【アーリントンカップ2018】枠順確定!追い切りから見る1着予想/距離短縮と相手弱化が追い風になっているアノ馬が最終追い切りで圧巻の動き披露!

f:id:jikuuma:20180414090132j:plain

 

2018年4月14日(土)

阪神競馬11レース(15時30分発走)

第27回 アーリントンカップ(GⅢ)

阪神芝1600m(外回り)3歳限定

 

↓1日1回応援クリックお願いします(^^)

 

《追い切り後展望》

 

1週前にNHKマイルカップのトライアルレース・ニュージーランドトロフィーが行われましたけど、今回ご紹介するアーリントンカップはニュージーランドトロフィー以上にレベルの高いメンバーがそろっていますから、NHKマイルカップの前哨戦にふさわしい好レースを見せてくれるのでは?と期待しています。レベルが高い上に上位人気馬の実力が拮抗している、という難解な一戦ですが、最終追い切りで見栄えのする動きを披露していたインディチャンプ(栗東坂路4ハロン51.6秒)を追い切り推奨1番手に取り上げます。元々、栗東坂路で古馬顔負けの動きを見せていた馬ですから、近走よりも一気に状態が上向いた、という感じは受けませんけど、時計の掛かる時間帯に最終追い切りを敢行したにも関わらず、脚色が一切衰えず、力強い動きでタフな坂路を駆け上がっていましたので、中2週でレース間隔が詰まっている状況でも好勝負できる仕上がりにある、と考えています。パクスアメリカーナ(栗東CWコース6ハロン83.3秒)が追い切り推奨の2番手。速めの全体時計をマークしただけでなく、ラスト1ハロンも11.8秒という上々の時計を叩き出していましたから、前走勝ちの勢いをそのままキープしている、と考えるべきでしょう。インディチャンプとパクスアメリカーナよりも若干劣る形になりますけど、追い切り推奨3番手にはタワーオブロンドン(美浦坂路4ハロン53.5秒)を取り上げます。関西圏への長距離輸送を控えている事もあってか、強い負荷を掛けない形の最終追い切りになりましたが、休養前と遜色ない動きを見せていましたので、完調手前ではあっても、9割程度の仕上がりにはあると思います。

 

《追い切り後見解》

 

1枠1番 パクスアメリカーナ(川田将雅騎手)

中内田充正調教師に川田将雅騎手という組み合わせは、翌日の皐月賞に出走する予定だったダノンプレミアムと全く同じ。アーリントンカップ⇒皐月賞と土日連続の重賞制覇を目論んでいたはずなので、「ダノンプレミアムの分まで頑張ってくれ!」という思いを陣営の皆さんは持っているのではないでしょうか。スピード勝負に弱いクロフネ産駒の特徴をそのまま受け継いでいる馬ですから、レース当日の馬場状態が「良」だと苦戦を強いられる事になるでしょう。でも、今週末の天気予報は「雨」となっていますので、先週のニュージーランドトロフィーで僅差の2着に入ったケイアイノーテックをねじ伏せた前走・こぶし賞と同じ道悪馬場になれば、勝ち切る可能性も十分あると思います。

 

2枠2番 インディチャンプ(岩田康誠騎手)

栗東坂路で速い時計を連発させて、強い馬を作り上げていく栗東・音無秀孝厩舎の中でも特に調教駆けする馬として知られていて、百戦錬磨の古馬相手に楽々先着するなど、栗東坂路での追い切りで見栄えのする動きを何度も披露しています。ハイレベルなメンバーがそろった前走のGⅢ・毎日杯では3着に敗れたものの、レース序盤に折り合いを欠く場面があっただけでなく、直線でもスムーズに馬群をさばく事ができない、という消化不良なレースになったので、度外視可能な凡退だった、と考える事もできます。この馬はマイルが適距離ですから、前走よりも距離が200m短くなる点は大きな強調材料になりますし、ハイレベルな前走以下の相手関係になる今回こそが最大の狙い目になるのでは?と考えています。

 

5枠6番 タワーオブロンドン(ルメール騎手)

