2018年4月14日（日）
中山競馬11レース（15時40分発走）
第20回 農林水産省賞典
中山グランドジャンプ（J・GⅠ）
中山4250m（最後の直線は芝コースを使用）
4歳以上定量
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《中山グランドジャンプの見どころ！》
国内最長の4250mという長丁場で行われる中山グランドジャンプ。ただ距離が長いという事だけではなく、道中で障害を12回飛び越え、スピードのコントロールが難しいタフな上り下りのバンケットコースを5度クリアする必要がありますので、無事に完走するだけでも立派というレースになります。特に、1.6mというとんでもない高さになっている大竹柵と大生垣は出走馬にとっての大きな関門になっていて、この2つの関門をダメージが少ない形で飛越する事ができるのか、というところが中山グランドジャンプの最大のポイントになっています。また、過去5年の単勝人気別成績を見てみると、1番人気が過去5年で2勝、というまずまずの結果を残していますけど、単勝オッズ1倍台の圧倒的1番人気が負けたケースも2回ありますから、人気が被っている馬の扱いには十分注意してください。
《中山グランドジャンプのチェックポイント》
①過去5年の前走馬体重別成績データ！○○○kg以上の馬が過去5年で大活躍！
まずは、過去5年の前走馬体重別成績から中山グランドジャンプの馬券ゲットにつながっていきそうなデータを探っていきます。冒頭部分でご紹介した通り、中山グランドジャンプは日本国内最長の距離を誇るマラソンレースになりますから、他のレース以上に豊富なスタミナを誇っている馬の台頭が目立っていて、過去5年の勝ち馬はいずれも前走馬体重が500kg以上の大型馬である事が判明しました。今年の登録馬の中で前走馬体重500kg以上の好走データに該当しているのはアップトゥデイト・オジュウチョウサン・テイエムオペラドン・マイネルクロップ・ルペールノエルとなっていますので、これらの馬を中心にした馬券作戦を組み立てていく事をおすすめします。一方、過去のレースでオジュウチョウサンやアップトゥデイトに勝った事があるニホンピロバロンや前年2着のサンレイデューク、といったあたりは前走馬体重が500kg以下となっていますので、データ的には「消し」という扱いになります。
②過去5年の前走単勝人気別成績データ！障害GⅠは前走人気がレース結果に直結！
続いて、過去5年の前走単勝人気別成績を見ていきます。平地のGⅠレースとは違い、障害のGⅠレースは出走馬の顔ぶれがほとんど変わらないため、前走で上位人気を集めていた馬がそのまま次走でも好走する、というケースが目立っています。中山グランドジャンプの場合も同様で、過去5年の勝ち馬はいずれも前走の単勝人気が3番人気以内だった、というデータがありますので、今年の登録馬の中で前走単勝人気3番人気以内の好走データに該当しているアップトゥデイト・オジュウチョウサン・ニホンピロバロン・ルペールノエルは馬券から外せない存在になっています。逆に、前走4番人気以下だった馬は【0-3-4-36】で連対率7.0％という厳しい結果に終わっていますから、前走4番人気以下の不利データに該当しているクランモンタナ・サムライフォンテン・サンレイデューク・シンキングダンサー・マイネルクロップ・メイショウアラワシは今回も苦戦を強いられる事になりそうです。
③過去5年の前走レース別成績データ！アノ絶対王者がまさかの不利データ該当…。
最後に、過去5年の前走レース別成績から好走データと不利データを導き出していきます。中山グランドジャンプは年明け最初の障害GⅠという事もあって、本番前にステップレースを挟むケースが多く、過去5年の勝ち馬はいずれも3月中のレースに出走していた事が分かりました。特に、前走阪神スプリングジャンプ組（アップトゥデイト・ルペールノエル）と前走ペガサスジャンプステークス組（クランモンタナ・テイエムオペラドン・ニホンピロバロン・マイネルクロップ）が過去5年で2勝ずつ挙げていますので、ステップレースの中でもハイレベルな決着になる事が多い阪神スプリングジャンプかペガサスジャンプステークスを経由している馬の評価を上げるようにしてください。圧倒的1番人気が予想されるオジュウチョウサンは昨年末の中山大障害以来の実戦となりますので、前走レース別成績の不利データに該当します。現在障害重賞レース8連勝中の絶対王者・オジュウチョウサンですけど、年明けのレースを使えず、ぶっつけ本番で挑む今回は予想外の凡退を喫する可能性がありますので、オジュウチョウサン以外の馬から予想のアプローチを仕掛けていく必要がありそうですね。
《過去データから見る中山グランドジャンプの1着予想》
🐎ルペールノエル
前走馬体重別成績（520kg）・前走単勝人気別成績（2番人気）・前走レース別成績（阪神スプリングジャンプ）という3つの好走データすべてに該当しているこの馬がおすすめ！GⅠどころか重賞レースすら勝った事がない、という格下馬ですけど、2016年・2017年の中山大障害で3着に入っているように、オジュウチョウサンやアップトゥデイトが出走していたGⅠレースで上位争いをした実績があるのですから、オジュウチョウサンに不利なデータが存在している状況であれば、実績馬たちを一気に打ち負かす事になっても不思議ないのでは？と考えています。
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2017/04/15 第19回 中山グランドジャンプ（J・GⅠ）【オジュウチョウサン】
