2018年4月14日(土)
阪神競馬11レース(15時30分発走)
第27回 アーリントンカップ(GⅢ)
阪神芝1600m(外回り)3歳限定
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《アーリントンカップのレース展望》
今週の土曜阪神競馬メインレースは3歳馬限定のマイル重賞・アーリントンカップ!昨年までは1回阪神競馬の初日に開催されていたのですが、今年からはNHKマイルカップのトライアルレースへと様変わりし、1着から3着までの馬にNHKマイルカップへの優先出走権が与えられる事になりました。元々、アーリントンカップはジャスタウェイやコパノリチャード、ミッキーアイルといった後のGⅠホースを輩出する出世レースとして知られていましたけど、昨年の勝ち馬・ペルシアンナイトも昨秋のマイルチャンピオンシップで初のGⅠ制覇を果たしたほか、2週前に行われたGⅠ・大阪杯でもスワーヴリチャードに次ぐ2着を確保するなど、GⅠ路線で目覚ましい活躍を見せていますから、将来の出世が約束されているアーリントンカップで好走し、偉大な先輩たちに近付ける馬が出てくるのかどうか、というところにも注目したいですね。
《予想オッズ》
①人気 タワーオブロンドン 3.3倍
②人気 インディチャンプ 4.2倍
③人気 ダノンスマッシュ 5.7倍
④人気 パクスアメリカーナ 6.3倍
⑤人気 ラセット 9.0倍
⑥人気 エアアルマス 11.0倍
⑦人気 ピースユニヴァース 12.5倍
⑧人気 レッドヴェイロン 16.4倍
⑨人気 ウォーターパルフェ 21.3倍
⑩人気 アリア 47.8倍
《出走予定馬分析》
🐎インディチャンプ
栗東坂路で何度も猛時計を叩き出している「世代屈指の坂路番長」で、好メンバーがそろっていた前走のGⅢ・毎日杯で上がり3ハロン最速(33.6秒)の末脚を繰り出し、僅差の3着に入ったステイゴールド産駒。前走はスローペースに泣いた形のレースになってしまいましたし、道中で折り合いを欠く場面がありましたから、前走よりも200m距離が短くなる点はプラスに働きそうです。ただし、立ち回りが上手なタイプではなく、差し・追い込み脚質が上位争いできる速い流れになった方が良い、というレース展開に結果が左右されやすい馬ですので、出走馬確定後にメンバー構成をしっかりチェックして、差しが決まる速い流れになるのかどうか、というところを見極める必要があります。
🐎タワーオブロンドン
0.6秒の大差負けを喫したダノンプレミアムとの実力差は明白ですけど、先日のスプリングステークスを制したステルヴィオとクビ差の接戦を演じ、3着を死守した前走のGⅠ・朝日杯フューチュリティステークスの内容が光るレイヴンズパス産駒。芝1400mで行われ、アサクサゲンキやカシアスといった重賞ホースを打ち負かした2走前のGⅡ・京王杯2歳ステークスの走りが目に焼き付いていますので、ベスト距離は芝1400mなのでは?と考えていますけど、芝1600mの前走で3着という結果を残しているのですから、同世代相手の重賞レースであれば、芝1600mまでなら好勝負必至だと思います。あとは、年明け初戦になりますので、最終追い切りの動きで調子の良し悪しをジャッジしていきたいところです。
🐎ダノンスマッシュ
2走前のGⅠ・朝日杯フューチュリティステークスで5着に入り、タワーオブロンドン相手に0.1秒差の競馬を見せたロードカナロア産駒。昨夏の新馬戦からセンスあふれる走りを見せていましたので、GⅠで掲示板に入るぐらいの実力がある馬だ、と考えていましたが、前走のGⅢ・ファルコンステークスではまさかの7着に敗れてしまい、一気に評価が落ちてしまいました。前走は年明け初戦でしたから、仕上がり途上の状態だったから凡退した、と考える事もできますけど、近2走はスタートで出遅れた事も大きな敗因になっていますので、叩き2戦目の上積みが見込める状況でも、ゲート難の課題がつきまとっている馬だ、という事を把握しておく必要があるのではないでしょうか。
🐎パクスアメリカーナ
ダノンプレミアムを管理する栗東・中内田充正厩舎が送り出す素質豊かなクロフネ産駒。2012年のヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャの全弟という事もあって、デビュー前から高い評価を受けていたのですが、キャリア3戦目で未勝利を脱出すると、約3ヶ月の休み明け初戦だった前走の500万下・こぶし賞で未勝利戦に続く2連勝を決めています。朝日杯フューチュリティステークス4着の実績を持つケイアイノーテックを前走で負かしている点は見逃せませんけど、前走は「やや重」で時計の掛かる馬場状態だった事が追い風になっていましたから、レース当日の馬場状態が「良」で決着時計が速くなってしまうと、前走の走りを再現するのは難しいかもしれません。
🐎ラセット
2週前のGⅠ・大阪杯を制したスワーヴリチャードを管理している栗東・庄野靖志厩舎が送り出す新種牡馬のモンテロッソ産駒。父系がゴリゴリのダート血統になっていますけど、モンテロッソ産駒はデビュー初年度から芝レースで勝ち上がった馬を輩出していますので、マイナーな種牡馬だからといって安易に軽視してしまうのは危険です。初勝利を挙げるまでに4戦を要しましたが、差し馬不向きのレース展開になった前走のGⅢ・きさらぎ賞で3着に入り、重賞レースで通用するメドを立てた上でのアーリントンカップ参戦になりますから、瞬発力勝負になりやすい阪神芝1600mの重賞レースで更にパフォーマンスを上げる可能性も十分あると思います。
《レース展望から見るアーリントンカップの1着予想》
🐎タワーオブロンドン
約4ヶ月の休み明け初戦になりますので、本調子でアーリントンカップ当日を迎えるのは難しいのでは?とお考えの方も多いかと思いますが、2月中旬からトレセンで乗り込みを重ねているだけでなく、1週前追い切り(美浦坂路4ハロン51.2秒)で優秀な時計をマークしているように、アーリントンカップへ向けて順調な調整過程を歩んでいるこの馬ならば、休み明け初戦からエンジン全開の走りを見せてくれるのでは?と予想しています。距離不安が指摘されていながら、芝1600mの条件でも通用する事を前走で証明した点は好感が持てますし、前走よりも相手関係が若干弱くなっている点もこの馬の好走を後押しする要因になるのではないでしょうか。
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2017/02/25 第26回 アーリントンC(GⅢ)【ペルシアンナイト】