35分発走)

第54回 CBC賞(G3)

中京芝1200m 3歳以上ハンデ

 

《追い切り後展望》

※追い切り時計・内容はJRA-VANの調教動画提供サービスから抜粋

 

関西馬14頭・関東馬4頭という組み合わせになった今年のCBC賞。今週の栗東トレセンは坂路・CWコースともに全体的に速い時計が出ていたので、全体時計が速くなっている馬の実力を過信してはいけない状況ですけど、そんな中、全体時計が速いのはもちろん、栗東坂路で力強いフットワークを披露していたアクティブミノル(栗東坂路4ハロン50.9-36.8-24.2-12.2)を最終追い切りの推奨1番手に取り上げます。アクティブミノルは元から追い切りで速い時計を出すタイプですから、栗東坂路4ハロン50.9秒という好時計をマークしただけで高評価を与えるのは危険だと思いますが、高い集中力を保った形で坂路を登板していましたし、1週前追い切り(栗東坂路4ハロン51.3-36.3-23.5-11.9)でも素晴らしい時計を叩き出していましたので、前年3着以上の結果を残す事になっても驚けない状態に仕上がっている、と判断しています。最終追い切りの推奨2番手にはアサクサゲンキ(栗東坂路4ハロン51.4-37.4-24.8-12.7)を取り上げます。アクティブミノルよりも劣る全体時計になってしまいましたけど、とても軽やかなフットワークで坂路を登板していた点は高く評価できますし、近2走の追い切りよりもはるかに良い動きを披露していましたので、年明け3走目で過去最大級の状態に仕上がっている可能性も考えておきたいです。最終追い切りの推奨3番手にはペイシャフェリシタ(美浦坂路4ハロン51.9-37.3-24.3-12.1)を取り上げます。6月27日(水)に美浦坂路で2番目に速い全体時計だったのですが、ラスト1ハロン12.1秒というタイムは美浦坂路組でトップの時計!普段から追い切りで動くタイプなので、急激に強くなった感じはありませんけど、楽な手応えのまま破格の時計を叩き出した点は素直に評価すべきですから、アクティブミノル・アサクサゲンキに続く3番手に抜てきする事にしました。他では、同厩舎(栗東・森田直行)で姉弟の間柄でもあるダイメイフジ(栗東坂路4ハロン53.8-38.7-24.5-12.3)ダイメイプリンセス(栗東坂路4ハロン54.2-38.7-24.2-12.1)が栗東坂路で中身の濃いスパーリングを敢行していましたし、52kgの軽ハンデが魅力的なナガラフラワー(栗東CWコース5ハロン66.5-51.1-37.8-12.2)も小気味いいフットワークを見せていました。

 

《追い切り後見解》

 

3枠6番 アクティブミノル(牡6歳 福永祐一 56kg)

前走:鞍馬ステークス(OP・京都芝1200m)6番人気8着

2015年9月のセントウルステークス以来、2年以上も勝ち星から遠ざかっている状況ですので、今回の相手関係で勝ち切るのはさすがに難しいかと思いますが、追い切り後展望のコーナーでご紹介した通り、最終追い切りは時計・内容ともに申し分ないものでしたから、デキの良さをフルに活かした競馬ができれば、前年3着並みの結果を残す事になっても不思議ないと考えています。あとは初めてコンビを組む福永祐一騎手と息が合うのかどうか、というところもポイントになりそうです。

 

5枠9番 セカンドテーブル(牡6歳 水口優也 56kg)

前走:鞍馬ステークス(OP・京都芝1200m)1番人気4着

13番人気(単勝オッズ57.9倍)という低評価に甘んじた前年のCBC賞で僅差2着を確保しているほか、2走前の春雷ステークスでもペイシャフェリシタ相手にタイム差なしの2着に健闘した実績馬ですし、前年と全く同じ56kgのハンデに留まった点もプラスに働きそうな状況であれば、2年連続での好走も期待できそうです。ただ、●●●●●●点が引っ掛かりますし、前走の鞍馬ステークスも1番人気を裏切る走りをしてしまっていますから、まだ本調子に戻っていない可能性も考慮しておく必要があります。

 