日本馬が大挙した先日のドバイワールドカップデーで旋風を巻き起こした世界的馬主・ゴドルフィンが所有している馬で、キャリア5戦すべてで3着以内を確保している、という安定感をウリにしています。前走のGⅠ・朝日杯フューチュリティステークスでは勝ち馬・ダノンプレミアムから0.6秒差の3着に敗れたものの、重賞初制覇を果たした2走前のGⅡ・京王杯2歳ステークスを好内容のレース運びで勝ち切っていますので、朝日杯フューチュリティステークスよりも相手関係が楽になる今回は前走3着以上の結果を期待できるのではないでしょうか。ただし、ベスト距離は芝1400mですから、ゴール板寸前で息切れする可能性も考慮しておきましょう。

 

7枠11番 レッドヴェイロン(M・デムーロ騎手)

先週の阪神牝馬ステークスで2着に入ったレッドアヴァンセの半弟で、リディルやクラレント、レッドアリオンといったマイル重賞を中心に目覚ましい活躍を見せた馬を兄に持つ、という良血馬。初勝利を挙げるまでに5戦を要した馬ですけど、果敢にハナを奪った前走(未勝利・阪神芝1800m)で2着馬に5馬身差の圧勝を決めているように、実戦を経験していくにつれ、レース内容が良化している、という叩き良化型ですから、前走勝ちの勢いそのままに重賞タイトルを奪取してしまうかもしれません。鞍上にM・デムーロ騎手を迎える点も魅力的ですし、未勝利勝ち直後だからといって軽視してしまうのは危険です。

 

8枠13番 ダノンスマッシュ(北村友一騎手)

昨年末のGⅠ・朝日杯フューチュリティステークス5着という結果を残しているものの、単勝オッズ2.2倍の1番人気に支持された前走のGⅢ・ファルコンステークスで勝ち馬・ミスターメロディから0.5秒差の7着に敗れ、評価が急落しています。先週のGⅠ・桜花賞を制したアーモンドアイなど、初年度から多くの能力馬を輩出しているロードカナロア産駒ですけど、ファルコンステークスの内容があまりにもだらしなかったですし、キャリアを積み重ねるにつれて、スタートが悪くなっている、という点も気掛かり…。朝日杯フューチュリティステークスと同じ走りができれば、今回のメンバーなら上位争いに持ち込んでも不思議ありませんが、近走の内容が悪すぎますので、「△」程度の扱いが妥当だと考えています。

 

《最終予想オッズ》

 

①人気 タワーオブロンドン 2.5倍

②人気 インディチャンプ  2.9倍

③人気 レッドヴェイロン  5.0倍

④人気 パクスアメリカーナ 5.8倍

⑤人気 ダノンスマッシュ  8.4倍

⑥人気 エアアルマス    10.3倍

⑦人気 ピースユニヴァース 23.4倍

⑧人気 ラセット      25.7倍

⑨人気 アリア       51.6倍

⑩人気 ラブカンプー    84.4倍

 

《展開予想》

 

芝1200mでもハナを奪った経験を持つラブカンプーがエントリーしていますので、五分以上のスタートを切る事ができれば、ラブカンプーが果敢にハナを奪い、遅すぎず速すぎずの平均ペースを形成していくのでは?と予想しています。前走で逃げる競馬を見せたレッドヴェイロンはラブカンプーの後ろで折り合いに専念する可能性が高く、エアアルマスやウォーターパルフェといったあたりが先行集団を形成する展開になりそう。タワーオブロンドン、インディチャンプ、パクスアメリカーナ、ダノンスマッシュといった上位人気馬はいずれも差し脚質ですから、最後の直線に差し掛かるまで道中で末脚を溜め、一気の差し切り勝ちを狙う形になるのではないでしょうか。

 

《アーリントンカップの追い切りから見る1着予想》

 

🐎インディチャンプ

デビュー前から栗東坂路の追い切りで圧巻の動きを見せていて、今回の最終追い切りでも水準以上の動きを披露し、好調子を維持している事を証明したこの馬を中心視します。道中の折り合いに不安のあるタイプですから、前走から距離が短くなるのは大歓迎ですし、ペースメーカー的な役割を担うラブカンプーがエントリーしていて、極端なスローペースになりそうもないところもこの馬の好走を後押しする材料になるのでは?と考えています。前走の勝ち馬は日本ダービーでも勝ち負けできる現3歳世代のトップホースでしたけど、今回は前走の1着と2着がいないレースになりますから、前走よりも相手が弱化されるのであれば、この馬が他馬との実力差を示す差し切り勝ちを決めても不思議ないと思います。

 

↓1日1回応援クリックお願いします(^^)

 

 


2017/02/25 第26回 アーリントンC(GⅢ)【ペルシアンナイト】