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6枠12番 ダイメイフジ(牡4歳 M・デムーロ 56kg)

前走:安土城ステークス(OP・京都芝1400m)3番人気1着

3走前のオーシャンステークス3着時にコンビを組んだM・デムーロ騎手と再タッグを結成するのはもちろん、前走の安土城ステークスで安田記念勝ち馬・モズアスコット相手に先着を果たした点が評価されている事もあり、スプリントの重賞実績馬たちを押しのけて単勝1番人気に支持される可能性が高くなっています。安土城ステークスで見せたパフォーマンスを再現できれば、今回の相手関係でも好勝負に持ち込めると思うのですが、芝1200mの持ち時計(1分08秒4)が若干物足りないので、持ち時計を一気に詰める事ができないようだと、人気を裏切る結果になっても不思議ありません。

 

7枠15番 ワンスインナムーン(牝5歳 浜中俊 54kg)

前走:函館スプリントステークス(GⅢ・函館芝1200m)2番人気8着

函館スプリントステークスから中1週という厳しいローテーションの中、3頭併せの最終追い切り(美浦Wコース6ハロン82.5-67.2-52.6-39.0-13.3)を敢行し、活気あふれる動きを見せていましたので、レース間隔が詰まっている状況でも好勝負に持ち込めるだけのデキに仕上がっていると考えています。でも、直近のレースでは追い切りで良い動きを見せても実戦で結果が出ない、というもどかしい状況が続いていますし、直線平坦コースを得意にしているタイプですから、直線に急坂が待ち構えている中京芝コースへの対応も大きなポイントになりそうです。

 

8枠18番 アサクサゲンキ(牡3歳 武豊 53kg)

前走:葵ステークス(新設重賞・京都芝1200m)1番人気5着

スタートで大きく出遅れ、レースの流れに乗り損ねた前走・葵ステークスこそ5着に敗れてしまいましたが、芝1200mのレースで【2-1-0-1】という上々の結果を残していますし、中京芝1400mで行われた2走前のファルコンステークスでも2着を確保し、中京芝コースへの適性の高さを示している存在ですから、53kgの軽いハンデを活かしての激走があっても驚けないと思います。ただ、コースロスが大きくなる大外枠を引き当ててしまった点はマイナス材料ですので、百戦錬磨の名手・武豊騎手が大外枠のコースロスをどこまでカバーできるのか、というところに懸かっています。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 ダイメイフジ    4.2倍

③人気 ペイシャフェリシタ 5.1倍

②人気 アサクサゲンキ   7.0倍

④人気 アレスバローズ   9.5倍

⑤人気 アクティブミノル  9.8倍

 

《展開予想》

 

内枠からトウショウピスト・アクティブミノル・セカンドテーブル・ワンスインナムーンといった先行脚質の馬がそろっていますけど、いずれも「何が何でもハナへ!」というタイプではありませんから、どの馬がハナを奪う事になったとしても極端なハイペースになる事は考えにくく、遅すぎず速すぎずの平均ペースを形成していく可能性が高いのでは?と予想しています。差し・追い込み脚質にとっては厳しい展開になりそうですが、直線が長い中京芝コースは先行脚質に有利なスローペースになっても、馬群の大外から差し馬が上位争いに食い込んでくるケースが往々にしてあるコースですので、ダイメイフジをはじめとする上位人気の差し馬たちの台頭にも注意したいところです。

 

《最終予想》

 

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美浦坂路での最終追い切りの動きが素晴らしかったのはもちろん、過去5年で4勝・2着3回の好結果を残している5歳馬という点も追い風になりそうなこの馬の差し切り勝ちに期待したいと思います。3歳時に中京芝1400mのファルコンステークスでブービーの17着に敗れていますので、中京芝コースの重賞で通用するのかどうか…というところに疑問を感じている方も多いかと思いますが、この時は不得意な不良馬場に苦労した事が敗因でしたし、前走でセカンドテーブル相手に差し切り勝ちを決めているように、キャリアを積み重ねるにつれてどんどん強くなっている状況であれば、勝ち負けのラインに割って入る可能性も十分あるのではないでしょうか。

 

2018年 最終予想◎単勝回収率204%

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